fiducia


ひとつめの話
黒髪の少年アトラは、黒い獣シャトを連れて夜の街を走る。
自分の力は、何かを守るためにあるのだという事を知っているからか。

ふたつめの話
いつもの会話。いつもの風景。いつもの食事。

みっつめの話
城下町。それは城を中心に広がる街。 城。それは王の住まう権力の象徴。
出会いの待つそこへ、初めて足を運ぶ。


よっつめの話
今日は白き術師ルティアの息子、黒髪のアトラの成人の儀。
そこに現れたのは、見覚えのある姿だった。






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