さて、ゆんがお化けテナントビルに入って数時間後に高瀬巡査がゆんの自転車を発見し携帯を見つけて装備していた懐中電灯を持ちビル内へと入る。埃の模様から事態を察知した瞬間にハニーアンドロギュウスと戦闘員が襲い掛かるがその瞬間彼は軽い身のこなしで回避した。
「おいおい……銀河帝国の怪人さんかい」
彼は持っていた携帯らしき物を取り出し操作する。
「変身！」
その瞬間に巡査服に光が纏い頭部にヘルメットが主人にして装着される。
「時空特捜警察 ウィングライト！」
ハニーアンドロギュウスが針を出してくるが彼は回避してブラスターカノンを撃つがミツバチを模した怪人は襲い掛かるがその瞬間に彼女に大きな網と大量の煙が巻き起こる。
「ブルー！」
そこにはライダースーツにゴーグルを装着した女性がバイクに跨り飛び込んでいた。
「イっ……イエロー？」
戦闘員は煙で動けなくなっていた。
「相変わらず相棒を無視して……怪人の方は此処の星の住人よ」
「そうか……それよりもどうして連中はこんな手を？」
「妖精女王の子を探しているのよ……銀河帝国の時空内には居ないと踏んで神弥と言う神官武人は最低限の装備を持ってこの時空に来て最も星文明レベルが高い此処を狙った……それは妖精一族は極めてこの星の人種の一つアジア人に近いから隠せるとしたらこの地域だったの…銀河特捜は各時空に散らばって保護した妖
精一族から王女の特徴を聞いてそれが朝日 久実だった……」
イエローが言うとまるで近未来のレーシングカーの様な自動車とスポーツカーの様な自動車が入ってくる。何れもパトライトが装備されており深い青が眼に引く。
「とりあえずこの蜂女を本部の織に保護する」
同じ格好をしたバトルスーツであるが黒を貴重にしている。
「ブラックか……その久実ちゃんなら分るが橘 ゆんが何故誘拐されたのか？」
「……それは彼女があの格闘妖精一族だからさ…」
「格闘一族は殲滅したと聞いている」
「所がどっこい複数の赤子はこの地域に逃れてきた……その一人が彼女なんだ」
ブルーは言う。
「署長……ハイパーサイレントドライブ使用許可を！」
「そうか……使用を許可する！」
ゴーグルに写る上司の許可が出て三人は頷くとブルーはバイクに乗りイエローはスポーツカータイプのＰＣに乗り込む。このＰＣや白バイは時空特捜警察の物であり時空跳躍能力もある。
「ドライブＯＮ」
蒼い色をしたパトライトにサイレンが鳴り響き建物が出ると地面に炎を上げて闇夜に消えた。
「俺はアジトを探さないとな……」
ブラックはヤレヤレと言う感じである。
数時間後……衝撃で崩壊したお化けテナントビルから離れたゆんと久実が通う学校のグランドにイエローが操作するスポーツカータイプのＰＣが出現しその自動車は体育館へと向い階段が開くとイエローはバトルスーツを解除すると話しかける。
「……二人とも大丈夫だった？」
「「柊 秋子先生！！！」」
二人は驚く…彼女は二人が通う小学校の音楽教師であるからだ。
「私の正体は時空特捜捜査官なの……当然貴方の正体も知っていたの……最もゆんちゃんの場合は最近知ったんだけどね」
トンネルを通り駐車場に入るとブラッグが乗る近未来のレーシングーカータイプのＰＣが滑り込みその後ろにトランスポーターが止まっていた。
「あら…ブラッグどうだった？」
「空振り……いっ！」
ブラッグはバトルスーツを解除して久実のシーツ一枚のみの姿に戸惑っていた。
「高橋先生！？」
久実は近寄るが彼は鼻を押さえて言う。
「とりあえず二人とも早く服着たほうがいいわね」
柊は笑いながら建物内部へと案内する。