アニメ「SHOW BY ROCK!!#」とアニメ「SHOW BY ROCK!! しょ~と!!」の感想

アニメ「SHOW BY ROCK!!#」(ボンズ、2016)

#01

  • 前作のラスボスが復活して、世界を崩壊させようとしたので、過去に戻って歴史改変する、という話。
  • 嵐きゅん背低い。朧・燐のあいだに並ぶと頭ひとつちいさいね。
  • 忍迅雷音がプラズマたちの前から消えるとき、嵐きゅんが「忍法! ライトニングシュリケン!」と唱えていた。この呪文は別に手裏剣投げるときに限らず唱えていいモノらしい。とすれば「ライトニングシュリケン」は流派名か宗派名か、あるいは忍法使用時の決まり文句だと考えるべきだろうか。火遁も水遁も雷迅も、色香の術も同衾も、「ライトニングシュリケン!」と口にするのだとしたらそれはもう告白で(略)
  • シアンちゃんが救世主みたいな扱いで求められていた。
  • で、「あれ、これシアンを嵐きゅんが時空間移動で迎えに来るのがスタートラインなのか」と思っていたら、神威さんが迎えに来たのでびっくりした。というか、神威さんに迎えに来てもらった挙句、全裸に脱がされて体内に取り込まれる、というシチュエーションは、神威さん推しにとっては垂涎モノである。もし嵐きゅんが俺を迎えに来て全裸(検閲)体内(検閲)エスコートされたらタブン狂喜する。
  • アルカレアファクトは絵面登場するも声なし。トラクロ・徒然は動画ありましたがセリフなし。

 さて、声優ですな。

  • 嵐:廣瀬直也
  • 神威:最上嗣生

 嵐きゅん誰かな誰かな(編注:シュウ☆ゾーまりまりと同じくキャスト変更だと思っていた)と考えていたら、ゲーム版本人だった。
 忍迅雷音はこの二者以外に表記ナシなので、残り二者は別キャラの兼任と思われます。よって朧さんのCVは、プラズマかシンガンか社長か秘書か、クリクリかピグマカロン(千葉泉)かMC(布施川一寛)か、ダガーかキングかみゆきちです(燐ちゃんもこの中のいずれか)。

#02

  • 神威さんの一人称は「われ」。表記は「我」でしょうね。
  • BRRのビルを神威さんが壊した代償は、忍迅雷音の後援団体(時空間移動を行う以上は国家組織が関わっていると考えるべきだろう)が支払うのだろう。よもや嵐きゅんが路頭に迷ったりBRRにて下働きしたりはしないと……思いたい……
  • モアがすべきは現地でバンド演奏するんじゃなくて、バンド演奏によってメロディシアンが発電するので火力原子力よりもいいかもしんないということを報告書にまとめて、音声ファイルでも動画ファイルでも添付して送ること、なんだよな。今回のは王と王妃、つまり権力者のコネを用いた揉み消しに近く、普通の調査員からするとテメェドキュメント仕上げろよとおこっていいトコロではある。

#03

 つぎはぎくんは出るも、がしがしくんは出ません。今回のお菓子回にしろ次回の水着回にしろ女子力寄りなので、イケメン見たい視聴者としてはしんどい。
 バイレッドのCVはゲーム同様たかはしごう。この方は『CARNIVAL・BABEL・REVIVAL~カルナバル・バベル・リバイバル~』の編曲とか、スクラン最終話ED『School Rumble 4 Ever』の作詞作曲とかあるんですが、わかりやすく説明すると残テの高橋洋子の弟さん、サンリオ関係だとディアダニエルの声をご担当。

#04

 レトリーとロージアちゃんが反発しつつも交友を深める回……だと思いました。簡素な感想。審判役の海パン犬系ミューモンくらいしか見所がなかった。

#05

 チタンくんに対する好感度がマイナス100からプラス10000くらいになっちゃったんだけど、だってほらこないだ金の力でシンガンをでろでろにしようって言ってて、アレカレアファクトってやなヤツー感しかなかったんですが、アレ率先してたのって隣の眼鏡インテリ(オリオン)だったんだっけか。ともあれ水色髪の弟1と弟2の登場で神聖属性(キリンペガサスユニコーンあたり)持ちケモショタはみんなコロリとやられちゃったんじゃないかしら。俺はダンゼン1派だな!

  • しかしいまどき下水道暮らしって、ギャグマンガでもやらないんじゃないか……あ、いや、ピアノ弾けるんなら演奏家でもピアノの先生でも、表舞台で仕事ができないというのなら(貧乏暮らしは親御さんの没落のせいなんだそうだ)ジューダスの隠れ蓑で作曲家でもスタジオミュージシャンでもやればいいのに、選んだ道が
    独自の世界観と、サウンドルをばらまく斬新なパフォーマンス スマートフォンアプリ『SHOW BY ROCK!!』公式サイト、キャラクター、アルカレアファクト
    っていうのは、世渡りがメチャクチャヘタなのか、誰かに強請られているかのいずれかなんだろうとおもいました。宴席のマカロン紙に包んでポケットに忍ばせ、持ち帰って弟たちに振る舞うとかいうベッタベタ不憫エピをやってる暇があったら、ちょっと人生見直して金ばら撒きパフォとかやってる団体に所属してること自体を疑ってほしい。
  • ところでマカロン食べてるシーン、一瞬映ったAmazon風段ボールに忍迅雷音ロゴのシールが貼ってあるんですけども、この件に忍迅関わってないよな。MIDICITY滅ぼさないために何度目かの世界線でユニコーンの1家族を崩壊させといた(忍術で)とかいわれたら俺はどっちについたらいいかわからないし、そんなシナリオは誰も待田に期待してないし。
  • なお冒頭のシンガンカレーネタは初期の動画「SHOW BY ROCK!!【レジェンド・オブ・シンガンクリムゾンズ -EP3-】」のリバイバルですね。
  • 「ジャスタウェイク」っていうから僕ベガスの『Just Awake』(アニメ「HUNTER×HUNTER」(マッドハウス、2011)ED1/5)かと……。

#06

 理路整然とした待田脚本でございました。プラズマはシアンのスランプ、シンガンはロムとシュウの確執、ロージアちゃんはダガー絡みのヴァージンバンド(名前を覚えていない上に意味の通る言葉になってしまった)への噛みつき、トライクロニカは後輩バンドの不正疑惑。
 バイト先はプラモ屋ですかね。ずびっつの箱とか積んであったけどねんどろとかキューポッシュとかが用意されているのかしら。
 そして来週は宇宙かわうそです。テレパシーで話すのか。楽しみ楽しみ。

#07

 作画少し乱れ……あ、いや、顕著に乱れましたね。とくに1回目ガウガ登場時の前後。
 ロムさんとバンド組んでた時代の「シュウ」は、スタッフロールによると「愁」なんだそうです。

 そして満を持してのガウガストライクスの面々。タイアップバンドはカフカなので、ゲーム版準拠ですとVoのCVはカネココウタさん。あー、やっぱウチュウラーの途中参加って、ミウラウチュウさんの2013年04月参加とリンクしてたのね、と調べて実感。
 キンタウルスは野島裕史さん。デジモンセイバーズのトーマ、イナイレの豪炎寺修也、ハンター2期のコルト。
 デーヤンは霜月紫さん。ヒロアカに出てる。
 ダイシゼンさんは佐々木義人さん、オガサワラでおなじみ。
 そしてわれらがウチュウラー、キャスト欄なし。候補はプラズマシンガン、吉野、うえだゆうじ、宮野、徒然だが……潘じゃないかなぁ、ゴンに近いような気がするが(なおスタッフロール確認前はツインズのどっちかだと思っていた)……あ、「ウィキペディア」に本人Twitterソースで潘さんだって書いてあるね。キャラソン来いキャラソ……あ、テレパシーで歌唱するキャラソンは珍しいかもしれない。セル画も口パクしてませんねウチュウラー。
 しかしキンタウルス、立ち姿が画面に映えること。狼キャラにオオカミシッポのシルエットはフォトジェニックですなぁ。ダサTネタも消化。

#08

 ヒドい脚本でしたね! (脚本というか、プロットが。)
 1期#08を彷彿とさせる怒涛の落とし込み、急流瀑布の滝落としでありました。シンガンは新曲で対バン勝利、アルカレは不正発覚&チタンとオリオン喧嘩→和解、クリクリはロージアちゃんが隠していたVVL(誤)への葛藤を他メンバーに涙の暴露。さらに、プラズマはシアンレトリーがアルカレ不正調査、チュチュモアはクリクリ3名がロージアちゃんを心配していることへの相談に乗る、とツーショット×2、さらにさらに、シュウ☆ゾーはロムのパンチを受け止め、ツインズたちに感謝の言葉を紡ぐ。全部乗せでございます。

  • アルカレの買収対象が会場スタッフであり、あとサーバをハッキングして票を水増ししていたと発覚。……えーと、聴衆に直接札束握らせるのはさすがにヤバいと思ったのか? それともMIDICITYのリスナーは、幾ら貰っても自らの音楽評価を変えないピュア批評者ばかりなのか?
  • シンガン歌唱時が人間モードです。ミューモンじゃないです。もともとゲームではふだんがミューモン、歌唱時にノッてくると人間モードなんですが、アニメでは普段が人間モード、歌唱時がミューモンでした。今回のシンガン歌唱はアニメ的には例外。……なんか2期、CGでミューモン作るよりも見目麗しいボーイズアンドガールズをガンガン出したほうがいいと判断してるみたいですね、1期の名物だったミューモンバトルなんかもすっかり息を潜めています。
  • チタン君が家庭環境をアルカレの3人にヒミツにしていたように、アルカレの3人も買収の件をチタンに黙っていました。なのでチタン君は世渡りがヘタでもなく、強請られていたのでもなく、信じていたバンド仲間がたまたま悪事に手を染めた、というだけの話でした。その悪事というのもアルカレのマネージャーに洗脳された結果だった、という伏線が見えているので、なんとアルカレに悪いヒトはいないんだよという着地具合です。とはいえ因果応報、オリオン・アルゴン・セレンの貴金属やら貯蓄やら一式(あの様子だと土地や建物の名義書なんかもパクられてそうですね)がマネージャーに奪われていますね。

 べつにヒドくないじゃないかって? ここまでストーリーに発破かけて進めたってのに、チタン家+アルカレ3名を下水道にご案内、チタン弟ズの生育環境を改善するどころか親族以外も巻き込んでるあたり、呪わしいと思いますがどうか。あとミューモンが少ない。

#09

 プラズマとBVLが対バンしてプラズマが勝った。

#10:

 なんだこれなんだこれ。要素詰めこみは#08でやりつくしてたと思ったら、名前の似ているあのコとあのコが兄妹だって!? という隠された関係性の暴露でネタ重ねてきたぞ。

  • なんか怪しかったアルカレマネージャーは闇の女王であり、ぴゅ~るランドライブの日にMIDICITYを滅ぼすと宣言。ストーリー進行まったく無視するけど沢城は1曲くらい歌ってから帰ってほしい
  • アイレーンがアイオーンの妹さんであると判明。
    アイオーンは父親からの帝王学教育に耐えかねて家出したとのこと。んで、後釜としてアイレーンが虐げられた結果、妹さんの心中には「大好きなお兄ちゃんが出て行ってしまった」「出て行ったのは音楽のせい」「自分が家の後継者になるため詰め込み教育をやらされているのは兄のせい」とつながっていったようです。で、30分以内に和解、「大好きなのだ!」と言わせる脚本。ED曲中の新規CGはアイオーンの背中にアイレーンが抱きつくの図。アイオーン長身だからそういう構図が映えるのよね。
  • ラストは吉野もといキングが得意顔で登場。俺がラスボス倒すぜ! みたいな勢いだがどうなるのだろうか。流れとしては絶対にシアン(プラズマ)が闇の女王を撃破しないといけないので、そんなふうに啖呵を切っても捨て駒になる可能性があるよ吉野ー。

 残ってる要素は、徒然が追っかけてたデカいメロディシアンなんちゃら。1期よろしく巨大化したダルマが、あのデカいメロディシアンを闇の女王にぶっつけてフィナーレ、とかだったら、忍迅の出番はもうないかもしれない。そんな世界線。

#11

  • 吉野の腹案は、「吉野がキャラソンを歌う」ではなく、「シンガンプラズマクリクリトラクロみんなで曲を作る」であった。ロムがプラズマの歌を、リクがクリクリの歌を歌った前例はあるとはいえ、まとまる感がゼンゼンないけど……1番プラズマー、2番シンガンー、みたいにしちゃったほうが。おばけのホーリーEDみたいに。
    あと、この合作は、アニメ1期から引きずっているロムとシュウ☆ゾーの確執、同バンドで喧嘩別れして、お互いにお互いのバンドで切磋琢磨して、んでこういう形でまたいっしょに歌を作っているよ、という終着点としての意味合いがあります。
  • 先週、みゆきちに「歌ってー!」とラブコールを送ったのだが、ホントに歌ってくれていた。子供時代回想の一部がミュージカル形式でした。ありがとうございます。
  • 徒然がメロなんちゃらをゲットした帰りの下山時、ガウガの面々が登場してますね。荷物多そうだから送ってくよ、ていうか全部運ぶよダイシゼンさんが、的な。

#12

 がしがしくんアターック!

  • 闇の女王の倒しかたは、光り輝くがしがしくんの頭、もといメロディシアンアルマースをダルがぶっつけた後に社長が命を賭して押しこんだカタチ。闇の女王の闇堕ち回復、社長生還も含め、わかりやすくてよかったかと。
  • 合作曲のダル歌唱パートはいつ割り振ったんだろう。おそらく作成中にキングが「ここはダルさんが来るから……」とか口出したんだろうな。
  • プラズマのED演奏開始時点の枕さん:忍迅、出なかったらどうしよう、尺の都合としてもワンカットは出ないと#01の伏線回収にならないから出るんだろうけど……不安だな……
  • 忍迅登場時の枕さん:第1話と第12話の収録された円盤買えばいいことになったな。
  • ラストの「詩杏のコンサートをミューモン(アニメ3Dではなくゲーム2Dイラストに近い)が観ている」のは、現実世界に戻っても、プラズマやミューモンのみんなは(スマホゲームの中から)詩杏のことを見ているよ、つながってるんだ絆なんだ、というコトですね。

 「SHOWBYROCK!!しょ~と!!あんこ~る!!!」はセレクト回とのこと。

アニメ「SHOW BY ROCK!! しょ~と!!」(ボンズ、2016)

全12話。観了。
 おとこのこの出ている回は楽しいが、おんなのこメインの回はつまらないな。……という、作劇も作画も意識してない感想を抱いてしまった。あー、ある意味、肩の力抜いて閲覧できたからよかったのかもしれないけれど、もうちょっといろいろ考えながらアニメ観ないと先に続かないなぁ。
 あ、あーくん(編注:徒然の阿さん幼少期をおにゃのこだと気づかずに観ていたときの呼称)かわいかったですよ。道着道着!