舞い降りた天使

 

 

 色とりどりの車が大通りを走りその通りに沿って広い遊歩道と10階前後の商業用ビルが立ち並んでいる。
はるか遠くを見つめると、高層ビル群が林のように白く輝いている。
そんなビル街の一角を、俺はデイバックを 背負い、遊歩道を歩いて地下鉄の駅へと向かっている。
遊歩道にそって続く街路樹では殆どの葉が落葉し、 残された枯れ葉が所々光が反射する広い遊歩道へと流されてくる。
空は雲一つない青空が広がっているが、 日差しが弱く冷たい空気が町中をすっぽりと包んでいた。

ここは首都圏の中核を担う大都市、「光都」の商業区画。
街はもう冬の季節に差し掛かり、商業区画の 一角を通り過ぎてるだけで、
冬のイルミネーションも既にあちこちで取り付けられ、至る所でカンバンや ショーウィンドウの広告が色々と飾られている。
ざっと見ると派手な色をしたスノウボードに、銀狐の女優が 羽織っているオーバーコート、
新作の人気ゲームソフトもいくつか宣伝されている。

「俺もこれらの宣伝に乗せられたクチかなぁ…。まぁ、買って損はなかっただろうけれど。」

片隅にあった小型端末の宣伝の看板を見ながら俺はそう呟くと、
鞄の一番上に置いてあった宣伝されている 小型端末の袋をチラッと見る。
今日の買い物で何軒か店を回ってもなかなか見つからなかった人気商品だ。
最後に入った店で見つけてどうにか買うことができ、今はその帰り道だ。

 暫く歩き続けると、商業区画のビル街が終わり、大通りに面した大型デパートの白い壁が脇に現れた。
遊歩道に沿って続くショーウィンドウに顔を向けると、鏡のようにガラスの表面に自分の姿が映っている。
オオカミ族特有のとがった耳に灰色の毛皮、腕や胸から生える粗いフサ毛もはっきりと映り鏡のように見える。

「僅かに毛が乱れちゃってるな…。でもこれで元通り…、ってんっ…?」

僅かにぼさっとしている頭の毛を手で整えてたその時、俺の背後の植え込みでキラ…っと光るモノが
ガラスに映っていた。近づいてよくよく見ると長さが20pくらいの白い羽、太陽の光に反射しているせいか、
時折キラキラと光が瞬いている。
それなりの大きさがある所を見ると、どうやら大型鳥類のものらしいな‥。
拾い上げ羽根を太陽にかざしてた丁度その時、灰色の分厚い綿雲に太陽が隠れ、
辺り一帯から眩しさが 消え去った。

「おや‥?これ‥只の羽根じゃない‥!?」

街が雲に覆われても、俺の手に握られている羽根は相変わらず白くでキラキラと輝いていた。
太陽の光で 反射している訳じゃない、まるでこの羽根自体が発光しているように‥。

まさかと思って羽根の一部を手と手で覆い、手の隙間から覗き込むと、羽根はやはり白く発光していた。
羽根の 光が所々俺の灰色の毛に反射しているのが見て取れる。

「凄い‥」

驚きのため息をつき、周りを見ると遊歩道の至る所に何枚か散らばっている。
石畳の上で青く輝きまるで宝石の ようだったが、誰も気が付かずに遊歩道を足早に通り過ぎていく。
一体この羽根って何なのだろう。俺はしばらく その羽を見つめていたが、捨てる気にはなれず、そのまま鞄の中にしまい込んだ。
次の日、また次の日もそこに 羽根は残されていたが、羽根の主は全く分からないまま過ぎていった。

「ふう…今日も冷え込むな…。」

 羽根を拾ってから4日目の夜、この日はたまたま捜し物が長引き、
商業区画を後にしたときには既に夜の景色 が広がっていた。
暖房の効いた屋内では生暖かい空気に包まれているが、外に一歩でも出ると冷たい空気が 流れ込んでくる。

いつものデパートに差し掛かると、いつの間にかイルミネーションが飾られたのだろう、
デパート壁と向かいの街路樹には色とりどりの電球が取り付けられ、キラキラと宝石のように瞬いている。
暫くその光景に見とれ、ようやくそのイルミネーションから通り過ぎようとしたその時、

(フワリッ)

「あれ‥?」

白く光る物が肩へ舞い降りてきた。
雪かな…と思って肩に落ちてきたものをつまみ上げると、暖かくて柔らかい 感触が手に伝わってきた。
雪なんかじゃない、いつもここで見かけていたの羽が、空気に揺らされながら 空から振ってきている。

「この羽って空から振ってきていたのか…。あ、けれどということは…。」

この辺りは隣接する高層ビル街で気流がそれ、上空では風は殆ど吹かないことを俺は知っていた…。
だとするとこの羽の主は…。

「この‥上かな‥。」

そう呟くと俺は窓の明かりと壁が幾重にも連なるデパートの壁を見上げてみた。
羽の主がここに来て…そうやって誘っているような錯覚にとらわれてくる。
暫くそうして上を見上げていたが、徐々に好奇心が 湧いてきた俺は、そのままデパートのエントランスから中へと入っていった。

 深夜営業中だったおかげで、デパートはまだ閉店まで時間があった。
獣の通りがまばらな売り場を通り抜け エレベーターから更に最上階から階段を登るとビルの屋上階が姿を現した。
ガラス扉を開けて屋上に出てみると 暗い夜空とひんやりとした空気が一帯に広がっていた。
灯りが殆どなかったので辺りは真っ暗だったが、 僅かに点在する街灯で鈍く光る人工芝とヘリポートの表示が辛うじて見て取れる。
向こうに向こうに黒々と 見えるのは貯水タンクだろう…。
機能性を重視して作られたのかよくある子供の遊具や屋上売り場は何も 見あたらない。
無論、そんな夜の屋上に自分以外の姿は全く見かけることはなかった。

「やっぱり‥こんなところに鳥なんかいないよねぇ‥。」

外周をちょっと歩き回った辺りで、俺はため息をついた。
コンクリートと人工芝だけの屋上に、大型の鳥が 留まれそうな場所は全くなかった。
無論、一帯には鳥の姿どころか羽根一つ落ちていない。

「仕方ない‥とりあえず帰るか‥。」

見納めに‥と先ほどまで見なかった柵の外をふと見ると、屋上からだとかなり下の方に街が見えている。
もっとよく見ようと柵から身を乗り出すようにして街を見下ろすと、眼下の景色に俺は目が離せなくなった。

「凄い…夜の街ってこんなに綺麗に見えるんだ…。」

柵の向こうには、地上を彩る無数の光がずっと先まで広がっていた。
その灯りの海からいくつかのビルが 街から突き出るようにで光の塔を作り出し、
その頂上では赤い光が交互に点滅を繰り返している。遠くで 青く点滅している光は恐らくタワーや鉄塔なのだろう…。

この街の夜景が宝石箱に例えられることがあったけれど、その理由が何となく分かった気がする。出来る
ことなら、まだ居ない愛する恋人と一緒に見れたら、どんなに嬉しいか…。

「これで星も綺麗に見えていたら、もう言うことないんだけれどなぁ。」

俺はそう呟くと、黒く広っている夜の空を見上げた。
地上は街の灯りが海のように広がっている反面、空に は街の光のせいで大人しく瞬く星が僅かに点在して見えるのみだ。
もっと星をよく見ようと、夜空をじっと覗き 込んだその時、

(キラッ!!)

「あっ‥?」

自分のほぼ真上の暗い夜空で明るい流れ星が光の筋を引き、あっという間消えていった。
程なくして別の所から 流れ星が発光して再び消えていく。さながら小さな流星群が生まれては消えている‥そんな感じだった。
そういえ ば、流れ星現れている間にが3回言えたら願いが叶うって言われたことあったっけ。
そう思い出した俺は、流れ星 が消えた辺りをにらみつつ口の中で願い事を呟いた…。
無論、先ほど流れた流れ星は既に消え去っている。

「愛する恋人が欲しい…愛する恋…ってあれ!?」

2回…いや3回願い事を言い切った丁度その時、消えたと思った流れ星が白い筋を引き再び輝きだした。 
流れ星じゃないっ、何だあれは‥!?

「なんだ…!?わわっ、こっちくるっ!!」

流れ星‥いや光の塊は軌道も変えてまっすぐ自分の方へと向かってきた。
このまま進めば完全に俺との激突コース 間違いなし。慌てて柵から手を離すと、俺はその場からニ・三歩飛び下がった。
直後に光の塊が俺の脇をかすめ 通り過ぎていった。
光は屋上の反対側まで突き進むと急に動きがぴたりと止まり、フワリと浮き上がってそのまま
自分の目の前にゆっくりと舞い降りてきた。眩しさに目が耐えきれず、腕で目を覆おうとしたその時だ、

「みぃつけた♪どうやらキミが、ボクが探している相手だったみたいだネッ。」

いきなりの明るい声に、俺はびくっと耳を尖らせた。
ほぼ同時にすうっと光の輝きが消え、そこには淡い緑色の ショートカットをした犬の少女が目の前で笑顔を見せていた。
全身は真っ白の毛に包まれ、狐に負けないような 大きくとがった耳をしていた。
その左耳に大きなリングが目立っている。けれども、それ以上に純白の衣とその 背中に生えた白い翼が俺の目を引いた。
美獣の少女に極薄で真っ白なワンピース、そして白鳥のような羽‥、
まさに天使という言葉がぴったりと似合う子だ。

「初めまして♪アナタの恋を叶えに参りましたっ♪」

天使の女の子は再び明るい声でお辞儀をすると、その羽で一度大きく羽ばたいて浮かび上がった。
何か返事の 一つをしたいところだったけれど驚きで頭に言葉がまったく浮かんでこない。
目の前で彼女が空を飛んでいるという 事実は曲げられないけれども何でまたいきなり俺の前なんかに‥?
いや、それよりこんな事ってあり得るのか‥?
一瞬夢じゃないかと思い、俺の灰色に染まった腕の毛を試しに引っ張ってみる。

「痛っ、夢なんかじゃない‥。」

「あはははっ!やっぱいきなりこんな状態で出てきたら驚いちゃうよね!ゴメンゴメンwゴメンゴメン、驚いちゃったかな?」

引っ張った毛の痛みで顔をしかめた俺をみて、パームが笑い出した。明るい無邪気な声だ。

「今も驚いてるよ、もう聞きたいことが山ほどあって‥。ええととりあえず君は誰?やっぱり天使?どうして俺の所へっ?」

「あははは、とりあえず順を追って話すから落ち着いてクロウ君。あ、君の名前位はもうお見通しさっ♪」

そう言うと、彼女は笑顔のまま俺の脇へと降りてきた。フワリという感じで着地し音は全くしなかった。

「ボクはパーム、君のご想像の通りの天使‥というか恋のキューピットかな。
恋愛成就の為のお仕事をしていて ボクは恋の匂いをかぎ分けることが出来るんだ。
少し前にこの辺りを飛んでいたんだけれど、そしたら突然キミから 甘ぁい恋の香りが漂ってきたんだ。
ボクはそれを辿ってここまできたってワケ、確かクロウ君ってボクの羽を持って いたでしょう、
あれがあればどんなに遠くに居たって居場所は直ぐにわかるよ。」

そういえば翼に生えている白い羽に見覚えがあった。これって彼女の羽だったのか…。
拾った羽根を鞄に閉まった のを思い出し、羽根を取り出そうと鞄を開くと、中から青い光が漏れていることに気が付いた。
中を覗くと、案の定 拾った羽根が青く輝いている。

「あっ、鳥の羽が青く‥!?」

「やっぱり♪それが青く輝いている時は恋をしている証拠さっ。
この羽を拾って羽根が青く輝く程に恋をするように なったとき、それをかなえてあげるのがボクの使命なんだ。

でも凄いなぁ。その羽って翼から離れるともう普通の人には見えないんだ。他の人は気が付かなかったろう?」

パームはそう言うと羽根を羽ばたかせて再び浮き上がると、
そのまま自分の目の前にある柵の上にフワリと 降り立った。
靴は履かず、ふくらはぎを簡素な白い布を巻き付けてあるだけなので、彼女のつま先から白い爪が チラリと見える。

「そっか。道理で誰も落ちていた羽根に見向きもしなかった訳だよ‥。それにしても、その格好って‥その‥随分大胆‥。」

俺はそう言うと、視線を彼女の足下から上の方へチラッと移すとすぐさま足下に戻した。

原因は彼女の服装だ。着ている天使の服が、あまりに薄手で露出が多すぎて、目のやり場に困る位だ。
際どさを 通り越して、片方の胸は服に収まらずに露わになっているからとても上を向くなんてできない。
いや、胸だけなら まだいいのだけれど‥。

「あはははははっ!やっぱりキミも男の子だね。ボクの裸見れたのが嬉しいんでしょ?んもぅえろいなぁ。」

「なっ‥。」

鋭い指摘に俺はドキリとした。悔しいけれど気持ちが耳と尻尾に出てくるのは避けられない。

「気にすること無いって!男はみーんなえろいんだから、こうやって興奮しちゃうのも当然のコトなんだヨ?
この姿を見てなんとも思わないって、かえっておかしいもの。」

パームはそう言うと、柵の上に乗ったままくるりと一回転してポーズを取った。
スカートが一度大きく翻り、 ユラユラと揺れている。

「やっぱりこんなカッコだから驚いたかな?別にこの格好じゃなくてもいいのだけれどボクの趣味でねっ、
刺激的でいいでしょっ?」

そう言うと、パームは露わになった胸を両腕で隠した。
胸が大きいせいか、その隠した腕からこぼれそう に膨れているのが見て取れる。
彼女も胸から溢れる大きな胸は自覚しているのだろう。ただ‥肝心なこと に気が付いてないみたいだ…。

「うん、正直嬉しいって気持ちは本当にあるよ。ただその…パンツ履いてないからなお…。」

「えっ?」

彼女は俺の目線より高いところに居るのだから、風でスカートが時折はためく度に、
スカートの中の露わに なったモノが俺の目に映ってくる‥。

彼女の服の下は、何も履いていなかった。

「えっ?ちょっ!流石にどこ見てんのサっ!」

「見てないっ、さっきチラッと見えたからそれっきり下を向いて‥ってあっ。」

しまった、思い切り墓穴を掘ってしまった‥。きっと彼女の彼処が見えて気が動転していたせいだ。

「やややや、やっぱり見たんじゃないかっきゃ、きゃあああっ」

さすがに彼女も動揺したのだろう。柵の上に立ちつくしてた彼女の身体がグラリと揺れた。
慌ててスカートを 抑えた拍子にバランスを崩したのだ。

「うわっ、大丈夫か‥!?」

とっさに俺は両手を広げると、柵から落ちるパームの身体を両手で受け止めて抱きしめた。

丁度顔に彼女の柔らかい胸が当たり一瞬邪な気持ちがふらつくが、
受け止めた手の背中の羽根の感触に 慌てて顔を胸の谷間から話す。天使に変な事したら絶対バチ当たるぞ俺‥。

「ふう‥さっきから驚きっぱなし‥危なかったね‥。」

「う、うん‥。あ、そっか‥、焦ってたから忘れてたけれどボクなら羽で飛べるんだっけ‥。
でも‥助けてくれて ありがとう。」

「どういたしまして。それにしても驚いたな、そういえば俺の名前どうして分かったんだ‥?」

「ふふふ、この羽を持っている獣のことだったら名前くらい簡単に分かるよ。
君がどれくらい恋をしているかもねっ。 ほらほら、さっきより恋の匂いが強くなってきたよ。
君はどんな子が好きなのかな?このパームがその恋を かなえてあげるんだからっ♪」

僕の手から離れると、パームは青い羽根を手に取り目の前でヒラヒラさせていた。
確かにさっきより光が強くなって、 俺やパームの身体が青く照らし出されている。

「う〜ん、その羽根のおかげで嘘は付けないな‥。でも、本当にどんな子でも‥恋をかなえてくれるのかな?」

「勿論、ボクに恋に不可能なんてないよ。あ、でも女の子を不幸にしようとか酷いことしようとか‥、
なんてそんな 歪んだ恋はいくらお願いされたって許さないよ。
天界に言いつけて天罰与えて貰うようにしちゃうからっ。」

「わわっ、そんなお願い絶対するもんか。女の子に酷いことするなんて最低じゃないか‥、
恋をするからには、 女の子には絶対に幸せにするんだ、俺は。」

「うんうん、いいこというねぇ。それならばボクだって大歓迎さ、全面的に協力するよ。」

「そんな不幸にして泣かせるよりも、凄く大事にするんだ。できることならその‥、お嫁さんにしたいくらい‥。」

「凄い凄いっ!それならもう女の子幸せなじゃないか♪そんな恋なら絶対に大丈夫!
ボクにまかせて何でも 言ってみてっ♪」

「う…。」

パームちゃん好奇心いっぱいの言葉に俺に言いよどんだ。
いや、本当はどうして羽根が青く強く輝いたかは もう良く分かっている。俺が好きになった相手…それは‥。

「ホラホラ、別にボクに隠さなくたっていいじゃないか。」

言いよどむ俺を見て、パームちゃんが俺の両手を掴むとユラユラと無邪気に揺さぶってきた。
知らぬが仏‥いや天使なんだろうけれど、この場合は…。

「わ‥!わかったわかった、話すから。腕は良いけれど首まで揺さぶらないでくれ‥。」

「おっ、ようやく話す気になってくれたね、イイコトだよっ♪ホラホラ、誰なのっ?」

「ぐ…!!ほ、惚れたのは君だよパームちゃん!!俺はその‥一目惚れしたんだっ!!」

揺さぶられた余波で、俺は息継ぎもせず叫ぶように一気にまくし立てた。乾いた俺の声が屋上に響く。

「えっ……!!?ボク…!?」

この答えにはパームにも予想外だっただろう。
尻尾がピンッと持ち上げると、眼を大きく見開いたまま 固まってしまった。
でも、俺がパームに一目惚れしたのは本当だ。彼女の色気に当てられた訳じゃなかった、
凄い美獣で綺麗なのもあったけれど不思議と楽しい気分が元気な気力がお腹の底から湧いてきて、
彼女と 話すにつれてパームとずっと一緒にいたい、そんな気持ちが徐々に俺の心に流れ込んできていた。

勿論、先ほどの出来事で色香に当てられたのも少し混ざっているけれど‥。

俺の言葉にパームは目を閉じると、腕を組んで考え込んでいた。
暫くそのままの姿で時間が過ぎ、 どうなるのか内心ハラハラし始めたその時、急にパームに顔を上げると、ニコッと笑いかけてきた。

「そうだよね、これもきっと与えられた使命なんだ!ボクだって...君の何かに引かれてここに来たに違いない!
わかった、じゃあボクと付き合おうよ!」

「やったぁ!!!」

彼女の言葉に俺はその場で飛び上がった。
何かズレている気もするけれどこんな美獣で、天使の恋人が 出来たこと変わりない。

「嬉しそうだねぇ、ボクだって嬉しいよ♪クロウ君のような狼って身体大きくて格好良いからデートするときに
腕を組んで歩いたら楽しそうだし。」

そう言うと、パームは声をあげて笑い出した。この年の女の子ではあまり見かけない無邪気な笑い方だ。

「デートかぁ…。パームちゃんの様な子とデート出来るのはいいな。
でもその翼の姿で街歩くと思い切り 目立っちゃうな…。」

「あっ、別に大丈夫だよ。この羽は隠そうと思えば見えなくすること位造作もないんだから。
この羽を隠して 街の人混みに紛れてること、実は結構多いんだ。」

「そっかぁ…。でも、それも勿体ないんだよねぇ…パームちゃんも綺麗だけれどその翼も凄く綺麗だし…。」

俺はそう言うと、パームちゃんの翼を軽く撫でた。羽を撫でられるのが気持ちいいのか、

撫でる度に彼女の羽がユラユラと揺れ動く。暫くの間、俺はその揺れ動く羽をじっと見ていたが、
ふと あることが頭に浮かんできた。

「そうだ…、パームちゃんさっき空を飛んでいたけれど、俺も一緒に飛ぶ事ってできるのかな?」

「一緒に…?そうだねぇ、ボクだったら一人くらいなら何とかなるよ、
二人三人となると大変になってくる けれど。あ、もしかしてボクと一緒に空を飛びたいのかな?」

彼女の言葉に俺は頷く。

「パームちゃんの飛んでいる姿凄く綺麗だったからまた見てみたくなっちゃったよ。
好きになった天使と 一緒に飛べるだけでも嬉しいんだ。それにこの街の夜景が何だか気に入っちゃって…。
だから愛する 子と空を飛んで夜の街を見ることが出来たらどんなにいいかな…て。
実際に飛んでいる姿を見たら俺、 パームちゃんにもっと惚れそうだよ。」

「えへへ、何だか照れちゃうナ。ただ飛んでるだけで惚れられちゃうなんて。
でも
.いいよ、確かにボク なら街でもどこでもひとっ飛びさ。」

そう言うと、パームはその翼を2,3度大きくはためかせた。
風は起こらなかったが心なしかパームの 身体がフワリと地面すれすれで浮き上がったように見える。
もしかして単に羽ばたいて飛ぶのとは違うのかな。

「ベストコンディションだからクロウ君一人なら大丈夫だなっ♪ようし、ちょっと手を出してくれるかな?」

彼女に言われるままに俺は手を差し出すと、パームはその手を軽く握りしめた。
その瞬間、自分の 身体が羽のように軽くなり、空間に浮いている感触が全身を包んだ。
浮き上がったつま先で床の コンクリートを軽く蹴るとその反動でフワリと10pメートル程浮き上がる。

「凄い…。何だか自分自身が羽になった気分だ。」

「驚いたかな?この翼を羽ばたかせても飛べるけれど、いつもはこうやって飛ぶから別に羽ばたかなくても
大丈夫なんだ。だから、こうやってボク自身や手を握ったキミの身体を浮かすことだって訳ないよ。
魔法や超能力みたいなものかなぁ。」

「魔法かぁ…。本当に本物の天使なんだなぁ、パームちゃんって。」

「あはは、伊達に17年も天使はやってないさっ。さぁ、そろそろ街の空へと繰り出すよぉ♪
一気に 加速するから覚悟してね。」

パームはそう言うと背中を羽を大きく横に広げて一度羽ばたいた。
その途端、背中がグンと押された ような感触とともに、そのまま押されるように急加速で夜の空へと飛び出した。

チラッと下を見ると、先程まで居たデパートの屋上の芝とヘリポートが小さく見えたが、
直ぐに街の夜景 に埋もれていった。

「どうー、ボクとの空の旅は快適かな?」

「あ…ああ…。」

パームにそう聞かれたものの、実は正直言って周りを見るのはおろか、
まともに返事をする余裕は 俺にはなかった。
別段高所恐怖症というわけではないのだけれど、いきなり空に放り出されて何もない 所を宙に浮いているのを、
否応なしに実感するから思わず握る手に力が入る。

「そんなに心配しなくても大丈夫さっ。ボクの手を握っていれば絶対に落ちないから。ほら、上ばかり
見てないで下を見てご覧。緊張なんて吹っ飛ぶから。」

自信たっぷりにいうパームの言葉に、俺はおそるおそる視線を下に戻す。

「わ…ぁぁ…!?」

「ふふ、驚いたかなっ♪すっごい素敵な景色でしょっ?」

驚きで目を大きく見開く俺の姿を見て、パームは得意そうに一度羽を大きく羽ばたかせた。
実際俺の 眼下には屋上で見た景色とは違う夜景が広がっていた。
屋上で見た街を埋め尽くす光の海は、 空から見るとより絨毯のように細かく大きく広がって光り輝いていた。
建物の陰に隠れてさっきは 殆ど見えなかった道路では、
直ぐ眼下に道路に連なる街灯と車が豆粒のように見え、 通りを行き来しているのが分かった。

通りの車や列車が行き来して動いているのが見て取れるので、まるで街全体が生きているように思えてくる。

「凄い…こんな景色見たこと無いぞ…俺。」

「建物から見る景色も凄く素敵だけれどやっぱり空が一番だねえ。どう、最高のデートコースでしょっ?」

「うんっ、文句なしに最高だよ。でも驚いたな、
こうして空を飛んでいるのも勿論だけれどこの現在 でも天使が居るなんてなぁ…。」

俺はそう言うと横目でパームの横顔を見た。見れば見るほど美獣の子だ。
気が付いたら彼女の 露わになっている片方の胸に視線が行ってしまい、慌てて下をむき直す。

「確かに今の獣の技術も生活も、昔とは随分違ってきたよねぇ。
君たちの社会で宇宙へも行ける スペースシップが開発されたときは、
天界では凄い大騒ぎになったのを君は知らないだろうなぁ。
でも別にそういった科学技術に適応してきたのはボク達だって変わらないよ。
第一どんなに科学や 技術が進んでも、獣たちの恋する心は変わらない。
恋が有る限り、いつだって居るよ、ボク達はね。」

「恋のある限り…か。パームちゃんのような子がいるならいつでも居て欲しいかなぁ。」

「あははは、お世辞が上手いなあ。でもありがとうね。お、そろそろ面白いところにたどり着いたみたいた♪」

いつの間にかより高い建物が建ち並ぶ高層ビル街へと近づいていたのだろう。
林立する高層ビルが さっきよりも近くで見え、地面から灯りが整然と垂直に並んでいるのが分かる。
それらの屋上の四隅には 白色や赤色の航空表示灯が光っては消えていた。
120メートル以上の高さがあるという証拠だ。
大都市である光都でも、ここまで高いビルが密集するところは珍しい。

「そろそろかな…。クロウ君、ボクの手をしっかり手を握って離さないでね、ボクからも握るから。」

パームはそう言うと、俺と繋いでいる手にもう片方の手をに重ね、両手でしっかりと俺の手を握りしめた。
パームちゃんの両手の暖かさを感じたその瞬間、再び背中を押されたような感触が強まり、
飛ぶ速度が 一気に跳ね上がった。まるで流れるプールの早い流れる押し出された感じだ。

「どうだい、このスピードで飛ぶ光景も面白いでしょ?」

大きな声で彼女が声を掛けてくる耳に風が流れる音が響くので、耳に感覚を集中させないとよく聞き取れない。

「早いっ?これってビルからの気流…?」

「そっ、そのおっきい奴がこの辺りで流れるんだ。まるでジェット気流みたいでしょ?この風に乗ると面白くって…ひゃあっ♪」

一際強い気流に入ったのだろう、更に速度が増し、林立するビルが次々と後ろへと過ぎ去っていった。
目をパームに向けると パームは平気な顔だ。

「わわわっ、どこかのビルに激突はしないでくれよ。」

「大丈夫、ビルに激突するような…わわわっ」

(バサバサバサッ!!)

パームが得意そうに答えた丁度その時、強い気流に煽られ、彼女のスカートが捲れ上がった。むろんパームは
…ノーパンのままだ。

「ぶわっ…!?」

至近距離で俺の目に飛び込んできたパームの秘部に俺は目が離せなくなった。
単なるやましい心だけの せいじゃない。彼女自身も彼処も凄く綺麗に思えたからだ。
デパートの屋上で出会ったときとは異なり今度は 彼処の様子がハッキリと分かった。
秘部を覆うフワモコの毛にが強風に吹かれて揺れ、毛に埋もれていた 割れ目の筋が見え隠れしていた。

気のせいだろうか…何となくここがちょっと湿っているような…。

「わっ!クロウ君のエッチ!!ちょ、ちょっと見ちゃダメだってばっ!」

彼女の彼処から目を離さない俺にパームの顔は真っ赤になった。
慌てて俺の手を握っている両手を離すと、 そのまま足を閉じつつスカートを抑えこむ。

 彼女の手が俺から離れた瞬間、俺の身体がガクンと重くなった。
無くなっていた自分の重力が一気に 戻ってきたみたいで腹に変な違和感を感じる。
と、同時に俺の身体はパームから引き離され、地上へと 落下していった。
すうっと真下へと引っ張られていく感覚に思わず身体中の毛が総立ちになる。

「うわぁぁぁぁぁっ!!?落ちる落ちるっ!!」

「ああっ、危ないっ!!」

慌てて俺を追いかけるパームの声がもうかなり上から聞こえてくる。
必至になって手足をバタバタさせたが、捕まる所なんかあるはずがない、眼下には光が広がる夜の街。先程までは宝石のようだったが今の俺には
地獄同然、正直ぞっとした…ヤバイ!

 高層ビルの谷間のかなり下まで放り出された、悪寒が一層生々しくなったその瞬間、グン…と急に重力が
上へと引き寄せられた。パームがやっと追いついたのだ。

「はぁ…ボクもびっくりした…ゴメンゴメン、大丈夫だったかい?」

すぐ脇で追いついて俺の身体を掴んだパームの声がかかる。彼女もかなり慌てていたのだろう。
俺の手を握るどころか、身体を背中からしっかりと抱きかかえていた。

「今は…ね。さっきは凄い肝が冷えたよ…。」

そう言うと、俺はホッとしたように大きく息を吐き出した。地面に放り出される感覚ってこんな感じだったのか。
もう紐なしバンジージャンプは絶対にやらないぞ、俺は…。

暫く彼女に抱えられたまま、再び空を飛んでいたものの、落下しそうになったおかげで下の景色を見る余裕は なかった。
ようやく足が何処かに着いたときけれど、突いた瞬間に俺はその場にへたり込んだ。
ガチガチに 固まったまま足に力が入らず立ち上がることすら出来ない。

「ゴメンねえっ…。キミの身になにかあったら…ボクはどうしようかと思ったよ」

「ふう…。あれは君のせいじゃないから仕方ないさ。君の見られたくないとこ見ちゃったから天罰だったの かもね。
それにしてもここはどこだだろう…?随分と高い塔みたいだけれど…。」

立ち上がれずに座り込んだまま、俺は当たりを見回した。
少し離れた所に先程通り抜けた高層ビル街が、 光の林のように立ち並んでいるのが分かる。
すぐ真下へと目を向けると、高速道路と鉄道の街灯なの だろう、光の線がすぐ真下から街の彼方へと伸びており、
豆粒ほどに見える車や列車が行き来している のが見て取れた。

今居るここってどこかで見覚えがあるぞ…。そう思った俺は首を振って頭から記憶を呼び出してみる。

「あっ、思い出したっ…!もしかして光都テクノタワーじゃないか、ここって。」

「あったり〜♪よくこの塔の名前が分かったねぇ。クロウ君♪」

分かるなんてもんじゃない。この塔のことはこの国の獣だったら誰だって知っている。
光都の中で一際 高くそびえる光都テクノタワー、俺たちはその頂上付近にある上の踊り場に座り込んでいた。
パームの 翼ならどうってことない場所だろうけれど、
下からは最上階の展望室からメンテナンス用梯子を幾重にも 登らなければたどり着かない。

「景色はいいけれどここはまず誰も来ないからねぇ…ボクだけの専用展望台さ。
空からの景色も良いけれど ここで座ってじっと見る夜景も最高だよ。」

ぺたんと俺の隣で座り込んだままパームが答えた。
確かにここの景色はタワー展望台の更に上からの景色だ、 天使だって文句の付けようがないだろうな…きっと。

「こんな良いところがあるならば、あのデパートの夜景なんて付きとスッポンだな…。
あれ、それならどうしてあの デパートの辺りにも居たんだい…?」

「あ、彼処は夜景を見るために居たんじゃないんだ。通りを歩く獣を見るためだよ。
彼処なら恋を感じる獣達が たっくさんいるからね。羽があの辺りに落ちていたのもそのためさ。
でもまさか、ボクのコトが好きだって 言われるなんてなぁ。」

そう言うと彼女はニコッと笑いかけてきた。
彼女の言葉に顔どころか逆立っている尻尾の毛の先まで 真っ赤になったが、自然と彼女の方に顔が向いてしまう。

(……チュ…)

「!?」」

「んふうっ!? ご、ごめんっ!!」

気が付いたらパームちゃんと口を重ねていた。
いや、やろうとしたつもりでは無かったけれどパームの その姿を見ていたら無意識に…。

「ふ…う…。あっその……これは……!?」

あわてて口を離したが、舌がもつれて言葉が上手く出てこない…。さすがの彼女もこれには驚いたのだろう、
目を大きく見開いたまま恥ずかしそうに顔を赤く染めている。

どうする…感情は何とかしなくちゃ…と思っても身体は全く動かない。
何も出来ずに一層パニックになりそうに なったその時、
シドロモドロのまま何も言えなくなっている俺の口に逆に口を押しつけてきた。
もつれた舌に 彼女の舌が絡み、温もりが伝わってくる。

「んふ…ん!?パーム…ちゃっ!?」

「いいんだよ、だってボクは  君の恋獣なんだから…。」

長い接吻の後、真っ赤な俺に対してパームはニコっと笑顔を作るとそう答えた。
口調はあっけらかんと していたが、表情は先程と違ってとろんとした目つきになってきている。
きっと、さっきのボクからキスが キッカケになったのだろう。
俺はというと彼女からのキスの洗礼を受けてこっちがタジタジになってしまった。

まさかここまで積極的になるなんて…。そんな俺に彼女は身体をすり寄せると、
ギュッと軽く抱きしめて 頬を俺の頬へとすり寄せてきた。
照れくさくなって下を見ると彼女のヒラヒラしたスカートが目に入る。
すっかり捲れてしまっているけれども、スカートを戻そうとする様子はなく、そのまま彼処が露わになってしまっていた。

「あっ、また彼処を見つめてるねっ。クロウ君ってエッチだなあ♪」

パームに指摘に俺はどきりとした。出来心でチラッと見るだけのつもりだったけれどそんなに視線が 集中しちゃってたんだ。
無論俺だって雄だし、パームの、そのサービス満点の姿をみると、その誘惑には 負けてしまうけれど…。

「えっ、いやっこれは…!?」

「そうかわかった…!見たいんじゃなくていっそのこと…ボクを抱きたいだねっ。もうエッチというよりも…
やっぱりエロいなあ、クロウ君♪」

「なっ!?」」

「ふふ、君の顔を見ると青い羽根を見なくたってバレバレさっ♪でもいいんだよ?
君になら好きなだけ 見てくれても!だってクロウ君のような正直な子はボクも大好きだし、
それに何だかもう下を見られるのも 慣れてきちゃった。ほら、君だって…もう、ここがこんなに…。」

そう言うと、パームは純粋無垢な表情を浮かべながら身体をすり寄せてきた。
既に俺の股間のモノは 大きく膨れあがっている。おかげで、密着したズボンの布越しに、
膨れた股間のモノが彼女の彼処へと くっついてくる。逃げようにも未だに足に力が入らない。
それでも当たらないように腰を後ろに引くが、 その分彼女から身体を押しつけてきた。

(パサッ…)

「ひゃ…ちょ、ちょっとダメだってば…」

押しつけられるだけでは終わらず、俺の身体が押し倒されるように、床に横たわる。身体の上には翼を
大きく横に広げたパームが乗り、尻尾の留め金を外してきた。

「わあっ…。クロウ君って女の子に入れようとする時はこんなに大きくしちゃうのかぁ。」

ズボンを下ろされると同時に、既にズボンの中で膨らんでいたイチモツはすぐさま上へと反り返った。
俺が止める間もなく、パームは右手で俺のモノをそっと掴むと、
そのまま口でペロペロと側面の裏側を 舐め始めた。とろけそうな快感が下から感じてくる。

「こんなに膨らませたのを女の子の彼処に入れちゃうなんて酷いなぁ…女の子の彼処がすりきれちゃうよ、
きっとおまけに玉がおっきいね…、赤ちゃんの素たっぷり詰まってるかな。」

酷いなぁ…と言いながらもしながら、パームの口調は嬉しそうだ。
時折側面だけでなく、先端をもをペロペロ と舐め、その度に刺激がピクピクと伝わってくる。
玉袋すら舐めるので正直気持ち良くて頭がとろけそう…。

「ん…あっ…、だ…けれど俺のモノをココまで大きくしたのは…、パームちゃんがそんなふうに舐めたか…ら…。」

「うん…、だってボクがそう望んだんだもの…。」

(パクッ…)

誘うような口調と共に、パームは膨らみきったモノを口の中へと飲み込んでいった。
さっきまではペロペロと 舐められる間だけだった刺激が口の中に入れられて快楽が続きっぱなしだ。
おまけに俺のモノはパームの 口に四方八方から包まれて、更に舌で愛撫されるから、快楽は先程とは段違いで…もう…。

(クチュ…クチュクチュ)

「んふっ…んんっんふうっ…!んっ…んっ…はふう…。」

「パーパーム…ちゃ…。」

口をすぼめて締め付けるような感触が流れ込んだ。そのばかりか袋にも暖かい快感が注ぎ込まれる。
目を下に向けると、モノの下で膨らんでいる玉袋がパームの手の平に載せられ、優しく転がされていた。
まるでココに溜められた子種を爆発させるのを袋にに促す…そんな感じだった。
無論天使の女の子に 刺激が奥の奥まで伝わるのにそう時間がかからなかった。

 ここまでされてもう耐えられない、出る…。…そう思った矢先に、急にパームは頬張っていた俺のモノを 離した。
下を見ると恋獣の口の感触がなくなった俺のモノが温もりを求めてピクピクと震えているのが見てとれる。

「大丈夫だよ…、絶対に君を満足させてあげるって約束するからっ。
口でもいいけれど折角のクロウ君のこんな 大きくて凄いものはは…ココに入れてあげなくちゃねっ。」

最後までされなかった為に少し不満そうな表情を感じ取ったのだろう。
うっとりとした表情が混じる笑顔を浮かべると、 パームは彼処が露わになったまま膝で立ち上がった。
既に彼処からはは愛液が滴り落ち、ポタポタ…と仰向けに 寝たままの俺の腹と…そしてモノをぬらしていった。
直ぐ真下には俺のモノが控えている。
パームの膝とと手の 支えがなかったら、我慢できずにそのまま繋がっていたに違いない。
もう、今だってもう我慢がでない…。

「ぼ、ボクだって恥ずかしくないわけじゃないんだ…、でも、エロいのはクロウ君だけじゃないよ…。
だって…こんなエッチな服を着ているくらいだもの…。」

(クチュ…)

そう言うとパームは彼処に手を当て、白い毛を掻き分けると秘部が見えるようにゆっくりと押し広げた。
フサ毛の奥のパームの膣内はすっかり濡れぼそりピンク色をしたものが、ヒクヒクと揺らめいていた。
時折頭の上で、タワーの明かりが 点滅するたびに、パームちゃんの秘部が赤く照らされ、
艶めかしさを 一層引き立てる。

「どうだい……ボクからの大サービス…受け取ってくれるかなっ…。」

柔らかい声をあげるパームの秘部からは、愛液が更に流れ落ちた。
流れ落ちた先の俺の毛皮は、 もう既にぐっしょりと濡れている。もうもの凄い誘惑だった。
美獣で天使…そんな娘の光景に俺が逃 れられるはずがない。
俺は彼女の腰に手をあてると、そのままギュッと抱きしめた。もう…絶対に離すもんか…。

「パ、パームちゃん…抱いても…いいんだよね…。」

「あ…ボクがしてあげるから…そのまま横になって楽になって。ボクもこういうの初めてだけれど、
君のためなら何でもしてあげるんだ……うんと気持ちよくなって…。」

実際、もう俺のモノはピクピクして垂直どころか自分のお腹の方まで向いていた。
そんな俺のモノの 上に、翼でフワリと身体を浮かし膝立ちのままパームはゆっくりと自分の身体をの上に覆い被さった。

「入れるよ…ボクを…恋獣のボクだけをずっと見ていて…ねっ。」

「うん…。」

俺の返事を聞くと、パームはゆっくりと腰を下ろし始めた。
緊張しているのか足が少し震えているのが 分かった。やがて秘部の割れ目が俺のモノの先端と…。

(ツン…スルスル…)

「はあ…ぁ…んっ…。」

接触した瞬間、パームは喘ぎ声の混ざった高い声を漏らす。
これまでの元気な声からは想像できない ような色っぽさを含む声だ。
けれどもモノはそこから先へは簡単には入らなかった。
モノが反りに反り返って お腹の方まで傾いている上に、
割れ目に溢れ出る愛液で滑り割れ目に押しこもうとしても入らずに表面を 滑るのが見える…。
パームに焦りの表情が浮かんでいたけれど、俺にももう余力なぞなかった。
生殺しの状態が続いて、 我慢できない…。思い切り奥まで…入れたい!!

「クロウ君、恥ずかしいけれど…ごめんっ…。」

(モニュッ…)

とうとう我慢できなくなったパームは、俺のモノを僅かに震える手で掴みゆっくりと割れ目へと導く。
震える手で何度か苦戦しながらようやく割れ目の入り口にまで宛うと、
パームは一度大きく深呼吸を すると、腰を下ろし…そのまま秘部へと押しこんだ。

(ズニュ…グニュッ…!!)

「ハァ…はあんっ!!」

「ふあ…ぁ…パーム…ちゃんっ!!」

膣内に俺のモノが入ったその瞬間、膣内の暖かさが猛烈に伝わってきた。
パームの露わになっている側の 胸がフルフルと揺れ、背中が仰け反った。

「はぁ…ん…ボクのココのお味は…いかが?」

パームの言葉に俺は目を閉じて頷くので精一杯だった。もう気持ちいいなんてもんじゃない。
天使ってこんなに 締め付けてくるなんて…。目の前の割れ目はギュウギュウと握る手がギュッと握りしめてくる。
よく見ると、 彼処が僅かに赤く染まっているような…パームちゃん…まさか…。

「うぁぁっ...ん、そんな心配そうな顔をしないで。
痛いけれど…悦んでくれたからもう何だかボクもすっごく 気持ちいいがしてくるんだ
.
本当はこのまま凄く動きたいのに…身体に力が入らないや。きっとクロウ君のが大きすぎて…
気持ちよすぎるせいだよ…。」

「大丈夫…?もし良かったら…」

「いいよっ。ま…まだ君を気持ち良くできるんだから…ボク。」

声は強がっていたが抑えている手の力が徐々に抜け、震えが更に大きくなっているのは俺にもわかった。
それでも…俺に快楽を更に与えようと、顔を赤くして腰を前後させて動こうとしていたが、
俺のモノが先端近くまで 抜かれたところで、俺の胸の上にばったりと倒れ込んだ。
倒れ込むと同時に再び根元まで差し込まれ、 刺激が再び全身を駆けめぐった。

「はぁ…はぁ…。ゴメンね…。うんと満足させてあげたいのに、もう力が完全に抜け切っちゃって…動けないよ…。」

倒れ込んだままのこちらに表情を向けると、パームは目に涙を浮かべながら呟いた。
パームちゃんが 謝ることはない…素敵な彼女だよ…。そんな表情を見せて首を横に振ると、
パームは涙を浮かべたまま 嬉しそうな表情で俺に頬をすり寄せてきた。

「ありがとう…、お詫びにもうボクの身体はもう好きにしていいよ。
だって…もうボクは君だけの天使に…ひゃっああああんんっ。」

本当はパームの言葉を最後まで聞きたかったけれどもう身体が言うことを効かなかった。
彼女の言葉が終わらないうちに俺は下から自分のモノを突き上げるとそのまま腰を激しく上下させた。
無論あまりの 快楽にもう止められない…。

「ひゃあ…あん…。クロウ君凄い…。そのままうんと激しく…胸も一緒に…食べていいから…。」

そう言うと、パームは俺の手のひらを握り、自分の胸へと宛った。
俺の手の平で彼女の張りのある 胸がフルフルと暴れだす。

「…そんな遠慮せずにいいよ…。
ボクの胸をギュッと抑えて揉んで…食べちゃってもいいからっ…好きなだけ…揉みし抱いて!!」

そう叫ぶとパームは、俺の手ごと胸を揉みし抱いた。
モニュッ…モニュ…。胸の柔らかさが手に伝わると共に、 一層きつくなった。喘ぎ声も一層大きくなる。

「ひゃ…ぁぁ!!!胸も彼処も…凄い…よぉ…。」

「凄すぎるよ…。俺はもう…夢のようだけれど大丈夫かい…パーム…ちゃん…?」

「ぼ…ボクは大丈夫…。…まだまだ…はぁんっ!

(グチュッ…グチュッグチュッ!)

パームはそう強がったものの、もう激しいピストン運動で俺にされるがままだった。
激しく突かれる度に 目を閉じて背中を仰け反らせようとしていたが、抱きしめる手を俺もパームも絶対に離さなかった。

ギュッと俺にしがみつき、
羽だけがバサッ…バサッ…という風切り音と共に大きくはためいているのが 彼女の背中で見え隠れしていた。
激しく出入りするたびに愛液が飛び散ち踊り場から街の夜景へと 吸い込まれていく。
その街の微かに見える光の海と点滅する赤い光で、快楽と激しさに翻弄された パームの表情が一層色っぽく見える。

(ズニュッ…!!ズンズンズニュッ!!!ズニュニュッ、ズンッ!!)

「はぁ…はぁぁ…!クロウ君…ん…ふう…好き…もう大好き…」

 こんな美獣だと思った娘を見るのも、激しい快楽ももう生まれて初めてだった。
そして…俺もパーム大好き、 もう…他の誰よりもずっとずっと…。

(ビクンビクンッ!!)

不意にパームが一度手を離すと、思い切り俺に抱きついた。
背中に爪が立てられ、俺の胸の毛も ギュッと握りしめられる。腰を動かし必死に接合部の連結は一層強くなり、
震えが俺のモノにまで伝わってきた。

「パーム…ちゃん…?」

「ゴメン…でももうすぐ…来る…何かが来るみたいだから…凄く…怖くって…。」

目に涙を溜めたままパームが答えた。我慢できないのはパームだけじゃなくて俺も同様だった。
天使の美獣が愛おしくて…そして気持ちよくて…。もう…ずっとずっと…。

いけない…!でももうだめだ…でるっ!!

「パームちゃん…!!最後のお願い…、一つだけ…」

「はぁ…はぁ…!!えっ…いいんだよ…ナカに…ナカになら幾らでもだしたって!?」」

息絶え絶えにパームが聞き返す…。もう自分のモノが激しく震えている…心も体も…もう持たないっ。

「違うっ!!言ったよね…結婚したいくらいだ…って…だから…だから…!!」

同時に猛烈に突き入れると同時に俺は叫んだ。もう快楽で喉の奥から絞り出すのがやっとだ…。
で もこれだけ…これだけは絶対に伝えなくちゃ…。

「出会ったときからずっと…ずっと思ってた…!!最後のお願い…、パームちゃん俺と……
俺と結婚してく……れ!!!」

「…!!!!」

俺が叫んだその途端、パームは口を開き描けたが、そこまでだった。
同時に膣が猛烈に痙攣し ぎゅっぎゅっと締め付け、そして…それはもう俺にまで…。

で……る……!!!

(ズビュ…!!!!ドクンドクンドクッドクドクンッ…ドプゥッ!!!!!!!)

思いきり根元まで差し込んだとその時、最後の瞬間がきた。
子種が爆発して激流のように膣内へと 注ぎ込まれ膣内の全て、そして更に奥へと手前へとなだれ込んできた…。

「ふうんんん!!!…あが…ぁぁぁあぁぁ…が…はぁ……んっ!!  …   …。」

幸せを満たされたような表情のパーム、そして接合部から溢れ出たモノが夜の街へと キラキラと滝のように流れていく…。
これが俺の見た最後の光景だった。

 

 

PiPiPiPipipipipi…)

遠くの方で人工的な電子音が断続的に鳴り響いている。
間隔が短くなるにつれて、 徐々にその音が近くなってくる気がする。
やがて、電子音が連続して鳴り響くようになったその時、 ふと我に返った感覚と同時に俺は目が覚めた。

目に入ったのは黒い夜空ではなく白い天井、辺りを見渡すとやや散らかっているいつもの俺の部屋。
そしていつもと同じベットの上で俺は横になっていた。

目覚ましを止めて、デジタル表示の時計の日付を見てると、翌日の朝9時と表示されている。
起きあ がって自分の身体を見ると、一見何事もなかったように身体は灰色の整った毛並みに包まれていた。
けれども背中の爪を立てられたときの痛みは今も微かに残っているし、彼女の匂いが今も僅かに残っている。

「夢じゃない…。だとするとパーム何処に…もしかしてもう何処かに去って…居なくなっちゃったのか!?」

無論そんなこと信じたくなかった。呆然としたように小さく呟いたものの、
その問いに答えてくれる 相手は勿論何処にもいない。
俺はその場でうつぶせになると枕に顔を押しつけるとため息をついた。

「結婚…お願いしたのにそんなことって…。せめて…また会いたい…。」

目が潤んでいるせいだろう、目の前の視界がぼやけ、腕に目からこぼれ落ちた涙が滴っているのが分かった。

 暫くそのまま涙を流したままだったけれど、何か食べようとのそりと起きあがったその時、
隣の部屋の ダイニングキッチンからトントントン…という包丁を叩く音が聞こえてきた。
暫くしてゴソゴソとまな板を 動かす音がして、また再びトントン…と軽快な音が響いてくる。

「!?もしかして…。」

扉を開けた。そこにはいつもの見慣れた台所に、ミニスカートのメイド服の少女が一人、
キャベツを 刻み鍋へと放り込んでいた。そして、そこに見える横顔は…。

「パーム…!?」

「やっと目が覚めたようだね♪おはよう、最愛のクロウ君っ。」

メイド服を着たパームはそう言うとクスクスと笑い出した。

「パームちゃん…どうしてここに!?」

「あはは、家まで連れ帰る時にクロウ君が寝たまま寝言半分に教えてくれたんだよ。
もう、家まで運ぶの大変だったんだから感謝してよねっ♪
おまけにその途中でボクのこと綺麗とか、愛して幸せとか…。
その他にも…もう顔から火が出そうでボクの口からとても全部言えないよ。」

その頃のことを思い出したのだろう。パームはそう言うと、真っ赤になって顔を押さえる。

無論、聞いている俺だって顔は真っ赤だ。そんなこと記憶の隅にも残っていない。

「そうだったんだ…、ごめんよ。でも良かった…居てくれたんだ。昨日のことも夢じゃなかったんだ…。」

「ふふっ、いつもだったら恋が叶ったら静かに立ち去ることにして居るんだけれど、
ボクとの恋をかなえて あげるってクロウ君と約束したからねっ。昨日のあの塔で…キミの愛を凄く感じちゃったし…。それに。」

そこまで言うと、パームは一度言葉を切り。一度俺の顔を誘惑するように見つめてきた。

「最後のお願い、ボク…ちゃんと聞いていたよ。結婚して欲しいって…ねっ…。
ボクも驚いたよけれど、 クロウ君にだけなら、そのお願い…聞いてもいいな…ってね。」

「!?パームちゃん…それって俺のプロポーズは…!!」

嬉しさで目が潤む俺に微笑むと、パームは頷いた。

「嬉しいっ!!!」

(ギュッ!!)

俺はパームを思い切り抱きしめた。嬉しさで目は涙目のままだったけれど、そんなの構わなかった。
良かった…本当に良かった…。

 そんな幸せな感情にに包まれたその時、俺の鼻に妙な匂いがまとわりついた。
腐敗した有毒物質を 合成して発酵させたような酷い匂いで、抱きしめているパームの甘い匂いがかき消えるほどだ。
よく見ると、パームの翼に遮られて見えなかった後ろで鍋から黒い煙が上っていた。
中からはパチパチと いう嫌な音が聞こえてくる。

「うわっ!?パ、パーム、こりゃ一体何を作ろうとしてたんだっ!?」

「ん〜、愛する旦那様に愛の手料理 っと思ったんだけれど、お気に召さなかったかい?」

気に入る以前に、これじゃ愛の手料理というよりも呪いの怨念だろ…。
フライパンを覗き込むと、 食材だったものが黒こげどころか炭化している。
ジッと見つめてみると、その焦げ焦げに混ざって 大量のコショウや怪しい香辛料が混ざってる。
天使の食事ってこれが普通なのかっ!?

「おいおいおい、こんなのを旦那に食べさせようとしたのかいっ」

「うんっ。その筈だったのだけれど、クロウ君の口には食べられないのかな?」

首をかしげながらおたまですくって味見をしているパームに向かって、俺はこれでもかと言うくらい 大きく首を振った。
こんなもん口どころか身体が絶対受け付けない。食べたら寿命が縮そうな 料理って初めて見たぞ。

「そっかあ…、美味しい料理をと思ったけれどご馳走できなくてごめんねぇ。
それならもう一つ、 美味しい料理がもう出来上がってるから、それご馳走して上げる。あ、こっちは大丈夫。
自信たっぷりだよ♪」

「えっ、料理って一体何が…他に何もなさそうだけれど…?」

「あるよ…。クロウ君にだけの特別な料理がね…ほら。」

そう言ってパームが後ろを向いた途端、俺はドキッとなった。
下を覆うメイド服のスカートは前半分のみで、 後ろは全く着いていなかった。
無論、下着は何も着けていないので彼女の真っ白いお尻がハッキリと見え、
お尻の割れ目の奥には昨日繋がった彼処が見え隠れしていた。

「まさか…料理ってパームちゃん自身?」

「うん♪パーム特製、…旦那様専用デザート…ボクのスイートシロップだよ…どう?」

恥ずかしそうにそう言うと、パームは俺によく見えるように尻尾を持ち上げ、手でお尻を掻き分けた。
秘部の周囲にはクリームとシロップがたっぷりと塗られて、
それにパームのトロトロとした愛液が 僅かに混ざっていた。

ごくり…その光景に俺は思わず唾を飲み込む。

「今が食べ頃だよ…だから…残さず食べて欲しいなっ♪」

彼女のの言葉に俺は理性が崩れてその場でパームを抱き上げた。
そのままテーブルの上に載せると、 俺はパームの秘部を舐めまくった。
クリームと一緒に甘い秘部を頬張り、割れ目の表面を舌でたっぷりと
舐め取った。もう、こんな極上のデザートは食べたことがない。

「ふぁっ…!テーブルの上で…だなんて…本当に料理されて…食べられてるみたい…ひゃあんっ!!」

パームの言葉が終わらないうちに、俺は秘部の割れ目に舌を思い切り差し込んだ。
塗られたクリームは たちまち無くなり、愛液混じりの残りのシロップを一滴残らず舐め撮ったところで、
後ろからメイド姿のままの パームに覆い被さる。

「ぁ…」

パームからか細い声が漏れたが、背中の羽は何かを期待するようにゆっくりとはためいていた。
お尻も、 俺の膨らみきったモノへと押しつけてきた。

もう夫婦となった俺たちに壁なんてなかった。俺はパームのデザートのおかげでで膨らみきったモノを、
そのまま奥へと一気に差し込んだ。

「はぁ…あんっ…!!」

(ズンズンズンズニュッ…!!)

入れたと同時にきついパームの膣内で猛烈にモノを動かした。もう…パームのこことずっと繋がって愛したい位だ…。

「いいんだよ…もう夫婦になるんだし、こんなデザートで良かったら毎日ご馳走……ひゃ…ああああんっ!!」

激しい交尾にお互い限界に達するのはもう時間の問題だった。もう…パームと一緒に一生…生きるんだ俺は…。

 

 

「ふふ、ボクを一杯愛してくれて嬉しいけれど、どうするのかなこのお腹は、クロウ君♪ボクは幸せ一杯だけれど♪」

それから数ヶ月後の俺の部屋。毎日のように妻のパームと夫婦生活をしていたその結果は最早言うまでもなかった。
大きくなったパームのお腹には、もうすぐ生まれる俺の子供がぴくぴくっと時折母親の胎内で動いている。

「どうする…ってそりゃあ言うまでもないだろう…。最愛の妻との子供なんだから…。
父親になる覚悟なら もう決まったさ。パームは大丈夫かい。」

「もっちろん♪母親になる覚悟は出来てるさっ。
子供が生まれたらみんなで一緒にまた思い出の場所で 夜景を見てみたいねえ…。
あ、勿論次の子供を産む覚悟もできてるよ。だからガンバって…ア・ナ・タ♪」

「次の…ってわわっ…パームっ!?まだお腹に子供がいるのにそれは…はぁっ…!?」

(クチュ…ズニュニュ…ニュッ♪)

 

(おしまい)

 


あとがき

 

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