「う〜…ん?」
周りの眩しさにアキラは目を覚ました。
起きて早々、体が思うように動かない…。
「…!ここは!?…!」
彼の向かい側にはドラゴンのような生き物……否、彼の妹ユリが変なアームで手足を掴まれ、地面から少し浮いた状態である。
アキラもまた、同じような状況に置かれていた。
彼は少し眠気が残っている頭を働かせて、今までの出来事を思い出した。
確かリーダーからの任務でこの会社に潜り込んで、「ドラゴン」を奪うのが任務だったんだ。
でもそれは敵の罠で、俺はつまづいたユリを起こしたけど、俺とユリはドラゴンが保管していると見せかけた部屋に閉じ込められ、
その後、部屋中に充満した催眠ガスで気を失って、それから変な実験で、俺とユリはこんな格好にさせられたんだっけ…。
しかもこの会社が手に入れたのは、ドラゴンの「遺伝子」。
騙されたのか、情報は合っていたのか、良く分かんないな。
それはそうと、何で俺とユリは手足を変なアームで掴まれてるんだ?
それに何だ?この匂い…。
この部屋から妙に甘い匂いがする…。
「う〜ん…。」
と、此処でアキラの妹、ユリが目を覚ました。
「う〜ん。…!?ここ何処!?」
「起きたか。」
「ふぇ?誰!?」
「分かんないのか?俺だよ。」
「も、もしかして……お兄ちゃん!?」
「そうだよ。」
「ど、どうしてそんな姿に…?」
「それはお前もだよ。」
「へっ?」
ユリが自分の体を見て驚く。
「えっ!嘘!?どうして!?」
「…覚えてないのか?」
「覚えて…?……あっ!」
「ははは…。」
アキラが苦笑するが、ユリは次の疑問を持ちかけた。
「じゃあ、何でお兄ちゃんと私がこの変なのに捕まれた状態なの?」
「それなんだけど…こっちもいまいち良く分からなくて。」
アキラがそう言った瞬間、2人の四肢を掴むアームが2人を近づけた。
「へっ!?何々!?何を始めるの!?」
「さっきから漂う甘い匂い…、はっ、まさか……!!」
そのまさかであった。
ユリの体が上に移動し、アキラの目の前にはユリの陰部が現れる。
「きゃ!?」
「いっ!」
この状況…ユリの陰部を舐めろと言うのか。
更に、新たに出てきたアームがアキラの口をこじ開けようとする。
(ふざけるな!!俺とユリはまだそんな年じゃねぇのに!何考えてんだ此処の奴等は!)
「おやおや、君達。駄目だねぇ我慢しちゃ。」
「!この声……!!」
一瞬の隙を逃さずアームがアキラの口をこじ開けた。
しまった、あの声に反応して口を開いてしまった。
そしてユリの陰部は、こじ開けられたアキラの口に覆われた。
「はうっ!?ちょ、ちょっと!なにすんの!?」
(それはどっかで見ているあの研究者達に聞いてくれ。)
アキラはそう言いたそうな目をしてユリを見た。
ユリもアキラの言いたい事を察知し、それ以上は言わない事にした。
顔を赤らめて恥ずかしそうな顔をして。
それから暫く沈黙が続いた。
アキラは口を陰部で覆っても、舐めなきゃ問題は無いなと思い、かたくなに黙りつづけた。
すると一本のアームがアキラの口に入り込んで舌を絶妙に掴み、ユリの陰部を無理矢理舐め回させた。
「はぅぅっ!?お兄ちゃんなにするの!?」
「アガガ…。」
「うぅぅ…あっ、でも…あぅ、き、気持ち良い…。」
「!!?」
ユリがもだえながら言うものだから、アキラはその耳を疑った。
ためしにアキラが自分でユリの陰部をペロッと舐めてみる。
「やん!あぁ…お兄ちゃん…もっと…もっと舐めて!」
ユリの言った事に驚いて、暫く丸い目でユリを見たアキラだったが、やがてアキラはユリの陰部を舐め始めた。
ペチャペチャ…。
「きゃん!あぅ…うぅ…あぁん!」
「……。」(一心不乱にユリの陰部を舐め回す)
アキラも何かに取り憑かれたかのようにユリの陰部を舐め回す。
「ああうぅ…お、お兄ちゃん…」
「ん…、何だ?」
いつの間にか口をこじ開けたアームがアキラの口から離れ、アキラもたまにユリに声をかけていた。
「お兄ちゃん…私、もうイッちゃいそうだよ…。」
「そうか…。じゃあ俺の口の中に出せ。全部受け取ってやるよ。」
「うん……ブルルルルッ!ああぁん!!」
ユリが体を震わすと、アキラの口の中にユリの精液が止めどなく流れ込んだ!
しかもかなりの量で一度に大量に放出する程だ。
10秒ほどかけてアキラはユリの精液を飲み干した。
「はわあぁぁ…。こんなに気持ちが良いのは何年ぶりなんだろう。お兄ちゃんゴメンね。…一応聞いておきたいんだけど、私の精液どうだった?」
ユリはアキラに聞いた。
「ちょっと甘かったな。それにお前がこんなに放出するとは。うっぷ。」
「クスクス。じゃあ次はお兄ちゃんの番ね。」
すると、2人を掴んだアームが動き、今度はアキラの陰部がユリの前に現れた。
まぁ何とタイミングが良いんだろうか。
しかもアームがアキラのペニスを潜り込んだ所から引き抜くというオマケ付きだ。
「おわっち!?」
「お兄ちゃんもかなり興奮してんだね。お兄ちゃんの棒がこんなに太く硬くなってるよ。」
「うっ…。」
「キャハハ!赤くなってる〜。」
「うっ、笑うな!と、とにかく、次はお前がやるんだぞ!」
「は〜い。」
そう言ってユリはアキラのペニスを口に含む。
すると、ユリを掴んだアームが彼女を上下に動かし始めた。
最初はゆっくりだが、徐々に早くなっていく。
「うおあぁぁ!?」
受ける刺激はある程度予測していたアキラだが、予想以上の刺激の強さに声を上げてしまった。
そしてアキラも精液をユリの体に流れ込んだ!
だが量や勢いはユリと比べると少ない。
「お兄ちゃん気が乗らないの?」
ユリが不満そうにアキラに言うと、彼は苦笑しながらこう言った。
「いやさ…次があるかもしれないと思って…。」
「次…?」
すると2人を掴むアームがまた動いた。
今度のアームの動きはユリが仰向けになり、アキラはそれに覆い被さるようになった。
更にアームが動き、ユリの肛門にアキラのペニスが深く差し込まれた。
「い、痛い!…あぅ…!」
「こういうのが来ると思ったよ…!」
そして2人はピストン運動を始める。
「あうん!きゃ…やん、あぁん!」
「うぉぉ……!」
先程よりも強力な刺激が2人の体を駆け巡った。
その刺激はアキラよりもユリの方が大きく、その刺激にしょっちゅう体をくねらせている。
「うおぉぉぉ!…うはぁ…きた…きたぞぉ!」
アキラがそう言った次の瞬間、アキラのペニスを通じてユリの肛門にアキラの精液が大量に放たれた!
「あうううぅぅぅぅぅん!!!」
「ぐあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
遂に2人の兄妹は絶頂に達した。
思いっきり叫んだ2人はその後ぐったりと気絶した。
「いやー!素晴らしかったよ!!」
この内容をモニターで見ていた研究者達はその光景に釘付けとなっていた。
「いやー、これまであの2人と同じ光景を私は何度も見てきたが、この2人には久々に興奮してしまったよ…!」
「博士、あの2人はあそこに収容しますか?」
「そうだな、あそこに収容しろ。…あそこなら彼等と同じように性欲に溺れた仲間が大勢いるからな。フフフ…!」
アームから外された2人は、気絶したまま牢獄に似た部屋に運ばれた。
2人が目を覚ますのは、それからしばらくしての事である…。
終
兄妹 3話 不安と集団脱出
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