アニメ「デジモンクロスウォーズ」(東映アニメーション、2010)感想

俺の人生における前回までのあらすじ:
 201709アプモン終了シンギュラリティによる壮絶なデジモンロスを受け、祝クロノアアニメ化も兼ねたクロウォ3期を閲覧し終えた枕さんは、シャウトモン萌えでなんとか乗り切れるかとクロウォ1期に手を伸ばしたのだった。


次番組つなぎ:

このあとは、「みんなの家庭の医学」! シャウトモン台詞
アニメ「デジモンクロスウォーズ」(東映アニメーション、2010) 枠終了後
TVP「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」(テレビ朝日、2010-2017)の番宣

 このセリフは巧すぎる。坂本千夏さんの本領というか、実力を見せつけていて恐ろしい。なお同時期の作品としては、アニメ「ハートキャッチプリキュア!」(東映アニメーション、2010)にてキュアフラワー67歳を演じていらっしゃり、私の耳にはまったく同人物感がなくて笑う。むしろシャウトモン調で喋るプリキュアとか新しいのではないでしょうか(未確認)。

#01:
 再閲覧
 車がビルに刺さっているところしか覚えていなかったのだけれど、シャウトモンがこんなにタイキにラブラブビームを投げていたことが意外だった。なにせ、

俺はお前に惚れたぜタイキ! シャウトモン台詞

とまで発言(さらに腰というか尻ぽんぽん)しているのだ。なおこの後、好意の矢印がシャウトモン→タイキ→その他大勢(ほっとけない)という基本構成になるとは予期していなかった。
 アイキャッチにアグモン・ガルルモン・ギルモン・ブイモンと1-3作目主要デジモンが登場していたことについても記憶がなかった。
 モニタモン:丸山優子。アプモンのテラーモン。

#02:
 再閲覧。
 人間世界に帰るというタイキたちを、接待で引き留めるシャウトモン。具体的にはリリモンの踊りとか、同じ味の饗宴料理とか。

#03:
 デジモン使役者の呼称として「ジェネラル」が登場しているが、これすなわち他作品における「テイマー」「アプリドライバー」「闘神士」に相当するのだろう。

#04:
 @アイランドゾーン。
 OPの位置がほとんどど真ん中の10分経過後。
 デジノワはバンダイから発売されてました、サラダ味。

#05:
 タイキさんがデジメモリの端子部分を指でぎゅっと握っている。やめてあげて。

#06:
 まさかの3話ブチ抜きアイランドゾーン編。このあとも2-3話1セットでゾーンが展開するため、1話完結だと思っていた私にとってはちょっと胃凭れ気味。

#07:
 @マグマゾーン。風呂回。
 プレイリモン:菊池こころ。ガッ、ガッチモン! ガッチモンじゃないか! 礼儀正しい諦観的なガッチモンといった観。
 ドルルモンを仲間にしたいタイキに対し、自分がいちばんのパートナーなのに、と嫉妬心を燃やすシャウトモンに萌える回。

#08:
 牢屋から脱出した直後、プレイリモンがタイキの隣にいるので、まるでバディのようであった。
 モニタモンがブラウン管(地デジ未対応)だということが判明する。しかし時代はすでに2017年、「ブラウン管」ネタはいつまで通用するのかしら。

#09:
 デジメモリはガルルモン。しかしピンチのたびに奥の手が出るドラ道具みたいな扱いのデジメモリだが、今後も集めつつ使いつつっていう展開だったらちょっと萎えるな……。

#10:
 @レイクゾーン。
 タイキが過労で倒れ、シャウトモンは枕になり、すわゼンジロウの出番かと思わせる、1時間SP前半。

#11:
 1時間SP後半。巧いミスリードがありました。
 いわずもがな、クロウォの正ヒロインはシャウトモンなのですが(あるいはプレプレ)、形式上のおにゃのこ参戦キャラであるアカリちゃんが今回のキーです。
 コードクラウンを持ち出そうと画策したリリスモンにかどわかされて操られたアカリちゃんですが、その引き金となったネガティヴな感情は、作中でシャウトモンやゼンジロウが指摘していた「タイキをバステモンに取られてしまうかもしれないという嫉妬」ではなく、「タイキの看病役がバステモンに取られたことで、デジタルワールドにとって自身が不必要となってしまうかもしれないという不安」でした。マズローでいうところの、第四段階:承認欲求を求めたことによる暴走であり、タイキに対する第一段階(性欲)とか第三段階(性欲)ではなかったとみなせます。
 となると、バステモンへの中の人AKB起用は頷けるところで、女子中学生が現役アイドルに叶うワケないじゃん、とミスリードを強化していますね。
 なお、作中ではタイキが休養中に「ジェネラル代理」としてゾーンを守っていた、そしてアカリの異常に気付けなかったゼンジロウに対するフォローも入ります。タイキ以外のメインキャラ2人の肉付けとなりました。

ネネ、こいつを滅ぼせばいいの? スパロウモン、クロウォ#11

 一言目から破壊衝動。前にも書いたが、スパロウモン:菊池こころ、のガッチモン成分はほとんどわからないレベル。

#12:
 @サンドゾーン。

 どう戦うかを考えるアニメに特化していくクロウォ。まぁタイトルからして戦争モノなので戦術・戦略が要になるのは必然か。

 リボルモン:皆川純子。検知できず。不覚。

#13:
 バアルモン(小/大)、誰かと思ったら岸尾さんか。調べないとわからなかった。ゼンジロウと話し分けができていて技能に敬服。タイキに対し「俺のことは構うな」とか言ってほっとけないフラグを立てた。
 んでバアルモン(小)に萌え萌えしていたら不憫キャラ・同士討ちキャラであることが判明したり、シャウトモンがタイキを仕留めに来たり、バアルモンがリリスモンに仕留められたり、来週はベルゼブモンだったりで情報過多。1クール終わりだからかバアルモンの話を畳みに来たらしいが展開早い。

#14:
 いちおう、閲覧推奨回に挙げておきますが、展開が巧みで凄いのか、それとも展開が早くて凄く見えるのか、判定がつかない。

先週リリスモンに「絶対×ぬ攻撃」を受けたバアルモン

ファラオモンが女神の戦士の療養所を再建し提供、バアルモンにダウンロードを施すと助かるそうだ

ダウンロード中はクロスローダーが使えないので、デジクロスなしでクロスハートVSリリスモン軍団

ダウンロード中につき戦線に立たないタイキに、シャウトモンが文句を言いに行くも、バアルモンとの強い絆(助けてくれたから仲間だ、とか何とか)を目の当たりにし、敵戦は俺たちに任せておけ、と告げる。ここでのシャウトモンの混乱・困惑は必見。

さてダウンロード完了。この世界では「タイキのほっとけないフラグを立てておけば×なない」という鉄則の適用に安堵

リリスモンの手下ハイムゲンドラモンにX4Kが苦戦、砲撃を受けそうになるところをバアルモンが庇って散る。あ、あれ、フラグ……先週の次回予告は何だったの……

と思っていたらなんかベルゼブさんとして復活。

前世の恨み、晴らさせてもらうぞ! ベルゼブモン台詞
アニメ「デジモンクロスウォーズ」(東映アニメーション、2010)
#14「戦士ベルゼブモン、舞う!」

とか言ってる。復活理由は「女神の戦士として再誕」らしい。きっとこの後バアルモンに戻って(できれば小時代まで戻って)クロスローダーに入るんだね、と思っていた

なんか消えた

皆川リボルが仲間に

 現場からは以上です。しかしまぁシャウトモンたちは、なぜタイキがバアルに絆されたかを知らないままバアル防衛戦に入ったため、「一発済ませてきたのかしらん」ぐらいは邪推していていいと思う。

#15:
 @ヘブンゾーン。
 初っ端から「バアルモンはベルゼブモンに転生してクロスハートの仲間になったよ」とタイキが説明しているが、それ不確実な情報あるいは個人の感想だよな。

俺はいつでもお前の近くにいるさ。 ベルゼブモン台詞
アニメ「デジモンクロスウォーズ」(東映アニメーション、2010)
#15「ヘブンゾーン、楽園の罠!」

 ……と思ったら、個人の感想じゃなくて仲間になった描写を省いたことが判明。あ、もしかしてクロスローダーに入る代わりに黒い羽根を散らして登場/退場するキャラなのかしら。ともあれタイキと見つめ合って笑い合って、第2クール(#15:2010/11/09)のヒロインの座を射止めようとしていますがそれでいいのかクロウォ。万が一の可能性としては、吉田玲子が前クールの情報を把握しきれてないのかも……。
 なお服の露出度がやっぱり目の毒、フロンティアでお世話になったルーチェさんは松野太紀、デジセイのアグモン。

#16:
 ベルゼブさんへの上記仮説がマジになりそうなのだが、クロスローダーに入らないデジモン、って、要するにピカチュウポジションで。

#17:
 OPのキャスト欄表示のタイミングが変わったらしい。
 スパロウモンがタイキに心を開くいい話なんだけど、そもそもタイキがデジメモリ使うに至るの遅すぎないか。

#18:
 @フォレストゾーン。
 OPのキャスト欄表示のタイミングが戻ったらしい。
 召喚時にデジメロディが鳴っているが、今回からか?
 突っ込みドコロが多すぎて、こちらが困惑するというケース。脚本は三条。

#19:
 登場キャラのうち、もっとも愛深き者、蒼沼キリハのもとにデッカードラモンが身を寄せた回。
 ラブラブダンスは直視に耐えかねたが、楽曲の拍とフリが(意図的に)ズレている、フレーズを発声し続ける必要がある、ステージと照明と観客が必須、など、ただ踊るだけのダンスに含まれないハードルが多いので、ぶっちゃけ羞恥以外の難易度も高いというのがキモであります。キュートモン&ベルゼブモン(選べるならばバアルモンで)版も見てみたかった。

#20:
 @ダストゾーン。

#21:
 すっかり戦争モノのていとなってしまい、もうスパロウモンにガッチモン成分を見出すコトくらいしか楽しみがない。
 なおキリハの洗脳を解くためにタイキが取った手段は「殴る」。やはり一般ピーポーに思いつく洗脳解除方法は、正拳突きしかないのだろうか。こういうときこそラブラブダンスを踊るべきではなかったろうか。

#22:
 @ゾーン移動中。
 デジメモリのインプモンを見て思い出したが、デジタル空間でのピンチなので同空間を粒子化せずに飛び回れる、頼れる黒羽のキャラがいたような気がしてたんだけど、今回未登場。ええと、フォレストゾーンにはいたがダストゾーンから不在だな。アルカディモン戦での重要な戦力になりえたのだけど……。
 そしてゼンジロウがデジメモリをやろうとしてやっぱり発動しない。

#23
 @シノビゾーン。
 ゼンジロウがカラテンモンを笑わせようと「ブラストモンの物真似」を披露しようとしていますが、これは声優ネタですね。というか調べるまで若本規夫だと思っていて、どうして声優欄にいないのか訝っていて、誰かフォロワーがコピってるんだなと思っていたんですが。なおもちろんバアルモンでもヤシャモン(時駆け)でもオッケーですな。
 カラテンモン:八奈見乗児。いわずと知れたゲンナイさんである。

#24:
 デジモンデータコレクションで突然のゴマモンなんだけど、とくに本編(シノビゾーン城攻略)との関連は不明。

#25:
 @ディスクゾーン。
 足場が崩れやすいステージでどう戦うか、という話。
 シャウトモンが、デジクロスのベースとして体力も精神力も不足している、とキリハの持ちデジモンに看破され、ショックを受ける挫折回。
 デジモンデータコレクションはユキダルモンだった。背景には首から下が雪玉のシャウトモン。季節モノですね。

#26:
 #25-26でシャウトモン挫折→修行→決意→勝利。2クール終わりかと思ったら、#30まではクロウォ無印。
 #20以来、ひさびさのベルゼブモン登場。皆川リボル(登場時に帽子を銃でチョイと上に上げる。この仕草の名称を知らない)とデジクロスしちゃうし、特訓中のシャウトモンに稽古をつけちゃうしでかわいい。ところでどうして彼のバトル参戦度がイマイチなのかというと、

このへんか。

真実はいつもひとつ! キュートモン
アニメ「デジモンクロスウォーズ」(東映アニメーション、2010)
#26「シャウトモン、キングの証!」

 高山みなみ作品パロとしてやっておくこととして、魔女宅とか味っ子とかTWO-MIXとかあるんですが、基本中の基本ともいえる名探偵コナンネタを披露、担当は天野ネネこと戸張レン(時駆け)こと桑島法子。

 デジモンデータコレクションは僕らのアイドル、エクスブイモン。「3度の飯より筋トレが好き」とモニタモンが発言したが、それは知らなかったなぁ……02本編では言及なかったと思うけど……。

#27:
 @スイーツゾーン。
 閲覧推奨回。静画・動画ともに見事、脚本も順当。敵方がシャウトモンに「バナナは皮を使用する食材」だと嘘を教えるくだりも及第点。ただし料理勝負の行方が、「心の籠もってるほうが勝ち」という料理マンガ史上もっともわかりやすい理由に落とし込まれていて(もっとも、アカリは料理経験ほぼゼロとのことだったので、技術的な勝利を収めるのは万に一つもなかったが)、欲を云えばひと捻り欲しかった。
 なお味勝負に負けた敵がタライを喰らうシーンのカメラは、(ピントが合っていませんが)スパーダモンの股間をほのかに下から、というモフモフ御用達なので、適宜お納めください。

スパーダモン:真田アサミ。X4SのSは真田のS、と覚えると覚えやすい。
コロナモン:キャスト欄ないが40話再登場時に判明。キュートモンママと同じく井上富美子。

#28:
 よくできたご両親で、キュートモンが助けに行くんだけど、X5がバトルで苦しんでるからそっちを助けに行けって諭すんですね。んで、よくできたお子さんが、激烈治すビーム(作中では「ヨクナオール」)をX5に喰らわして治します。んで、ご両親のほうはスパーダモンの剣技とタイキの空中キャッチで救ったカタチ。泣けるシーンなんだけど全面的にスパスパがかわいいせいで、キュートモンが霞むという予想外の展開。これだけカッコよく活躍したスパスパはついてこないという予想外の……展開……きっと旅をするよりも、コロナモンとイチャイチャしてたいんだろう。

#29:
 @ソードゾーン。いきなりのヴォルフモンにディノヒューモンでフロンティアチック。
 ラストシーンは人間世界編の幕開けだ! 半透明のちっちゃいシャウトモンがアプモンに見えてしまうのはサガというものなのだ。

#30:

さあ、私のデジメモリを、どこか広い場所で使うのだ。 オメガモン台詞、「広い」語調強
アニメ「デジモンクロスウォーズ」(東映アニメーション、2010)
#30「新たなる旅立ち!! 東京大決戦!!」

 デジモンワールドに戻れるのはタイキだけだよ、とザコ2人を切り捨てたオメガモンが、人間世界でのリアライズについて注意喚起。建造物を壊さないようになのか、自分の体に傷をつけたくないからなのか、どちらにせよそんなこと気にするキャラこれまでいたっけか。
 特筆すべきは、アカリの勇気の力と、ゼンジロウの友情の力が、たぶんオメガモンの何らかの干渉によって、デジクロスに入り、シャウトモンが進化したこと。つまりアカリさんは部分的に太一さん、ゼンジロウは部分的にヤマトさんという役回りということになるが。私も部分的にデジモンカイザーになってプレプレとスパスパを虐げ……従えたい。