蒼いウサギ

 

「信じて来て下さると嬉しい‥誰からの手紙なんだろうこれは‥?」

俺はそう呟くと、手紙の端を摘んだまま不思議そうに手紙を覗き込んだ。
 

表にそう一言だけ書かれていた封のされている白い手紙、それはある満月の日の夕方に、
いつの間にか自分の部屋の机の上にぽつんと置かれていた。

 俺の名はグラスというウサギ族だ。
街を見下ろす丘の家で一人暮らしをしているので、時々やってくる友人や家族から届く電話や手紙は楽しみにしている。
けれども郵便のスタンプも切手も貼られていないで置かれていたこの手紙には、ただただ首をかしげるしかなかった。
今日は俺は一日家に居たのだからこんな風に手紙を置かれたら、誰が来たのかすぐに気が付く筈なのに…。

中を見れば分かるだろうと思い封を切り中を開けるみたが、
そこには画用紙ほどの大きさの何も書かれていない紙切れが一枚だけしか入っておらず、俺はさらに首をひねった。
しばらく真っ白な手紙とにらめっこをした後、手紙を明かりに透かしてみたり、拡大鏡を使ってみたが何も移っていなかった。
濡らせば浮き出るかと水を貼った桶にも手紙を付けてみたが、
しばらくすると濡れた紙が溶けてボロボロになりかけ、俺は慌てて手紙を桶から回収して机の上で乾かす羽目になった。


 この白い紙の謎が解けたのは、日が暮れて明るい満月が空に登ってからだった。
月が昇り窓から斜めに差し込んできたとき、乾かしてからずっと机に置いたきりの手紙に、
今までは見えなかった青い線が浮かび上がってきた。どうやら月夜にならないと読めない仕組みになっていたらしい。
浮き上がった線は更にハッキリと青い線が浮かび上がり、森や湖、
そして麓の街や草原などが描いており、この辺りの地図だということがすぐに分かった。
平行に描かれているうっすらとした直線はおそらく方角を指し示す線だろう。
その中で、森に囲まれた草原の一角に点が一つ星のように青く輝いていた。
どうやらここが地図で示している目的地なののだろう。

 この手紙の差出人は只の獣ではなさそうだ。
そう思った俺は、不思議な差出人の正体を知りたいという好奇心から、軽装備一式とその青い地図が入った鞄を背負い、
目的地のある森へと向かい始めた。


 そんないきさつから、俺は今、ススキやササが生い茂る草原を歩いている。
満月が辺りを照らしていたので、念のために持ってきたバッテリーライトは殆ど必要はなかった。
その代わり、草原といえども歩きやすい芝生地帯なんてものは見られず、
殆どの場所で自分の背丈ほどのあるササが生い茂る藪を掻き分けていかなければならなかった。
強引に掻き分ければ簡単に道は切り開けたものの、体力を結構使うわ葉が身体に当たると痛いわで、
これにはため息をつきつつ進んでいく他になかった。
この青い地図だけれど、僕を案内してくれるのは嬉しいけれども、出来ればちゃんとした道沿いに案内して欲しかったな…。

 顔に付いた葉を振り落とし行軍を続けてどれくらい経っただろうか。
出発したときには東の空にあった満月は、南天の高い空から淡い光で俺の身体を照らしていた。
もう何度目かのササ原の行軍にそろそろ精神的にうんざりしていた頃、
不意にササ原の先に見える空が青く輝いていることに気が付いた。
人工的な明かりとは違い、まるで月の光をそのまま輝かせたように輝いている。どこかで見たぞ‥この光。

「この光‥、手紙の地図と一緒だ!」

地図の青い光と全く同じだ。そう頭に閃いた途端、俺は何かにひかれるように藪を貫くように走り出した。
ススキの茎が2つ3つ顔面を直撃したが、構わず進んだ。
数分程ササ原を突き抜けると藪は突然途切れ、目の前に背丈の低い広い草原が広がっていた。
背後にはカシ類の木々が繁茂する森が黒々とそびえており、どうやらこの草原は藪と森の間の境界線にあるみたいだった。
青い光の正体は何だったのだろう、

そう思って辺りを見回そうと思ったその時、

「ありがとう、本当に来てくれたのね。」

不意に脇の方から声が聞こえてきた。
妖精が居たらこんな声で話すんじゃないかと思う位透き通るような綺麗な声だ。
俺はその声のする方に顔を向けたその時、そこから目が離せなくなった。

 そこには、長い髪をした青いウサギの女の子が切り株の上に座っていた。
いや、正確には青く輝くウサギの女の子だろうか、
小柄で可愛らしくも見えるが、どこか妖艶な雰囲気が見え隠れしていた。
輝く青い毛が、彼女自身を包みこみ、お腹と耳の先は白く、金髪の髪がわずかな風になびいているのが見て取れた。
無論、一目で分かる程もの凄い美獣だ。

一目で見とれてしまう程の美しい娘だったが、付けている衣装も凄かった。
身体には、彼女の青い毛皮より更に濃い青色のヒラヒラした薄布に、
いくつかの赤い宝石のような物で辛うじて繋ぎ止めた衣装を身にまとっていたが、
肝心の膨らんだ胸と割れ目の所は隠す役目を果たしておらず秘部が露わになっていた。
正直着ている方がエッチな位だ。そんな娘が間近にいたのだからたまったものじゃない。
たちまち自分の顔は赤くなって頭の中がグルグルと回り出した。
目のやり場に困り、視点も焦点を合わせず右往左往させていた。

「クスッ…無理しなくたっていいの、目をそらさなくて私を見て。」

そう言うと、彼女は立ちつくしてる俺のすぐ目の前まで歩いてきた。
右往左往させていた目に、彼女の濃い緑色の瞳が写った。
この時不思議な感情が頭をよぎったが、次の瞬間にはすぐに消え去っていた。
今の感情に俺の頭にふと、違和感がよぎったものの、それよりも今は彼女自身に目も頭も興味を引いていた。

「君だったんだ…あの手紙を出してくれたのは…。ええと名前分からないけれどなんて呼べばいいのかな…?」

あの手紙には差出人の名前は全く書かれていなかった。

「セレニィよ、あの手紙を信じて来てくれて嬉しい、ありがとうね。」

そう言うと、彼女は裸体を一層引き立たせているヒラヒラの衣装の端をつまみ、自分に向かって一礼をした。

「お、俺も嬉しい‥ってどこから話せばいいのか‥、と、とりあえずどうしてそんな衣装を‥。」

「あら、お気に召さなかったかしら‥?」

セレニィが答える。少々不満そうな表情だ。

「お気に入りすぎて、照れくさすぎて顔から火が出そうなんだよ。まるで踊り子みたいな衣装をじゃないか。」

慌てて俺は言い返した。正直、本当に顔から火が噴き出しそうだ。
無理しなくたっていいよ、何て言われても、その限度を遙かに超えている。

「みたいな‥はいらないわ。本当に踊るために決まってるじゃない。」

踊るため?そう首をかしげたとき、不意に彼女がステップを踏み踊り始めた。
そこいらのダンサーに引けを取らない動きで、不思議な魅力を併せ持っていた。
おまけに膨らんだ胸と秘部がステップを踏み飛び上がる度にとても目立ち、
俺はもう彼女から目を離せなくなってしまった。このままではよからぬ衝動を彼女に抱きかねない。
そう思った矢先、セレニィはポーズを取って静止し、こちらに向いて妖艶な笑みを浮かべててきた。

「い・か・が?」

この娘俺を誘っている…そう感じたときにはもう、俺の身体は既に踊る彼女の身体を抱きしめ、身体の毛と毛を密着させていた。

「キャッ♪」

彼女は悲鳴をあげたモノの、抱きしめることを予期していたようで嬉しそうな声をあげていた。

「ご、ごめん!」

一瞬の温もりと気持ちよさから我に返った俺は慌てて手を離そうとした。
けれども離そうとする手を、彼女が両手で抑え、更にしっかりと抱き留めた。

「せ、セレニィさん‥?」

「セレニィって呼んで‥。一緒に踊りましょう♪」

そう言うと、彼女は俺の身体を密着させたまま一緒になって踊り始めた。
自分の身体を密着させながらもここまで優雅に踊れる子はそうはいない、本当に踊りが上手のようだ。
けれども、密着している彼女の毛皮と至近距離から見える秘部によって、俺は自分の理性と感情の狭間に揺れ動いていた。
身体が密着しているので、俺の心臓がドキドキと早く鼓動しているのはもうお見通しに違いない。

「来てくれて‥嬉しい。」

…不意に、彼女が踊りながら静かにつぶやいた。

「僕も、こんな綺麗な女の子から招待されて嬉しいよ。でもどうしてこの場所に呼んだんだい。
あの手紙にはここの地図しか入ってなかったけれど…。」

大抵、このような形で俺を呼んだのは何か頼み事があってのことだろう。
こんなご挨拶をされた以上、自分に出来ることだったら何でもするつもりだけれど、
彼女からわざわざ手紙で頼み事をお願いされるほど突出した特技があるわけではない。

「誘いこんだ理由は詳しくは言えないわ、でもどうしても貴方が来てくれないと困るの、わたし。」

そう言うと、彼女はその裸同然の衣装をヒラヒラさせながら、更に身体を密着させてきた。
彼女の毛皮の柔らかさを全身で受け止めた俺は、一瞬このまま覆い被さろうかという考えがよぎった。

しかし、俺は彼女の「誘い込んだ」という言葉に疑問と、妙な胸騒ぎが浮かびあがってきた。
只お願い事があるだけではなさそうだ、おかしいぞ…。

「困る…?それは一体何なのかな?」

「それは…ねっ!」

次の瞬間、俺が足に力を込めて飛び下がって身構えるのと、彼女が爪で自分の身を裂こうとしたのがほぼ同時だった。
普段ならそんな素早い動きは出来なかったが、
先ほどから感じていた妙な胸騒ぎで身体全体が警戒していて反応が素早くなっていた。
それでも彼女の一撃を完全には避けきれず、着ていたシャツの脇腹あたりが、鋭い刃物で切断されていたように裂けた。

「危な‥いきなりなんて事をするんだ。」

さっきまでの女神の微笑みと優雅な踊りから一転してこんな仕打ちに、俺は鋭い目を彼女のに向けた。
だが、彼女も俺が今の一撃を避けられたことに余程驚いたのか、
その場から動かず目を大きく見開いて自分をジッと見つめていた。

「魅了が…効いてない…?」

「さっきまでなら君の可愛さに魅了がかかっていたけれど、そんなことされたら一遍に目が覚めるよ。
大体魅了っていつそんなことを…。」

そこまで言いかけたとき、俺は先ほど彼女の瞳が自分の視界と重なった時、
不思議な感情に駆られたのを思い出した。一瞬で元にもどったから俺にはどうってことなかったけれど。

「そうか‥出会ったときのあれが魅了だったんだな‥。どんな術だか魔法だか知らないけれど、何でそんなことしてきたんだ?」

俺の質問にセレニィは答えなかった。その代わりに未だに珍獣を見るような表情で自分を見つめている。
彼女の魅了が効かない生き物ってそんなに異常なのか?

「とにかく何で俺を狙うのか知らないけれど、折角やってきたのにこの出迎えだったら、俺は帰るっ。
それと、もうこんなことやめてくれ。そっちが襲わないなら俺は何もしないよ。」

そう言うと俺はセレニィの方に顔を向いたまま2.3歩藪のほうへ歩きかけた。
だが、彼女の何か思い詰めたような表情と爪が剥きだしのままの手に気づき、歩くのをやめて再び彼女の方を向いた。
よく見ると彼女の目には涙が浮かんでいる。

「ごめんなさい…。本当にごめんなさい…。それでもわたし、獲物を見逃すことは…絶対に出来ないっ!」

そう言うと、思い詰めた表情のまま、彼女は自分に飛びかかってきた。
もっとも本気で攻撃したい訳ではないのだろう、動きは単調で隙も大きかったので、
俺にはどうということもない攻撃だった。
突き出された彼女の爪を避けて後ろに回り込むと、俺は彼女の腕を掴み彼女を取り押さえた。

「嫌、お願い、離してぇっ!」

取り押さえられ、地面にうつぶせされたまま、彼女が泣き叫んだ。
この体勢でこんな叫び声をあげられると、
まるで自分が裸のウサギの女の子を無理矢理押し倒してるみたいで、精神的に参りそうだ。
俺だって正直こんなことやりたくないよ…。

「離して欲しかったらもう俺襲うのやめてくれ。こんなんじゃ離すに離せないよ俺だって。」

「離してくれなければいや、でも襲わないのも嫌よっ!」

「わがままっ!俺だって嫌だぞ、そんなの!」

「馬鹿っ、たとえ貴方が許してくれてもわたしは…」

(ズゴォォォォォン!!!)

彼女がそこまで言いかけたその時、爆音と衝撃とともに自分の身体が宙にうき、
次の瞬間ドスッという鈍い音とともに芝生に投げ出された。
セレニィの不意打ちかと思ったものの、彼女も少し離れた低い草の上に、半身を起こし倒れていた。
彼女じゃない、他の何者かの仕業だ。
俺は目を鋭くすると、素早く目をこらし周囲を注意深く見渡した。
すると今まで気が付かなかった岩陰に、黒い陰が重なっていることに気が付いた。

「ゴミと役立たずが…。」

どうすればそんな声が出せるのか分からない位の低い声を上げると、全身真っ黒な生き物が岩陰から姿を現した。
格好は空想上のヒトという生き物に似ていたけれど、全身におかしな模様に覆われ不気味さを醸し出していた。
表情もなにかに取り憑かれたような目つきをしておりその姿は化け物という言葉がぴったり。
もう一目見て悪者決定。反射的に手元のバッテリーライトを投げつけたい衝動にかられたが辞めておいた。
先ほどの攻撃から見て、爆弾すら通用する相手じゃなさそうだ。

「あ…そのわたし…」

無理矢理絞り出すような声を彼女は発すると化け物から目をそらし俯いてしまった。
 表情は見えなかったが、全身が震えており怯えているとすぐにわかった。

「ゴミに助けられるような輩に用はない」

さっきから言うゴミって俺のことか。この化け物、俺をその辺に転がっている生ゴミと同じ扱いをしやがって。
やっぱり石ころか何かぶん投げてやればよかった。

「月の精霊が笑わせる、不思議な力を使えると聞いて生かしておいてやったが、
ゴミに助けられるようでは貴様もゴミだ。ゴミは滅び土に還るべし。」

そう言うと、化け物はそのままセレニィへと歩き出した。
いや、歩かずにそのまま宙に浮いて滑るようにように彼女へと近寄った。
俺はぎょっとなった。こいつは化け物みたいなんかじゃじゃない、本当の本当に化け物だ!

「土に還れ!!」

大口を開けて迫る化け物に、セレニィが悲鳴をあげた。
その瞬間、俺は鞄の奥に仕舞ってあった円筒形の筒を取り出すと、その化け物にむけて一発ぶっ放した。
筒の正体は災害用のロケット信号弾、殺傷力はなくても彼女への攻撃を止める事は出来るはず。

「ゴミで悪かったな、化け物野郎!!」

俺が叫ぶのと同時に、ロケット弾は噴射音と共に彗星のような白い尾を引き、そのまま化け物の顔のぶつかり爆発した。

「何!?」

(バァン!!! パァァァッ!!!!)

爆発音が響く中、一瞬辺りは目もくらむような真っ白な世界が広がった。
俺の目論見通り、この不意打ちにバケモノは驚き、動きが一瞬ひるんだ。
その隙に俺は足に力を集中させて化け物へと走り込むと、そのまま首筋へと飛びかかった。
無論信号花火もその化け物に躍りかかったのも殆ど無意識にやったことだ、作戦なんてあるはずがない。
俺は何も考えずに片腕で相手の首を締め上げると、空いている腕で夢中で力任せに首飾りを引きちぎった。

(ブツッ!!)

首飾りが千切れる鈍い音とほぼ同時に、俺は凄い勢いで跳ねとばされ、地面を叩きつけられた。
余程威力があったのか、叩きつけられても勢いはそこで止まらず、
何回か転がり回って藪の茂みまで転がされてようやく止まった。なんなんだこのバケモノは。
俺は跳ねとばされた衝撃で痛みと痺れた身体に力を込め、上半身を起こすとそのまま化け物を睨み付けた。
身体はまるで激しい運動をしたように、息があがり肩を上下に動いていた。

ところがこの一撃以後、化け物からの追撃がなかった。
不思議に思って化け物の動きをよく観察すると、何も言わずに先ほど居たところを中心に歩き回り、
夢遊病者の時々近くの樹や岩に身体をぶつけていた。
その動きもぎこちなく、関節が殆ど曲がらないまま、無理に身体を動かしてる感じだった。
まるで、制御が効かなくなったロボットみたいだ…。

「まさか…!?」

はっとした俺はその首飾りを夢中で近くの岩の上に叩きつけた。
その途端ロボットのように歩いていた化け物は、目を大きく見開き、
何かに叩きつけられたかのように反動も付けずに飛び上がった。
普通の物理学じゃ考えられないような動きだ。

これだ!それを見ていた俺は、化け物の首飾りを再び岩に叩きつけた。
岩に叩きつけた衝撃が握っている首飾りを伝って自分の腕全体にも痛みが広がったが構わなかった。
5回、6回と叩いているうちに手から血が滲んできたが構わず叩きつける。

10回叩いたかどうかの時、パキンッという高い金属音が響いたかと思うと、首飾りは砕け散った。
その瞬間、化け物は目を大きく開いたまま、悲鳴を一つあげず、
エネルギーが切れたロボットのような態勢のまま姿が消え去った。
後には、驚いたような表情を浮かべた彼女がへたりこんでいるだけだった。

「幽霊の正体みたり、なんとやら…だな。」

荒い息をしたまま砕いた首飾りをジッと見つめ、俺はニヤリと笑った。

「どういうこと…?」

震える声で彼女が聞いてきた。そこにへたり込んだままなので、どうやら腰が抜けて立てなくなっていたようだ。

「この首飾りがあの化け物の正体だったんだ。
昔から物には魂が宿るって言われてきたけれどあの化け物もその一つだったみたい。
多分うんと古い時代に作られて、魂が宿ったものの、
そのまま悪いもののエネルギーを吸い続けてさらに長い年月をかけてあのヒトみたいな身体を実体化させたんだろうな‥。
どこにでもあるような何の変哲もない話だけれど、まさか本当にそんなことが…イテテ」

そこまで話したときに、俺は顔をしかめて手を抑えた。
化け物が居なくなった恐怖感が無くなって、首飾りごと岩に叩きつけて腫れた手から痛みが伝わってくる。
顔をしかめながら痛みを沈めようと片手でケガをした抑えようとたその時、
彼女がケガをした俺の腕を優しく手に取ると、軽く包み込むようにして傷口全体をすっと撫でた。
思わず引っ込めた俺の手をよく見ると、先ほどまであった傷口も痛みも消え、元通り茶色いなめらかな毛に包まれていた。

「凄い‥ケガ…治してくれたのかい。」

「ええ‥わたしが使える力よ。」

「スゴイや、もう痛くない‥。あ、ありがと…う…セレ‥!!」

そこまで言ったところで、彼女は突然抱きついてきた。

「わたしにお礼なんて言わないで。お礼を言いたいのはわたしよ。
あなたを襲ったのに命がけでわたしを助けてくれて…。その…とても怖かった…」

震える身体でセレニィはそう言うと、涙をこぼしながら更に強く抱きしめてきた。
彼女の金色の髪を撫でてやると、彼女は安心したように顔を自分の胸に預けてきた。

「助かって良かったよ。美獣の君があんなのの手にかかるなんてゴメンさ。
もう怖くないから安心して。それにしても、どうして僕を襲うことになったんだ。」

美獣という言葉に一瞬顔を赤らめた彼女だったが 俺の質問を聞くと表情を曇らせた。

「わたしがいけなかったの。もうわたしが只の獣じゃないことは気が付いているわね?」

俺の胸に顔を預けたまま、彼女が尋ねた。無言で俺が頷く。

「もともとはここ一帯の森の精霊…月の精霊って言われたこともあったかしら。
この森を住処にずっと暮らしていたのだけれど、ある時に、好奇心にかられて
今まで近寄らなかった森奥の瓦礫地帯に入り込んだら色々な宝石が散らばっていたの。
夢中になって集めているうちにアノバケモノが現れて、あっという間に捕まっちゃった。
あの化け物、逃げたらわたしの命を削るって…。」

そのときの恐怖感を思い出したのだろうか、そこまで言うとセレニィは一旦言葉を切り、軽く身体を震わせた。
あの化け物の言いなりになったのが少し分かった。どうやらあの首飾りの呪いみたいなものだったんだな。

「この間もう我慢できなくなって逃げだしたけれど、すぐに捕まっちゃった。
そのとき、命を助けてやるかわりに、自分が一番大事だと思っている人を殺せ…と。
嫌だと言ったらわたしだけじゃなくてあの化け物がその大事な人の命を奪うって…
どちらがおまえにとってもその人にとっても幸せか考えろ…ってそんなこと言っていた。」

「大事な人…それって…?」

「わたしね、前からずっと好きだった獣がいたの。声をかけられず遊んでいるところを見守るだけだったけれど…
小さいときからずっとわたしのいる森に遊びに来てくれて、湖に近い草原でヤマモモの樹を植えたり森を大事にしてくれて嬉しかった。
そんな大事な獣…誰のことだと思う…?」

彼女の言葉に俺は心当たりがあった。小さいときからの遊び場で、時折草原で樹を植えていた…。

「ああっ…!もしやそれって!!」

「そうよ、あなたよ!ずっと心から好きだったんだから!」

そう言うと、彼女は真っ赤になった自分の顔を完全に隠すかのように自分の胸に押しつけた。
突然の美獣のウサギから告白をされ、
その上裸同然の衣装で胸と秘部が露わのまま身体を押しつけられもう理性が崩壊寸前だった。

「俺も凄く嬉しい…君みたいな子に愛されるなんて…。
でもセレニィ、そんな姿でそんな告白をしたということは、どうなるか分かって…。」

(コクン…)

俺のその問いにセレニィは頷くと、だしぬけに俺の裂けかかった服を脱がはじめた。
その表情は自分を誘うかのような、艶めかしい表情をしていた。

「よく分かってるわ…。だからわたしを助けてくれたお礼と命を取ろうとした償いを、あなたにしてあげる。
わたしに出来ることといったら、ケガを治すことと、そして…。」

「そして…?」

俺は聞き返した。いつの間にか彼女も秘部の前にあったの布が消え、割れ目を完全に隠すモノは無くなっていた

「貴方のためだけの娼婦になること…。」

顔を赤らめながら彼女のその言葉に、既に膨らんでいた股間のモノが、さらに膨らみ、
これまで見たことがないくらいに大きくなった。

「きて…。貴方の欲望をわたしにいくらでも叩き込んで…お願い…。」

もう我慢の限界だった。俺はそのまま彼女を押し倒すと口づけをして彼女の舌を奥深くまで味わった。
セレニィは一瞬身体を硬くしたが、嬉しそうに舌を絡め返し、身体を抱きしめ返してきた。
長い長い接吻からようやく口を離すと、俺はそのままセレニィの胸の膨らみにむしゃぶりついた。

「ひゃ…ああ…あんっ…胸が…胸が気持ちいい…もっともっと…ぉ!」

胸だけでもかなり感じるのか、ずっと可愛いあえぎ声が、絶え間なく続いていた。
顔を一旦離し、さらに吸い付こうと思ったとき、不意に彼女が身体をずらし、
俺の目の前に彼女のきつそうな膣が至近距離で目に入った。

「お願い…胸だけじゃ物足りないでしょ…本当に大好きな貴方にしかして欲しくないの…ここも…もうあなただけのものよ…」

真っ赤になりながらも、彼女は俺の視線が目の前にある中で足をゆっくりと開き、片手で割れ目を開いて見せた。
割れ目の中はピンクと紅が混ざった膣の内部がよく見え、一部が微かに動いているように見えた。
既に大量の愛液が奥から溢れだしているのが見え、割れ目から青い毛を伝い、地面へと滴りおちていた。
こんな光景、生まれてからずっと見たことがない、綺麗だ…。

「やん…恥ずかしい…。わたしがするより…あなたからしてぇ」

そういうと、彼女は俺の顔を掴むと、俺の口元に彼女の秘部が触れるように導いた。
もう煩悩に身を任せていた俺は、その手に促されるまま、夢中でその秘部にしゃぶりついた。

(ングッンググググッ)

「ひゃっ…あんっ!!」

秘部を口の中に頬張ったとたん、彼女が身体を硬くし、可愛い声が上から聞こえてきた。
夢中になって何度も頬張ると、一際大きな声をあげながら、足を俺の首に回し、そのままきつくしがみついた。

(ンンッ!ングングングッ…!)

「凄い…よぉ、もっともっと…わたしをもう好きにして…ぇ!!」

彼女の言葉に俺は舌を奥にまで入れると、腰が激しく上下した。
いくら舐めても愛液が枯れず流れ出てまるでこんこんと溢れる泉のようだった。
膣内は柔らかいもののとてもきつく、舌にまで快感が伝わってきた。
舌だけでもこんなに快感が伝わるなんて…もう舌だけじゃなく膨らんだ逸物を、彼女のなかに入れたくてたまらない…。
俺は彼女に覆い被さると、身体を密着させて秘部同志を接触させた。
ツンッと僅かに俺のモノと割れ目が触れあった瞬間、二人の間に一瞬だけ電気のように軽い快感が突き抜けた。

「あん…とうとう…、ううん、もう一生の初めから最後まで…貴方だけのモノになるのね…わたし。」

「大丈夫か…それにもしかしてこれまで誰とも…」

舌でもかなりきつかった狭い秘部だ、自分のモノが入るかどうか分からない。
おまけに、処女だったら貫いたら相当の痛みが彼女に来るに違いない。

「壊してもいいのよ…。わたしがあなたを魅了して操り人形にして、命を奪おうとしてたのを忘れないで。
だからお願い…たっぷりとお仕置きして…貴方の印を…ここに…刻みつけて…。」

その言葉に俺はセレニィを更にいとおしく感じた…同時に煩悩が猛烈に膨れあがり気が済むまで犯したくて仕方なくなった。
彼女と一つになりたい、一緒になりたい…。
そんな気持ちが頭の中で広がり、もう我慢ができるはずなかった…。

「いくよ…」

「う…ん…」

 先端が毛を掻き分けて割れ目に到達すると、俺は徐々に腰に力を入れ始めた。
彼女の膣内に自分のモノが入れられる瞬間を、震えながらもセレニィが接合部を見つめていた。

(ズッププ…)

「くぅ…本当にきつい…。」

先端がほんの少しだけ入ったが、もの凄いきつい膣に奥までの挿入を阻まれた。
これだけでもギュウギュウに締め付けてくるので正直奥まで入れたくてたまらなかった。
無理矢理入れたら自分は凄く気持ちいいだろうが、彼女にとっては激痛は必至だ…。
そんな俺の思いを見透かしたように、震えて痛みに堪えながら、彼女が笑いかけてきた。

「…私のことは気にしないでいいのよ…あなただけの娼婦なんだから…わたし。
だから…思い切り突き入れて、奥までいれて、うんと激しく…激しく動い…て……きて…。」

弱々しく話すその言葉で心が決まった。俺は煩悩に身体をゆだね、腰に力をうんと込めると、巨根を膣内へと一気に突き入れた。

(ズブズブズブズブ…ズニュッ!!)

「ひ、ひぎゃああああああああああんんっ!!!!!」

自分のモノから猛烈な快感が流れ込むのと、膣内への衝撃に彼女が絶叫するのはほぼ同時だった。
彼女のお腹は自分の巨根を奥まで入れられたために膨らみ、接合部は愛液に混ざって血が滴り落ちてきた。

「気持ちいい…大丈…夫セレニ…ィ…?」

「痛い…痛い…も……凄く痛…んん!! でもいい…思い切り動いていいっ!」

俺には生まれて初めての気持ちよさだったが、彼女の表情はもの凄い激痛により表情が歪み、目から涙がポロポロと溢れていた。
それでも、彼女は接合部から俺のモノを抜こうとするどころか、
ギュウギュウに締め付けている膣で更に俺のモノ締め付け、
もっと快楽を伝えようと足で俺の身体をしっかりと挟み、更に奥へと巨根を差し込ませてきた。
あまりの気持ちよさと彼女のけなげさに、俺は理性の欠片すら消滅していた。
俺のモノをギュウギュウに締め付ける接合部からギリギリまで抜くと、そのまま一気に 思い切り腰を動かし始めた。

(ズニュッズンズンズンズニュッ…ズンッ!!!!!!!)

彼女の悲鳴、突き上げる音、そして愛液のぶつかる凄くエッチな音が草原中に響き渡るかのように広がった。
あまりにも激しい動きに、彼女の金髪は乱れ、衣装も彼女の動きに合わせて舞い上がった。
時折、金属のアクセサリー同士がぶつかり合い、その度にチャリチャリと高い金属音を発していた。

「ごめん…でももう気持ちよくて身体が…言うこと効かない…!」

彼女の悲鳴とも快楽の声とも取れる声を聞きながら、俺はそう呟いた。
接合部を見ると、根本まで俺のモノが出入りするたびに、秘部とお腹が膨れあがるほど形が歪み、
俺のモノの先端は子宮口にもこつこつと当たっているのを感じていた。
本当にセレニィの彼処が壊れそうだったが、でも、もうこの快楽を止める事なんて出来なかった。

「いい…の…。こうやって愛する人と繋がって、こんなに激しく膣内でされたら…もうわたし…し…あ…わせなのよ!!
だから…お願い、もうわたしの彼処が裂けるくらい激しく、動いて……裂けてもうんと動いてもっと…もっとぉ…!!」

彼女のその言葉に、俺は彼女を夢中で抱きしめ、更に腰の速度を上げた。
ちょっとでも速度を上げると、更に大きな声を上げ、更に身体を強く抱きしめ膣内を締め付けてきた。
おかげでピストン運動は激しくなる一方で、彼女の叫び声はずっと続いたままだった。

「はぁぁん、ひぎゃあああああん!!!!!もうもっと…はははんっ!!!!」

(ビクン…ビクンビクビクンッ!)

彼女が一層俺のモノを締め付けた瞬間、突然俺のモノに痙攣のような衝撃が走った。
子種が出る兆候だとすぐに分かったが、奥へと導こうとするセレニィの膣内の締め付けにもう躊躇はなかった。
第一、セレニィが噴火の兆候と同時に足を自分の腰に回して力を込めてしがみついていた。

もう一滴も残らず…全て愛する獣の膣内へ…。

「いく…いっちゃ…う…あ、ははああああああんっ!!!」「セレニィ…奥に…でるっ!!」

(ビクビクビクッ!!!  ドクンドクンドクドクドクッ!!!!!)

「はぁ…ぁぁぁぁん…熱い……よぉ……!!!!!!」

もう爆発なんてモノじゃなかった。まるで彼女の秘部が自分のモノを全て搾り取るかのようだった。
あまりにもきつい膣内に注ぎ込まれた子種は接合部から殆ど溢れず、
ほぼ全てが彼女の膣内、あるいは子宮へとそのまま送り込まれた。
同時に、彼女の身体の青い光が、一層強く輝き、月の女神にも見える程に眩しく輝いて見えた

「もう抜かないで…一生このまま激しくして…ぇ。」

幸せそうな表情を浮かべて自分の少し膨らんだお腹を眺めると、そのまま俺に口を合わせてしがみついてくるのが分かった。
俺は、そのまま激しい射精の反動で、意識が薄れかけていくのを感じていた。

「待って…折角こうして愛し合ってる初めての夜なのよ…、もっと…もっとぉ…こうしていてぇ…。」

そういうと、セレニィは俺と重ねた口から、再び舌と舌を絡めあい、彼女の方から接合部の腰を前後させてきた。

先ほどの激しい動きと比べるとずいぶんとゆっくりしたものだったが、ずっと強い快楽が今なお残っていた。
おまけに大量に子種が注ぎ込まれたまま膨らんでいる俺のモノが膣内で動いていたので、先ほどより一層エッチな音が響いていた。

「ごめんね…俺は凄く気持ちよかった…けれど…凄く痛かった…よね?」

俺がそう尋ねると、彼女は腰を動かしたまま、首を横に振った。

「はぁ…ん、気持ちいい…。ううん、最初凄く痛かったけれど…でも途中から、痛みに快楽が混ざってきたわ…。
あんなに激しくされても気持ちよくなってくるなんて…、エッチな精霊ね…わたしって。
それにしても嬉しい…貴方とこうしていることができて…。」

「俺もさ…、またこうやって君と出来たらいいな…。」

「わたしもよ、貴方が望むならいくらでもこうして激しく一杯…してあげる。
もう、わたしが快楽しか感じなくなるくらい沢山してぇ…。お願い…あ・な・た♪」

その言葉に、俺は顔が再びかぁっと熱くなるのを感じた。

だけどちょっとまてよ、今、あなたって…!?

「不思議そうね…。わたしの身体、ずっと輝いているでしょう?」

そういえば、射精した瞬間に光り出した身体は、今も一層強く輝きを放っている。

「これはね…貴方の子供を受胎したって証拠よ…
もし受胎していなかったらもう輝きはなくなっているけれど、今になってもずっと輝いているということは…多分…。」

妊娠…そう思った瞬間、嬉しさと驚きと混乱した感情が混在し、頭がグルグルと回りそうになった。

「だからこれからもずっと一緒よ…。クスッ、受胎してもいくらでも膣内でしてあげるわ、パ・パ♪」

そう言うと、彼女は再び妖艶な表情で赤面する俺を見つめてきた。

「で、で、でも君はこの森の精霊だろう、一緒に暮らすってもどうやって?」

「決まってるでしょう、あなたの為の娼婦でかつ妻となったんだから、あなたの行くところなら、街でもビルでもどこにでもついて行くわ。
だぁって、わたしを好きにできるのは、あ・な・た・だ・け・よ、キャッ♪」

そう言うと、彼女は俺にガバッとしがみついてきた。
あまりの展開と接合部の気持ちよさに、俺は、再び頭がグルグルと回って倒れそうになった。

でも…こんなお嫁さんが貰えるなら嬉しいかな…。
これが俺に愛する妻と…子供ができた瞬間となった。

 

(オチ)

「お父さん〜」

「パパぁ…」

「ちゃ〜〜ん♪」

俺の両手に娘二人が腕を絡め、さらに首には弟がが飛びついていた。
身体中に子供達と幸せの温もりが伝わってくるが、そのままの体勢で父親ごとあちこちに動こうとするので、
違うベクトルに引っ張られる度に頭が揺さぶられて目が回ってくる。

「ねぇねぇ、お父さん。鬼ごっこやってえ。」

「鬼ごっこ‥?そりゃ構わないけれど、この部屋の中じゃ逃げるところなんてないぞ。」

「大丈夫、お父さんが鬼だけど、わたし達全員が追いかければいいんだからぁっ。」

「わぁい、オニタイジだぁっ♪」

「なんだそりゃ、それは鬼と違…うわっ!」

慌てる俺に、既に話を聞きつけた俺の息子達が飛びついてきて俺は一瞬よろけた。
俺は鬼のふりをしたまま半ば本気で逃げようとしたが、
その時には既に6人いる俺の子供達全員が遊びに加わり多勢に無勢の状態となった

「だぁ、降参降参っ」

元気のいい子供達の軍団に適うはずがなく、おれはダウンしばったりと横になった。
子供らは暫く俺の身体をしばらくつついたりゆすったりしていたが、
立ち上がれそうにないと見ると、近くにいたセレニィに声をかける。

「ママぁ、パパが疲れちゃったみたい」

「あらあら、パパだって大変だから、ゆっくり休ませてあげるといいわよぉ。」

「でも、元気じゃないパパはパパじゃないよぉ お願い、パパを元気にしてママぁ。」

「そぉ?ようし、それならここはママに任せて。すぐに元気に…。」

「お、おいっ!?」

彼女から、妖艶な雰囲気が出ているのを感じて、俺は慌てて上半身を起こした。
しかし、幸か不幸か、時既に遅く、彼女は妖艶な表情をしながら俺に馬乗りになり、
起こした上半身をに抱きついてきた。

「あ・な・た♪」

「せ、セレニィ?」

「はぁい、わたしから元気の出るお・ま・じ・な・い♪」

(ズプ‥ズプププ)

セレニィはそう言うと、横になってる俺のチ○チ○の上に乗っかってきた。
チ○チ○は、彼女の名器の秘部へと、根本まで一気に飲み込まれ。猛烈な快感が俺に襲ってきた。
ま、まて…確かお腹に7人目の子供が居るはずじゃ…?

「く‥はぁぁ、子供達が見てる前だぞ!?」

口ではそう言っているが猛烈な快感にもう理性がなくなっていた。
彼女を抱き返すと、そのままの体制で猛烈に俺は突き上げ始めた。嬉しそうな彼女の悲鳴が漏れる。

「はぁっ‥ああんっ♪ 構わないわ。
パパとママが仲良くしている方が、子供達にも、それにお腹の子にとって良いことだもの…
だからずっと好きでいて‥わたしも‥子供達も。」

(ズニュッズニュッ!!ズンズンズニュッ‥‥!!!)

こうして、俺は今日何回目かの子種を、彼女の膣奥へと注ぎ込んだ。
彼女の魅了の魔法、俺には効かなくたってすっかり彼女の虜になっちゃったな‥。

 

(おしまい)

 

 

あとがき

 

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