夏コミお疲れ様でした.
地味に売り子としていましたよ.
今回は,以前出したムーミンの本を委託お願いしました.
折角ゲストさんまで呼んでいるので,もう少しいろんな人の手に渡れば良いなと思いまして.
そこで,今回思ったことを残しておこうと思います.
これね.
当時を振り返ると,とにかく締め切りに追われていました.
どれくらいの時期に始めたのかはよく覚えていないのですが,締め切り一週間前がかなりの修羅場だった.
そんなことは淡く覚えています.
関西けもケットで,自分のサークルとしての初参加本.
絶対に本を出さなくちゃと必死こいてました.
その頃,使い慣れてきたコミスタをクリスタに切り替えておりまして.
操作方法は何となく似ているけど,設定自体は以前と全く異なっていました.
そのために枠線の太さや間隔が今までと違う設定のままで….
それでも進めるしかないと思いながらやってましたね.
(今考えたら大分あり得ない.それくらい確認しろよと言う話です)
とにかく急いでいて,ペンの仕様もよく分からないままゴリゴリペン入れしました.
その結果,かなりガタガタだったんですよね.
ただまぁ間に合わないのが一番怖かったので,そのままやったんです.
結果は…やっぱりあんまり見てもらえなかったかなぁ.
線が汚いから,表紙と大分異なる内容になってしまったんですよね.
ブースに来て見て頂ける機会を得ても手放していく方が多かったです.
ましてや,線が汚いことを自覚しているからこそ,
「ごめんなさい,線が汚くてごめんなさい」
と見て頂いている人から目を背けてしまいました.
内容を見てほしい,でもそれに値する絵になっていないというのは痛感しました.
だから,この本自体にかなりの負い目を感じていたのです.
先日のコミケでも,やっぱり同様の様子は見られました.
それでも,中を見て最後まで読んでくれて買ってくれた方が何名かいらっしゃいました.
本当にありがたくて,嬉しかった瞬間でした.
気に留めていただいただけでもありがたかったのに,その場で全部読んでくださったのは初めてです.
伝わる人には伝わるんだ,と改めて感じた場でもありました.
それと同時に,やはり伝えるためにはもっと見やすい絵,見せられる絵を心掛けていくべきだなとも改めて感じました.
今までぼくは,とにかく内容が伝わればそれでいいと考えていました.
でも,それは少し違うのかなと今回感じました.
確かに内容が伝わるのが一番いい.
でもそのためには,適切に伝える手段(今回の場合においては,見せられる絵)が必要です.
それを改善する努力を,今までおこなってこなかったことに気が付きました.
少しずつでも良い,もっと伝えられる絵を描けるようになろう.
そんな目標を持たせてくれたイベントになりました.
実はこの一年で,ぼくの絵について自分で振り返る機会もありました.
とにかく雑さが目立つので,一枚一枚丁寧に描く練習をしていこうと考えていました.
それに加えて今回のイベントの反省だったので,ますますその練習が必要だなと感じますね.
努力することをやめず,今後も同人活動を続けていきたいなと思います.
最後になりましたが,今回購入して頂いた皆様に厚くお礼申し上げます.
何をどう頑張っていけばいいのか,改めて考えるきっかけになりました.
今後ともよろしくお願いいたします.