御狐様の結婚式

 第一夜 祭りの始まり

 僕の村には四月初旬から中旬まである独自の祭りをします。御狐様と呼ばれている神様を祭る神社で祭りも何処の地方にある風景です。所がこの村出身者で実施される秘密の儀式がメインになる……今回は僕の事、一条 亮と幼馴染である女の子高倉 歩ちゃんの双方10歳が御狐様の依り代になります………早い話が死なない生贄って言う奴で昔は早く精通したり発達がいい子を御狐様がご神託していたんだけど少子化で少々ご機嫌斜めらしい……神官の爺さんも困ったものだと呟いていた。
 僕は時期が来るとまるで近所に遊びに行くように出かけ、歩ちゃんもその様にします。向かうのが村にある神社です……山の中腹にあり深い森に囲まれ場所です。中央の本殿に渡り廊下があり社屋はそれを挟むように二つあるのはこの祭りの為なんです……東屋がお婿さんの控え室と京屋が花嫁さんの控え室です。
「二人とも今宵から現世とは暫らく分かれるぞ」
 出迎えた神官が言うと僕達が頷く。神官の後について行くと本殿の前で礼をして上る。
「御狐様……今年はこの二人が依り代になります…男児の名は一条 亮…女児の場合は高倉 歩と申します」
 するとゾクリっと背中に氷を入れられた感じする。歩ちゃんもそうなったらしい…神棚にはお供え物があり郷土料理が備えられている。
「二人とも控え室へ……」
 神官が言うと宮司と巫女さん達が僕を東屋へ歩ちゃんを京屋へと連れてゆく。母から言われた事は絶対に嫌がる事はしないと言われたけど不思議とそんな気がしなかった……。

 控え室に着くとまず服を脱がされる……自然とまるで決められたように体が動くが彼の意思で動いているのではなく御狐様の花婿が憑依しているのだ。そして白い着物を肩から着せてから褌を付ける……男も女もそうなるのだが秘部を完全に隠しているのだ。そして座布団に座り膳にキチンと盛られた食事を喰う……何れも栄養価が高い地元料理で鼈鍋(スッポン鍋)がメインになる。無口でただ食べ続ける二人………更にお神酒を杯に汲みイナゴの佃煮とか蜂の子を食べる…現代っ子なら普通は喰えないが亮と歩は平然と喰う。
「お風呂の間へと……」
 二つの控え室にほぼ同時に巫女さんが扉を開けふかふかと礼をすると二人はスクっと立ち上がる。二人とも別の巫女さんの先導で別々の風呂場へといくのだ。風呂場は地下洞窟にある少々広い池の様な所だ……ここでは先に着物の帯を外し褌を取る、違うのは亮の場合は巫女さんがして歩の場合は宮司さんがする。彼らは村の青年会に属する人で何れもこの儀式に参加した事がある……この頃になると御狐様の花婿役の少年のペニスは剛直になりこの匂いに巫女さんをしているお姉さんたちはクラっと来る、当然御狐様の花嫁役の少女からは男の剛直を起たせる匂いになる……この時間違いとか起きるんじゃないかと思うけど不思議と声が聞こえるんだって………。
”お主を待っている者がいる”
 と……。
 着物を外してからは椅子に座り体を清める。ここからは既婚者で構成される宮司や巫女さんらの出番で御神体を洗うように丁寧に洗う………この時も欲望を刺激する匂いがしてこの儀式が終わった後には布団の中で合体と言う夫婦の営みが実施され、青年会らの男女は神社の周りでやってしまうのだ。それが元で結ばれた夫婦は数知れずでしかも不思議と離婚はしない。
 体を拭くために着物を何枚か被せて秘部は丁寧に拭く………。そして天花粉を全身に塗し着物を先程と同じ手中で着せてそのまま控え室へと戻る。控え室にて白い狐の毛皮が用意されている………これを二人ともマントのように付けるのだ。これが祭りのきっかけになった品物なのです……。

 時は平安時代にこの辺りを収める偉いお役人様は帝に献上する品に困ってました。なんせこの時代の役人とって出世は一族を左右するイベントで公然とワイロが幅を利かせていたのです。ある時白い狐らが出たと言う事で役人は見に行きました……そして事もあろうに狩人に命じて二匹の恋人狐をしとめ毛皮にしてしまったのです。狐は神様の使いなのに……神主さんも心配になりましたが当時から役人は俗物の塊だったので言う事聞きませんでした…毛皮は帝に喜ばれましたが御狐様の長老はカンカンになり天変地異を起こしここら辺は忽ち阿鼻叫喚の地獄になり京の都も流行病などで大勢の人が亡くなりました。
 事態を重く見たあの天才陰陽士である安倍清明が直接ここに赴き怒れる御狐様と話し合い結果、添い遂げる事が出来なかった若い狐の為に子供が依り代になって結婚式をさせる事になりました。御狐様も当初は不満顔でしたが地元人間らの献身的な態度に心を打たれその見返りに子宝と災いを取り除くようになったのです。戦国時代には駈落ちしてきた武将の若と敵対していた姫がここで契り御狐様になったと言う話もあります……明治時代になると一時期全国的に神社を取り壊す動きがあった時には一騒動が起き狐憑きや関わった人の奥さんから狐耳と尻尾が生えた赤子が生まれてしまい直ぐにこの動きは収束しました。
 あと戦後米軍もこの祭りを禁止礼を出した途端にその将校の周りで災いが続発し本国から悪魔払いの 神父さんが来日したことが最近の大事件なのだ。今の御狐様の長老様はこの米軍が気に食わんで今でも時々悪戯するとか……神主さんが以前話したことがある昔話です。
 腕や足首まである御狐様の毛皮を着せられます。当然着物の帯を外し褌を外し着物を脱がせます…亮も歩も嫌がる様子はありません。毛皮を着せると準備完了、二人とも後ろには尻尾がある狐の毛皮ですが前は天花粉で覆われた裸体を曝してます。そして巫女さんが本殿へと案内するのです。この時間帯で既に夜の十時……不思議と他の子供達は寝てしまいます……これは御狐様の配慮ですが中には自慰を覚えてしまう子供います、実際に亮も歩も一年前から始まってます……。

「これより〜〜〜御狐様の御結婚をはじめ〜〜る〜〜」
 神主さんは儀式をしています。二人は当初は座布団の上に正座をしてますが徐々に動きがぎこちなくなってます。体に付けている白い毛皮はさわさわと動き尻尾まで動き始める……そして体の前部に白い体毛が生えてきて二人の頭には耳が出てきます……性器も亮のペニスは完全に反り返り歩のクリトリスも完全に露出します……そして神主さんは儀式を終える頃には犬が座るようにしている亮と歩がいます。無論二人は今は御狐様です……神主はいそいそと油揚げを差し上げます。神社の畑で取れた大豆から作った豆腐を加工した奴です……。二人は一切れずつ食べるとようやく歩と亮の意識が戻るのです。
「コーン(うわぁ……狐になっている)」
「コーン(キレイ〜〜〜〜)」
 二人は舞を披露する舞台に歩き出します。ここは普段から人々に開放されてます……。月夜に照らし出される二匹の妖弧……二人は人間の面影が残っている唇を合わせ舌を這わせます。そして人間の面影が残る手で体毛に覆われた秘所を愛撫している、本能でしているのだ。周りの大人達も集まってきます……それでも二人は止める事はしません、二人には官能の炎が舞いあがっています……こうなると周囲の大人達も始まります…………老人達は水とかタオルとか用意します。  また御狐様に見出された精通前や初潮前に子供も数人でるので彼らはきつく褌をされて手伝います。彼らの場合は直接性器が触れなければOKと言う事です。破ると罰として狐にされますが一週間程度だそうです。
「こ〜〜ん(きテェ〜〜〜)」
 二人は倒れこむように舞台に寝転がり愛します。そして歩がよつんばえになると亮はペニスをにぎり、やや戸惑いながらも挿入します。この時に歩ちゃんには処女膜があり破瓜の痛みとそれを上回る快楽が来ます。
「きゃんあ!(いたぁい!)」
「くくっ……歩ちゃんの中が僕のオチンチンを締め付ける……」
 そして亮はゆっくりと打ち付けます。シッポが動きますが二人は白い毛皮と体が一体化しているのです……そして黄色がかった液を出す亮にその液体を受け入れる歩。二人は重なり合ってますが直ぐに口を合わせます……調度一年前にこの日、二人も手伝いで参加し合間を縫って褌を介して擦り合わせました。そして次は歩が仰向けになり亮がそのまま押しかかります……周りはSEXをする男女で一杯なります…。
 えっ?外部から見られる恐れとか無いのかって?御狐様の結界を甘く見ちゃあ行けませんしハイテク記録触媒も原因不明で映りません……このような儀式の記録は参加した人々の記憶や神主さん一族らがちゃんとした巻物で画きどとめてます。危機管理の良さには感服します。宴は夜更けまで続き夜中の1時頃になると大抵の人は家に帰ります。二人は眠ってますが更に変化が進み顔が尖り白い体毛になり髭が六本生え手足も狐のように指が縮小します。昼間は完全に代狐(しろきつね)になるのです。中旬までは亮と歩はこの神社がお宿になります……。

 秘密の儀式になった理由は未成年者も参加する大乱交祭りとオカルト的な理由からです……。


 第一夜 祭りの始まり終 第二夜へ続く
第二話
小説一覧へ
感想は掲示板までお願いします。