3DS『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』(カプコン、2017)感想
ネタバレ注意。
完結編ですべての謎が明らかになるのであれば、その2年前にフルプライスの謎解き丸投げコンシューマゲー1本出す行為は許されるのか、という命題を投げかけた問題作。こ、これがカプコンの覚悟だと……いうのか……
『~冒險』の各話について、『~覺悟』で判明した新事実
こないだの「各話の被害者の死因/犯人の動機」に追記するよ。
- 1話:毒殺/不明
- 黒幕であるヴォルテックス卿による依頼。10年前の事件の検死担当者であったため、抹殺したかった。
- 2話:事故死/亡命中に通報されそうな気がしてうっかり
- 動機自体は「うっかり」のまま、追加情報はない。が、被害者が死んでなかったことが判明
- 3話:刺殺/不明(金銭トラブルっぽい)
- 4話:事故(一命を取り止めた)/夫婦喧嘩
- 事故被害者が覚悟#2の犯人
- 5話:銃殺/貧乏、焼殺/親の仇
「死体が死んでなかった」「こないだの被害者が今回の加害者」とかは目を引く要素。
『~覺悟』の各話の被害者の死因/犯人の動機
- 1話:毒殺/義憤に駆られて
- 冒険#1の犯人であるアン・サッシャーを、ブンヤが義侠心から殺害。
- 2話:毒殺(未遂)/彼氏を殺されたので復讐
- 3話:刺殺/10年前の事件を盾に取られて命令に従う
- 4-5話:銃殺/暗殺されかけたので反撃
- 犯人:慈獄裁判長。暗殺の依頼者はヴォルテックス卿、理由は10年前の事件関係者だから
ゴッツくんには食指が動かず、愛されキャラのグレグソンくん退場というモチベ下げを振り切って完走。
たしかに物語は面白かったんだけど、コレ、『~冒險』ありきの『~覺悟』であります。連作を続けてプレイすればもちろん事件の全貌が見えるんだけど、1作目は事故多すぎ謎残しすぎ、ラストで「バスカビル家の犬」とか言っちゃったせいで、2年間ラスボスかもと疑われ続けた寿沙都ちゃんとか、はたして物語の提示、商品の売り方として善かったのか正しかったのか、という思いは強くあります。
あとネズミちゃんに零れた液体飲ませて、息絶えたから毒薬だった! とかやる必要あったのかな。ネズミちゃん;;
そういえば6(3DS『逆転裁判6』(カプコン、2016))の感想はまだ書いてなかった。けどまぁボクト・ツアーニという名前が危ういショタに尽きる。
どちらかというと本編長すぎて、進めても進めても終わらなくて、やっと本編ED観たけどまだ追加シナリオがあるよ……調べたら5にもあったよやらなきゃ……という絶望さが、思い出として残っている。