高校生クイズ99-01の中部大会会場を巡る@ちせくまオフ46前半
1999年、2000年、2001年のTVP「全国高等学校クイズ選手権」(日本テレビ、1983)中部大会にてYES・NO(○×)敗退。
編注:このコンテンツは、1999~2001年の高校生クイズ中部大会の様子をレポートしたものではなく、これに参加し敗退したクイズプレイヤーが、2023年に、当時を振り返って各会場を巡り、YES・NOが今なら何問解けるか試した様子の旅行記です。いわゆる過去を乗り越えるための模索です。
高校生クイズ'99 中部大会の話
1999/07/30、会場は江南緑地公園。すいとぴあ江南の隣、「芝生広場」がYES・NOの会場でした。
この年はサバイバルではなく、7問保証でした。何問正解したかはもうよく覚えていないのですが、第1問の金魚と、タッパーウェアの発明者は誤答しましたね。
思い出のあの一問!
保存に使うタッパーは、タッパーさんが開発した。 第一次予選YESNO 第4問
TVP「第19回全国高等学校クイズ選手権 中部大会」(日本テレビ、1999)
「ファイヤー!」の代わりに「タッパー!」って言わせよう、っていう魂胆があるので、「タッパー作ったのタッパーさんじゃん面白~」→叫べ「タッパー!」という流れを生むにはYESにするしかない問題。
とはいえ、あの場でこの意図に気づけたとしても、当時私に付き合ってくれた先輩2人を、知識根拠なくYESに引っ張っていくのは、気の小さい私にはできなかっただろう。
知識があれば解けたし、メタ読み+説得力でも解けたのに、どっちもなかった、っていう、甘っちょろい高1の話。
再戦(使用問題集:『全国高等学校クイズ選手権 10』)
それでは。持参した未読のクイズ本を用い、当時と同じ出題形式でセルフ出題、回答していきます。
幸いなことに、私は福澤朗アナ・ラルフ鈴木アナの総合司会者交代過渡期に立ち会っており、お二人の問い読みと舞台回しを実際に体験することができました。
……なのですが、そういえば、高校生クイズの発案者にして初代総合司会、留さんこと福留功男アナの出題に対峙する機会は、これまでなかったのですね。1990年は留さん最後の高校生クイズ。襟を正して、気を引き締めての挑戦です。
2001年に地方予選を勝ち抜けてれば、東軍を率いた留さんに会えたんですけどね。まぁ。
10面ダイスを2つ用い、10の位と1の位に割り当てて、問題集の通番1~100からセレクト、ってやってたんだけど、本の中の問題の並びが沖縄予選→沖縄決勝→東北予選→東北決勝→……っていう地方順だったので、1~100問目のなかに早押しとかも普通に入ってたのよね。そのあたりは適宜調整しまして。
ロケットの推進原理は、あのイカの泳ぎ方とまったく同じである。 第5問 沖縄 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
食糧庁の調べによると、収穫した米を1番多く他の都道府県へ送り出しているのは、米どころ秋田である。 第28問 東北 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
アメリカの「南北戦争」と日本の「西南戦争」。先に始まったのはアメリカの南北戦争の方である。 第32問 東北 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
重要無形文化財の人間国宝には、予算の都合上、定員がある。 第170問 関東 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
花の色が微妙に美しく変わる「アジサイ」。英語では「レインボーフラワー」という。 第290問 北陸 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
中国の長~いもの! 「万里の長城」と「揚子江」。その長さを比べると、人間の作った「万里の長城」の方が長い。 第359問 中国 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
南極には各国の基地がありますが、さすがに、観光客用の「ホテル」はない。 第460問 中部 YES・NO
『全国高等学校クイズ選手権 10』(日本テレビ、1990)
- ロケットはロケット噴射よね? イカって脚使って泳いでるよね? とNO → 誤
- イカは脚で泳いでないのなー。
- 新潟では? と思いNO → 誤
- これでNOだったら秋田勢のテンション下がるもんなぁ。もし新潟だったら北陸大会で出して「YES」にもってくのが演出としては正しい。
- 南北戦争は1920年あたりで、西南戦争は明治維新あたりだからYES → 正
- 1861年、1877年。想定年代がズレている。1920年は国際連盟発足ですね
- 無限だろ、と思いNO → 誤
- 70名(当時)。なお2023年現在は116名。
- アジサイにはアメリカ人の考える虹の6色が揃ってなさそうだから嘘じゃないか、とNOへ → 正
- hydrangea
- 自然物のほうが長いだろうとNOへ → 誤
- 「人間の作った」との言い回しが悩ましい。人類の偉業を称えてYESなのか、自然の偉大さには敵わないとしてNOに振るのか……
- 飛行機飛んでないからホテルあってもどうにもならなくない? と思ってNOへ(※YESに行こうとしたのに間違えた) → 正
- 90年の航路がどうだったか不明。
というワケで、3問正解(実質2問)という散々な結果でした。いい感じに知識問題引けたので、ちゃんとクイズやってれば、も少し点を伸ばせた問題群でしたね。悔しい。
枕さんはこの日名古屋に宿泊。
翌朝、熊と合流して、次の夏を繰り返していきます。
2000年、2001年のTVP「全国高等学校クイズ選手権」(日本テレビ、1983)中部大会にてYES・NO(○×)敗退。
高校生クイズ2000 中部大会の話
2000/07/30、会場は製鉄公園。
思い出のあの一問!
鵜飼いの「ウ」は、「ウ科」の鳥である。 第一次予選YESNO
第20回全国高等学校クイズ選手権 中部大会
何問目か忘れてしまいました。
一次予選YESNOはたいてい、最初は「その場で右側のYESか左側のNOに移動する」形式で、人数が絞られてくると「少し離れたところにあるYES・NOと書かれたサークルに走り込む」形式に変更するのですが、後者に切り替わった直後の失格でした。
走りはじめはYESだと確信していたのですが、途中で「ウミウ科とカワウ科に分かれてるかもー!」と思い直し、2人と相談。リーダーの私がそう考え直したならば、ということでNOに行っちゃったんですね。
敷地内にはいくつか広場があるのですが、とりあえず第1グラウンドへ向かいます。
ここだったっけ? 確信を持てないまま、かんくまとうろつき歩いています。
仮説ステージ向かって左手、緑の鉄塔が幾つか見えるんだけど、ここにはないんだよね。
記憶を辿っても明確なヴィジョンは得られず。まぁおそらくここだったんじゃないかな、ぐらいで腰を下ろし(このあたり若人ではない)、クイズ本を開いてサイコロを振ります。
再戦(使用問題集:『つい誰かに出したくなる○×クイズ777問』)
裏千家はもともと表千家の裏にあったことに由来する。 Part1 Question05
セブンワンダーズ『つい誰かに出したくなる○×クイズ777問』(ごま書房、2006)
ふたりの回答がNOで揃いましたので、そのままNOに行き → 誤。ひと夏の終わり。
そのあとどうにもあの夏走ったグラウンドなのかどうか腑に落ちず、敷地内を確認すると、「仮北グランド」なるものも存在することがわかったので、そちらをチェックしに行きました。
あいまいな気持ちで製鉄公園を後にしました。あとこのとき『かたち』(アニメ「メイドインアビス 烈日の黄金郷」(キネマシトラス、2022)OP1/1)がかんくまのAmazon Musicシャッフル再生でかかってたのちょっと面白かったですね。迷ってる感が出てて。躍る心が消えないからね。
……のちほど調査したのですが、この仮北グランドが開催場所で間違いなさそうです。
- 中部大会TV放映を見返すと、最初の入場待ち列のシーンと、仮北グランドの入口の位置が似通っている
- 枕が気にしていた緑の鉄塔は、かつて仮北グランドの隣に存在していたゴルフ練習場「東海ゴルフガーデン」
高校生クイズ2001 中部大会の話
2001/07/31、会場は名古屋港ガーデン埠頭。ガーデン埠頭臨港緑園の「つどいの広場」に向かいます。
ラルフ鈴木さんが立ってたところですね。
私にはあまり考える手札がなく、スポーツに詳しい2人の話を聞いていました。「イチローさんはやっぱりすごいので、持ち上げてYESでは?」と踏み、YESへ行って失格。思い出のあの一問!
7年連続首位打者の日本記録を持つイチロー選手。
大リーグ記録でもそれを上回る選手はいない。
第一次予選YESNO 第1問
TVP「第21回全国高等学校クイズ選手権 中部大会」(日本テレビ、2001)
同じメンバーで挑戦した2000年の第1問が、「高橋尚子さんすごい?→すごい!」だったので、それの成功体験に引きずられた感があります。
メタ読みとしては「YESだと追加情報がないけど、NOだと大リーグの誰々で~と話題が広がるので、テレビ的にはNO」ではありますね。
再戦(使用問題集:『超問クイズ! 真実か?ウソか? 1』)
カルパッチョを発明したのは、カルパッチョさんである。○か、×か? セカンドチャレンジ 超問26
編:日本テレビ「超問クイズ!」『超問クイズ! 真実か?ウソか? 1』(世界文化社、2017)
と、かんくまをムリヤリ×にひっぱっていく枕さん(当時はこんなことできなかっただろうな)。 → 正。画家に由来していますね。
「ムショ」という言葉は当然「刑務所」の略である。○か、×か? セカンドチャレンジ 超問21
編:日本テレビ「超問クイズ!」『超問クイズ! 真実か?ウソか? 1』(世界文化社、2017)
「当然」○なのだ、と思わせておいての×だという読み。 → 正。
プロ野球の背番号は昔、漢数字だった。○か、×か? ファーストチャレンジ 超問16
編:日本テレビ「超問クイズ!」『超問クイズ! 真実か?ウソか? 1』(世界文化社、2017)
枕さん、2問続けて知ってる問題が出たので、調子に乗って悪手である「聞いたことないから×」を発動させてしまっていますね。それでもふたりの意見は×と一致したので → 誤。3問目で無念。
当時と同じく野球問題で敗退。今も昔も勉強不足といったところですねぇ。