アニメ2018年度下半期総括
第3四半期
予定
逆裁2期にキュータは出るのかぁぁぁ
アニメ「逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ Season2」(CloverWorks、2018)
うん。出なかったよ。アニオリ#14「逆転の潮騒が聞こえる」には「春美ちゃんメインがアリならひとけたつながりで……」と期待してたけどカスりもしなかったよ。
CV:佐藤利奈の美柳ちなみが大活躍したのでパフォーマンス的には大満足である。ゲームの大筋の話を忘れていたこともあり、「いやぁぁぁコワぃぃぃ」と新鮮な気持ちで閲覧できた。
Webアニメ「アグレッシブ烈子」(ファンワークス、2018/04)
2016年に1分アニメとして地上波展開、2019年にWebアニメ2期予定。
15分×10話で150分、長めの長編映画を見ているような充実感で通覧了。
モブというか「主人公に好意を持っている異性キャラ」にすぎないと思っていたハイ田くんが、「私服シーンの追加」(8話12:50あたり)「肺炎にかかる原因が、烈子の彼氏への嫉妬心を抑えられず雨の中彷徨ったため」とじわじわ露出度を上げ、ラス大舞台「告白」に挑み(告白自体は放映されないところもいじらしい)、「烈子の台詞、
ちゃんと言ってくれないと、こっちもちゃんと断れない 烈子セリフ、告白を言い渋るハイ田の察してほしいオーラに対し
Webアニメ「アグレッシブ烈子」(ファンワークス、2018)、10話
に集約されているように、他者の自身に対する好意を察した上で断ることのできるまでに成長した烈子、を物語上示すための舞台回しとして用いられた重要キャラ」だと最後の最後で理解し、「あーこれファンアートで人気出るのわかるわー、あの人もあの人も描いてるもんなぁ」と嘆息するに至る。ていうかハイ田の部屋にベース(弦4本の楽器)あるな。ロック界隈の趣味理解者としては、いちばん烈子に近い。
アニメ映画「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」(OLM TEAM INOUE、2017)
クライマックスの応酬戦、デウスエクスマキナの詰込。いってしまえば「異世界あるある」「試しの儀あるある」「ラスボスあるある」「妖怪ウォッチあるある」を並べて提示した作品、だが、1本のストーリーにこれだけ絡めてまとめたのはシナリオ技量に他ならない――トウマさんに取り憑いていた悪役「鬼まろリーダー」が完全に噛ませ、アルマゲドンなのに世界を救おうとしない鬼太郎(まぁ鬼太郎はヒロイズム寄りキャラではないしな……)、などという細かい引っかかりはありますが――。メタぎっしりで展開は予想を裏切らず、最近のコドモにはこのへん受けると踏んで機関銃ぶっ放してきた感。
鬼太郎コラボはシンプルにゾクゾクしましたね。シンカリオン×エヴァもよかったよね。
主人公が幼いころに青龍を救っていたため、途中で彼が他3体を引き連れて加勢してくれるのですが、直前が必敗ムードだったため「いや四神投入ってコレ勝てるんちゃう」と思って楽観していたら、蓋を開けてみればメラちゃん・ふぶき姫・雷オトンであり大爆笑であった。
ラストあたりの少年がしにかける⇒敵マスコット3体が命を賭して蘇生する、あたりは余裕で読める。先読み思考があんまりない枕さんとしては珍しかったです。
ED『ようかい体操第一 ゲゲゲの鬼太郎Ver.』では小桜ジバもしゃべる。
アキノリ君はオカルト・民族衣装・パーティで唯一、素で妖怪に攻撃可能・壁走り・五芒星・田村睦心、と私のハートを鷲掴みである。デブショタでなければどストライクだった。
アニメ「爆釣バーハンター」(東映アニメーション、ぎゃろっぷ、2018)
#01:
○ー○ー○○○○ー、もとい、バーコードバトラーの復活なのか。
トッタきゅんはいまのとこたんなるニンゲンなのだが、そこはかとなく人外ショタ(水属性ショタ、水棲生物系ショタ)っぽくてかわいいよね。
3DSのほうの公式サイト見ると、わなげチョコ(フルタ)とブラックサンダー(有楽製菓)は同系統の銃所持ドラゴンになるらしい。よい。
#02:
シュワ次郎はキバさまに徹底的に虐げられててほしい。でもキバさまで毎夜ヌいててほしい。んでうっかり一線超えた翌朝にごめんなさいラッシュしててほしい(要望が多すぎる)。
トンペイおじさんはCV:阪口大助。可能な限りショタ役を演っててほしくはあるが、まぁ、いい。
#04:
「公衆トイレにて、主人公が大をするときに、紙がないのでモンスターバディの体の取り外し・使い捨て可能な部分を用い、ドア開けっぱで尻のアフターケアをする」という(なおトレペもないし、代わりになりそうなものが父親の遺産メモだけという状況。もうこれだけで要素多すぎだな……)シーンであるが、
シュワ次郎推しにとっては、「公衆トイレにて、推しの人間バディのライバルが大をするときに、紙がないのでそのモンスターバディの体の取り外し・使い捨て可能な部分を用い、ドア開けっぱで尻のアフターケアをするところを、推しが偵察がてら見せつけられてるんだけど、トッタきゅんそんなアピールしてシュワ次郎×トッタフラグを立ててどうするの……」という困惑を覚える稀有なシチュ。
#07:閲覧推奨回。……というか、人外見たければこの回だけでいいくらいだが、トッタの爆釣行為はナシ、人間VSバーソウルという構成を誤解する可能性もありますね。また、前回と絡めて、古来ゆかしき持ち武器破壊&リニューアル回であり、勇者の剣も変身アイテムも半年に一度は世代交代してくれないと玩具が売れないのでね。
そもそもバーハンターはモンスターバディアニメではないので、主人公がバディを繰り出してバトルすることはなく、トッタが爆釣を行う際にポテペンが「ポテイ刀」にて助太刀し、獲物のライフを削る、というのがこれまでの助力のパターンでした。ですのでポテペンはあくまでお助けキャラの位置づけだったワケですね。
しかし今回、バーソウルであるポテペンが、単身で他のバーソウルと戦う、バトルシーンが盛り込まれています(最終目的はトッタによるゲット、ですが)。ポテイ刀の拡張、だけとはいい難く、さらには「進化」という、ポケモンデジモンデビチル路線の強化概念を持ち出してきました。もちろん進化システムはバーハンターに導入されている、アイテム「エースイケース」を用いたゲームシステムの一部でありますが(アニオリだったらどうしよう)、釣り以外での肉弾戦での強化+撃破は、あきらかにバーハンターの引き出しからは外れており、異色回と割り切って構わないでしょう。
傷だらけで、そんなんなって! もうポテトもねーじゃねーか! トッタ台詞
アニメ「爆釣バーハンター」(東映アニメーション、ぎゃろっぷ、2018)
#07「ポテペン&シュワ次郎!トッタのためのガチ特訓!」
身を挺しボロボロになるのも厭わず、頭のポテトを使い切ってでも、トッタを守るポテペン。ちょっと気を抜いてたらこういうベタなお涙頂戴を欠かさずぶっこんでくる。このあとポテペンが、冒頭の「トッタは役に立たなくなったから、別のバーハンターを探そう」を翻してのお約束「もっといっしょにいたい」をぶっこんでくるためこちらは容易に貰い泣きウルウルである。
「進化キター」、キバ様の牛丼注文、あたりは陰陽大戦記リスペクトかもしれない。
赤提灯にてシュワ次郎の胸に泣きつき、酔い潰れ、肩を借りて歩くポテペン。もう終電ないので安いラブホにしかたなく泊まったうえ一線を超えててほしい。ポテペンはマッパだがシュワ次郎はスカーフゴーグル短パンというのもペアリングとしてはポイント高い。
プラカラーキッドも低頭身ロボフォーマットでかわいい。接着剤で両腕頭上に固めてヤりたい。
#08:閲覧推奨回。
労働基準法! 労働基準法! (編注:トッタさんは10歳です)プールの見世物として、半裸の小学生にジュリアナダンスさせるのはもはや風俗である。
偽師匠に真師匠、師匠は組織ゆかりの人物。よくできた特訓回。なお前回はポテペン特訓回、3話にキバ様特訓シーンがありました。
#10:
シュワ次郎の忍者コス、ドキドキ☆キャンピング、置いてかれて涙目、柵飛び越えモーション、と眼福は多かったですが、本編の見所といたしましては、貧困層代表:海老原ハネルと富裕層代表:鮫島キバのバトル、そしてハネルが敗けるところですね。
かたや、大家族&身内が連れてきた婿が役立たず、という、貧困のスパイラルを抜け出そうと爆釣団での出世を画策する海老原。かたや、親への反発心はあれど、研究施設も修行場も親の資産を使いまくりの鮫島。まぁ今回キバ様はコードバンク社を捨て、ハンモック暮らしのワンダーライフに飛び出していき(キバは屋外ハンモックだがシュワはテントINだ。なんだこの別れ別れ感)、会社で開発中のアイテムも、貰ったとか安価で買ったとかではなく盗品で(窃盗は違法だよ)、キバ自身の技量や苦労が大部分関与していることはあきらかなのだが、やはり「おぼっちゃん」だとハネルの不評を買う、という構図。
キバ様は誰かのために戦っているらしく、後姿が映りました。弟かな、弟だといいな。
#11:
ポテペーノ同様、頭身の高いシュワ次郎が見れます。1回目はシュワ次郎の妄想、2回目は書いたものを具現化するバーソウルの力によってキバ様にけしかけられる、という二段構え……と思ったら、ラストのマンガ表紙にも起用されていた。
- アップル姫とかいう、シュワそんなオンナがシュミなの!?、からの、頭身アップしたシュワ。「心がシュワシュワ~」とか言っててかわいい(コレ脚本の井上亜樹子の発案というより、「もんげー」「キサマの未来は検索済みだ!」で知られる加藤陽一さんの釣果だろうなぁ)。
- やはり「書いたものが具現化」「自身をコピー」はネタ的に強い。今回の敵はコミック創造主。シュワ描いて! もっと描いて!
- キバ様の闇をシュワは知らない(キャラソン歌詞っぽい)
- 二重化した敵をトッタとキバがそれぞれ釣るんですけど、本物を召し取ったのはトッタで、落ちてきたルアーをキバ様がパクるという、「いや~それ世が世なら海老原ハネルとかがやってたアクションですよキバ様……」と視聴者も嘆息が漏れる(なお誤解のないように書いておくが、今作のハネルはけっして「悪役の木っ端テンプレ」ではない)。さらに追い打ちしてシュワが「ネコババなんて悪いコトだけど、キバ様にはそれ相応の理由が」「理由が!?」「なんなんでシュかね~」ときたもんだ。人間パートナーの行動原理をモンスターパートナーが知らない、という意趣返しをふっかけてきた。この手の人間トラウマ処理は大きく二分しまして、
- 人間の闇を人外が認識済で、人間に寄り添い、他者には秘密にする
- 人間の闇を人外が徐々に知り、理解しようとして拒絶され、でも理解しようとして受け入れられる
ともあれ今後の展開が楽しみ、当話にはシュワがゲットし損ねた限定アップル姫ブロマイドをキバ様が確保していたというほっこりネタもあり、もうシュワには「♪キバ様~キバ様~髪が赤い~」みたいな頭悪いほうにステ全振りしたキャラソンを歌っててほしい。
#12:
クリスマス回なんですがプレゼント代わりのコラボ回、でんぢゃらすじーさんによるやりたい放題、シュワ次郎とキバ様に小も大もぶっかける横暴。ちなみになお「オトモバーソウル」「バディバーソウル」という語が初出という意味ではすげぇキー回。なお絵のみですがケシカスくんも出ます、「ワシはケシカスくんと同じくらい人気がある」とのこと。コロコロレジェンドクラスですね。
#13:
ポテペン喪失回、からの、実は生きている、とのこと。
#16:
なんか作画がものすごく整っている。
古代バーコード文明、を舞台にした新章開幕、とのこと。え? 新章? キバ様は? シュワは?
#17:
たぶんキー回です、ですが、本編でやるべき「主人公が物語動機に反する恐怖心に打ち勝つ」をやっちまった回なので、なぜ外伝が舞台なのかという疑問はあるのですが、むしろこの「新章」という括り自体がブラフで、舞台は代わっても物語は続く、つまり二期とかリバイバルに相当する盛り上げ方を便宜上「新章」、外伝っぽいガワを被せているだけだと思われます。
さて「主人公が物語動機に反する恐怖心に打ち勝つ」、つまりトッタが釣りを、爆釣を諦めようとして、そして再点火するんですね。
- 恐怖心の対象となる相手は、地上最強の生物と謳われるティラノサウルスレックス、を模したバーソウル。
- なんと地上棲息の生き物じゃないですか。バーソウル海が展開しない。あきらかにこれまでの釣りとは異なる絵面です。トッタはリアル海にてかなりの大物を仕留めてきていますし、バーソウルでもたくさんの強敵を相手にしてきました……が、その大半は水棲生物に限られていました。その流れで、初の陸戦、初の恐竜相手ということで、喰われて死ぬかもという底抜けの恐怖を抱かされるのは当然であり、トラウマとなって手に痺れが出るところまで来ます。
- また、ティラノから逃げるトッタの描写には、「こんなはずじゃない」「こんな展開になるわけない」という感情描写が見られました。いくつかのアンラッキーはあったとしても、“勇者”であり主人公であり、怖い物知らずであるトッタ自身が、イレギュラーの現状にぶちこまれ、畏怖対象に追われているという状況に困惑していることがわかります。怯えトッタきゅんかわいい(貴重)。
- 主人公武器の喪失
- トッタくんバーロッドを無くしちゃうんですね。敵の攻撃で吹っ飛ばされたり、敵の体に付着した状態で持ってかれたり。
- 第1話への回帰
- バーロッドを無くしたことで、ティラノに立ち向かうことを躊躇するトッタに対し、ポテペンが1話回想を掲げ、バーソウルに対し釣竿を振って戦いに挑んだトッタを想起させます。
- ポテペンキング
- え! 出るの! ポテペンが体を張ってバーロッドを取り返しました。
- トッタ曰く、死の恐怖はバクバクの入口
- あああああああ、これを出すか。死の恐怖と快楽は隣り合わせという心理学……いや生理学か……(ググったけど学術根拠出ないな)……についてトッタが触れてます。恐怖心の克服、ヒロイズムであれば視聴者にとってカタルシスとなるのですが、性癖だと捉えちゃうと「あー……」という声が漏れ、たんに罹患者だったのね、という短絡な感想に落ち着いてしまいインパクトが弱い。
- ラストは「さらなる強敵」
- ティラノを食い殺す、さらなる強敵が現れて〆。
とまぁ、怒涛の30分なんですけども、最後に気が付いたのは「これ劇場版フォーマットなのかなー?」という点。古代バーコード文明は外伝に見せかけた本編なんですけども、どちらかというと劇場版に近いのかな、と。新武器の投入とか、本編のヒロイン・ライバルが出ないトコとか(本編のヒロインって誰だ、シュワ次郎かな)。
くしくもバーハンターは、2002年を最後に幕引きした「東映アニメフェア」の復活版、「東映まんがまつり」の新作のひとつとしてノミネートされており、そちらでのご活躍も心からお祈りしております。
#20:ビンゴのルールが理解できないトッタが「さっぱりわからん」と宣うと、まさかのさっぱり妖精(魔法陣グルグル)パロディ。
いまさらですがクラスメート・魚山マサオはCV:菊池こころですね。たまにモブでガッチモンの声が聞こえるとビビる。
#23:全国の弟教信者の皆様こんにちは。同志の枕のちせです。推し弟はコマじろうの進化したやつです。
さて鮫島キバさんの例の「気になるアイツ」が弟ではなく妹であることが判明し、生きる希望がありません。以上です。
#25:最終回。
鮫島リンさんのCVは菊池こころ。弟だったら……という想いは未だ消えず我が心に残るが、鮫島家に平穏が戻ったのなら、1ファンとしてほかに望むものはない。
ところで神ヌッシーは高低二重ボイスだったんだけど、高いほうの少年声ってダレだったんだろう。萌えた。
映画「ピクセル」(2015日)
パターンゲーかランダムゲーか、公式大会でのチートコード使用の是非(と成文化)、ナードに対するクラスタ的侮蔑、いわゆる二次元嫁が現実化したらどうなるのか、制作者登場、もうこれだけ盛り込めたらデジタルゲームを題材とした映画としては合格どころか優勝コングラッチュレーションだと思うんですよ。現に私は号泣爆笑してました。
――なのですが、Amazonレビューは辛辣ですね。よく読んでみると「吹替版」、主人公の柳沢慎吾がヒドい、とばかり書かれています。うーん? ぜんぜん悪く感じなかったぞ?
- パターンゲーとランダムゲーのどちらが優れているか
- 主人公はパターンを読み切ることがゲームの美学と説き、ヒロインの息子は「なにそれつまんない」とパターンのないゲームを嗜み「主人公になりきること」こそが面白味だと語ります。「パターンがなければプレイヤーは失敗する。そのときは……?」と問う主人公に「そのときはリセット」とあっさりな子供。古典ゲーマーがゲーセンを舞台に、ワンコインノーダメージパーフェクトを金科玉条として掲げてきたのに対し、2015年のゲーマーはオンラインの通信・協力プレイがあたりまえ。そんなゲームの地盤の違いがプレイスタイルに表れていることを、世代差も絡めて短フェーズできっちり伝えます。
- ゲーム文化におけるチートコードの扱い
- 僭越ながら、田尻智「パックランドでつかまえて」(JICC出版局、1990)P.106「鉄の定規」のエピソードを引かせていただきますが、デジタルゲームにおける「どんな手を使ってでも勝つ派」と、「ゲーマーシップに則って勝つ」派は、しばしば対立します。格闘ゲームの隠しキャラがステ最強だったら、対人戦では使用を控えるべきなのか。裏技バグ技チートコード、ROM解析にエミュレータ、TAS。どこまでが“ゲーマーシップに則って”いるのか、僕たちは手探りで彷徨ってきました。当該作品「ピクセル」はパックマンにおけるチートコードを反則だとみなしましたが、いわば公式大会においてルールブックに反則行為が明記されていない状態、アウトかと言われたら合意がない以上セーフと言わざるを得ない。
- ナードに対するクラスタ的侮蔑
- 軍隊さんが主人公をナードだと侮蔑していましたね。この物語はナードが世界救済者、ヒーローになる成功譚なので、社会ヒエラルキーを駆け上がるかたちです。
- 二次元嫁の現実化と子孫問題
- 最終局面では、主人公側の人間に、二次元嫁が現実化し敵として立ちはだかります。躊躇、「真実の愛を見つけたから殺されてもかまわない」という口上、二次元嫁の寝返り、共闘、と一通りのオタク願望を叶えさせてくれます。はっはっは。
- そしてオーラスは子孫問題、二次元嫁との子作りに言及。個人的な考えですとオタクはいわゆる自己の再生産をしたがらないのでは、と思ってますが。オチとしては「二次元嫁はひとつ前の姿がQバートだったため、無事Qバートを産み落とした」とのこと。
- パックマンの製作者、岩谷徹が登場
- ……と思って書いていたら、演者は別の人、本人はカメオ出演、とのこと。
ちなみに対宇宙人バトルの題材としてのパックマンは、パックマンが宇宙人側、モンスターが地球人側に割り振られました。これはビデオでしかパックマンを見ていない宇宙人側がモンスターをプレイヤーだと誤認したのか、それとも自軍こそがプレイヤーなのだからとパックマン側を操作した(これはギャラガ、センティピード、ドンキーコングとスタンスが異なる。アルカノイドはもしかしたら地球人側がブロックというつもりだったのかも……)のか、論議の対象ではあります。
アニメ「どろろ」(MAPPA、手塚プロダクション、2019)
#08:
さる:金田アキ。
なんか狼コス男児が出てきたかと思ったら撃沈した。ラストがNL結婚オチに見えたが見えただけだということにする。
#09:
どろろきゅんおにゃのこだったんだっけ、と自分史上何度目かの落胆を(原作コミック読破時に1回はしてるはず)二の舞三の舞。先週のフンチラシーンよかったのに……。
#11:
助六:竹内順子。手堅い手堅い。サイコー。
2018年度アニソンベスト
総合部門:
大橋彩香『NOISY LOVE POWER☆』
(アニメ「魔法少女 俺」(ぴえろプラス、2018)OP1/1)
魔法少女の脱構築として、男、をもってくるのは、そんなに新しい手法ではなく、また、つねに新しい手法が検討され続けています(直近ではもちろんのこと福島鉄平「ボクらは魔法少年」を挙げますが。くしくも今年のプリキュア「HUGっと!プリキュア」では男の子のプリキュアが登場している)。
そんな中、「アイドルが魔法少女であることを世間に表明している」「クリィミーマミへの傾倒」という認識ずらし、そして「変身できるのであれば、より強い体を持った男になるのは当たり前」という盲点を突いてきたこの作品は、90年代・FF7が代表格の「世界を救うためじゃなく、君を笑顔にするために行くんだ」の思想をもう一歩越えて、「君を笑顔にするために、私はどんな姿だっていい」という強烈な自己犠牲を主人公に強います。流血沙汰になる武器の使用も、戦闘後スプラッた敵にモザイクがかかるのも、極論すればぜんぶ彼のため。転じて、魔法少女は何のために変身し、何のために戦うのか? と質問の矛先が我々に向かいます。
そんな本編を受けたか受けないか、君のために愛のために戦うOPは、一直線で一方的で、眩しすぎて敵わないくらい。
作詞/作曲/編曲部門:
(未定)
話題賞(とくにネガティブな方面で功績を遺した曲):
どうぶつビスケッツ×PPP『乗ってけ!ジャパリビート』
アニメ「けものフレンズ2」(トマソン、2019/01)OP1/1
Twitterベースの情報で恐縮だが、ともかくもたつき先生に(1期のぶんの)賃金を払って差し上げてください。
特別賞(年度とぜんぜん関係ないお気に入り曲を管理者が適当に挙げる賞):
まいめろでぃーずとマリーランドのなかまたち(マイメロディ・クロミ・ピアノちゃん・バク)『手をつなごう』
アニメ「おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~」(スタジオコメット、2006)ED6/6
アニメ「おねがい♪マイメロディ きららっ★」(スタジオコメット、2008)ED3/3では歌い手が「マリーランドのなかまたち」となっています。
マイメロアニメシリーズ全4期を通覧し、オーラスで流れたこの曲で容易に篭絡。他にも『ロミーの夢』とか『好き好きウサミミ仮面』とか、言及したい曲も多いのだけれど……。
1回でダメだって
100回でダメだって
あきらめない限り
夢は君の味方 作詞:山田ひろし『手をつなごう』
まいめろでぃーずとマリーランドのなかまたち(マイメロディ・クロミ・ピアノちゃん・バク)
アニメ「おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~」(スタジオコメット、2006)ED6/6