前に戻る


「先輩・・・き・・・にっ・・・しないで・・・」
気にしない・・・わけではないが、
興奮状態では・・・どうしようもない。
かき回している中、紅竜はこう俺に求めた。
「先輩の、濃厚なやつを・・・くだ・・・さい。」
俺の精液をくれというのか・・・?
紅竜がねだるような目で俺を見る。
そして、その通りにしてやるのか、
下半身が、激しいピストン運動開始し始めた。
「んんッ・・・はぁ・・・ふッ!!」
クチュ・・・クチュと、いやらしい音を立てるようになった。
女性との性行為はこんな感じだろうと・・・
「ああ・・・先輩・・・」
紅竜のささやくような声が聞こえる。
「・・・紅竜ッ!!」
俺は段々激しくしてやった。
ピストン運動だけだったが、しだいに中身をゆっくり掻き回したり、えぐるように強くしたり・・・


グチュ・・・ジュプジュプ・・・グプッ!ブチュッ!!


いやらしい音がさらに激しくなる。
そのたびに、紅竜の喘ぐ声が聞こえる・・・
「感じる」とはこの事か・・・
俺は、挿入したまま紅竜の体をうつ伏せにさせて、
ベットから足を下ろし覆いかぶさるように紅竜のタテワレを掻き回した。

「ああっ!!い・・・いいよぉ・・・」
初めての性行為で、お互いの興奮は冷めない。
「お、俺もだ・・・紅竜。お前・・・」
俺は頭の中が真っ白になりそうだった。
盛り合う獣のように・・・激しくしたり、ゆっくり掻き回したりを繰り返していた。


ズプッ!!ズッ、ズッ・・・グプッ!!


「せ、先輩・・・だ・・・だしてぇ・・・僕のなかに出してくださいぃぃッ!!」

紅竜の体がビクビク震えだす。
俺も、奥から暖かいものが湧き上がるのを感じた。
「お、俺も・・・はぁ・・・出すぞッ!!」
熱いものが俺の先に集まってきて、一気に飛び出した。


どぴゅ!!どくっ・・・どくん、どくん・・・

「はぁ・・・ああ・・・あああっ!!」

俺は、紅竜の中に大量の精液を放った。
「先輩の・・・熱いのが、僕の・・・お、奥に・・・く・・・るぅ・・・」
紅竜の体がガクガク震えだした。
熱い感触と共に俺は、腰が抜けそうになり、力なく紅竜にそのまま覆いかぶさると、
紅竜も、俺とベットに挟まれる感じでもたれかかった。
まだ興奮冷めぬ中、小声でささやく紅竜の言葉が、
かろうじて聞き取れた。
「せ・・・んぱい・・・す・・き・・・」



「え・・・?」






こうして、俺の初体験は終わった。
後から紅竜から聞いてみると、コーヒーの中に興奮剤を入れたようだ。
薬の入手については問わなかった。
紅竜は俺の事が好きみたいだったらしく、その事がなかなか言えなかったみたいだ。
相手も同性だし、先輩だし、言いにくいの分かる。



でも、

正直、薬は使わないで欲しかったな・・・




読み物のリストのページに戻る