PC『Forever Worlds』(2004、Hexagon Entertainment)感想
英語版をクリアまでプレイ。えいごいちわりくらいはりかいしたよ。
なおパッケージ表紙の赤丸に「LIMITED EDITION」って書いてあるものには、ガイドブックが付随してるそうですが未見です。
ハイライト
- 『オラクルの宝石』で知られるコートランド・シェイクスピア氏の作成したゲーム4作目
- アドベンチャーゲームの間際にオラクルっぽいパズルが挟まるかと思ったらそうでもない
- デカい人外めっちゃ出る
さて
コートランド・シェイクスピア氏の作成したゲーム4作目です。
1作目はいわずと知れたオラクルの宝石、2作目はオラクル続編。
3作目は『The GRID』(2001、Protostorm)というオンラインゲームですが、2021年現在遊べるところはなさそうです。
やはり気になるのは、氏の特徴であるパズルと奇妙で快い世界観がどれだけ盛りこまれてるか、なのですが……
パズル
ぶっちゃけオラクルっぽいパズル集ではないです。
収録パズルの傾向はおおまかに2パターンに分かれるんだけど、
- 選択肢を選ぶと、「OK」か「NG」に相当するリアクションが返ってくる。「OK」が出続けるように選択肢を選び続ける。
- どこかに選択肢のヒントが示されている。そのヒントに合わせて選択肢を選び続ける。
-
- 回転することで6種のポジションを取る記号群が3つあるので、ヒントに合わせて揃える
- (蝶のレシートを出す機械)
- ボタンが複数あるので、ヒントに書かれた順で押す
- (蝶を解放するステージの机)
で、前者は総当たりを試すようなオペレーションにしかならず、単純作業に終始するんですよね。
後者のうち回転するやつはヒントが限定的でオラクルっぽいのですが、ボタンのほうはヒントまんまなので頭は使わない。となると正直オラクルっぽさを求めるのは無体といったところ。
奇妙な世界観
これを楽しむために買っていいかな……氏の箱庭的世界観に興味があるなら。
- 序盤で黄色いトカゲが出る
- 主人公の肩に乗って喋り続ける。いわゆる愉快な随伴者ポジだが英語なのでよくわからない。
なんかよくわからんが蜂の歌「Buzz Around」を歌って「いぇいっ!」っていう(かわいい)。 - そしてデカいコンドル、デカい蝶、でかい緑の恐竜、でかいモフモフ蜂……
- 氏にデカ人外属性があったとは知らなかった。まぁそのデカいと物理的に○ッ○○できそうな感じがするので妄想は捗るね。ミツバチ♂は交尾すると×ぬけどな……
- なんかよくわからないけどみんなチョコレートで解決するっぽい
- チョコレートを捧げることで面が進む。
が、だいたいのチョコレートは床に落ちている(拾って使う……) - 住民はなんか光でできた全裸のツルツル透過ボディなので人間嫌いでも安心だねっ
- でも気を抜いてると普通の人間がばっと出てくるので要注意。主人公の妻とか
そのほか諸要素
- Google Mapみたいなグリグリ操作で進む
- 現在位置を見失いがち
- オラクルの宝石でおなじみリセットボタンこと金鳥ちゃんがいる@ホテルのロビーっぽいところ (翼を閉じてる)
- 本作は全編英語だし、大半がセリフなのでしんどい
- そもそも難解な物語なのに、輪をかけて外国語なので壁は厚い。
- オラクルは世界観説明が極小だからな……最初の導入さえ理解ればのめりこめるから、言語的なハンディキャップにおいては優位にありますよね。