へび少女の長い髪(第五夜)長毛 編髪作
 へび少女はついに小学生にまで増殖してきていた。
 雅紗也も通っていた、雅紗也の家にいちばん近い小学校で最も髪の毛を長くしている清美が毒牙にかけられてしまい、清美の長い髪を好んでいる同級生の男子に襲いかかっていた。
「うふふ、うふふふ…。」
「ああ…。」
 清美の長い黒髪の香りをかがされて少年の意識はもうろうとなっていた。
「わたしの髪の毛、なでていいわよ。」
「うう…。」
 その髪の毛にあやつられるようにして、少年の手が動かされ、清美の髪の毛をなでさせられていたのであった。
「そうよ、うふふふ、きもちいいわ。あなたも気持ちいいでしょ。」
 また、清美は少年の首にかみついて血を吸い続けるのであった。清美の興奮から出てきた精液が、勃っていた少年の性器に逆流すると、少年の身体にもうろこが現われてくるのであった。
「ああ…。」
「おほほほ。うろこがでてきたわね。おまえもこれでへびよ。そして、わたしのおもいどおりに動くのよ。」
 少年に抱きついていた清美は、いったん身体を起すと、また少年の首を自分の股にはさみ始めたのであった。
「さ、ここをおなめ。」
 少年の口からもへびの舌が出てきて、清美の尻をなめさせるのであった。清美の美貌が恐ろしい形相になり、また不気味に笑うのであった。
「ふふふふ。わたしの精液も飲むのよ。」
 自慢の長い黒髪で、少年をすっかり奴隷におとしいれていた。

「ああん、ああん…。」
「おほほほ、気持ちいいでしょ。」
 雅紗也がうめいていたのは、自分のお尻に母親が実物の蛇を侵入させて舌でなめさせていたためであった。耳もとに白い布製のリングをそれぞれくくって両腕に三つ編みに結ったツインテールの髪の毛を垂らしている雅紗也の、その双方の三つ編みの髪の毛が何度も激しく揺れていた、三つ編みの髪の毛も蛇がとぐろを巻くように雅紗也の腕を這っていた。毛先には黒いヘアゴムがゆわえられており、そしてお尻には実際の蛇が雅紗也の腰まわりに巻きついているのだった。
「あたし…、あたし…、ほんとうにいやらしくなるわ…。」
「おほほほ。もともと雅紗也はへびになる前からいやらしかったのよ。男の子を追いかけていたずらしてみたいとかいつも思ってたじゃない。だから、へびになれたのよ。」
「そ、そうよね。男の子のおちんちんをいつもなめてみたいと…。」
「さ、こんどはあなたのために新たな獲物を見つけてきたわよ。」
「ほんと?おかあさん、あっ。」
 雅紗也の母親が運んできたのは、中学生の男子生徒だった。
「ふふふふ。この男の子もやっぱり髪の毛が長い女の子に対して妄想しているから、あなたの大好物よ。」
 雅紗也がその男子中学生に手をかけて目覚めさせると、その男子生徒は雅紗也のおさげ髪の姿を見てまた興奮するのだった。
「うふふふ、気がついたわね。」
「はっ、ここはどこ?あっ…。」
 男子生徒の性器が勃起しているのを見て雅紗也も恐ろしい形相に変わり始めるのであった。
「くくくく。」
「うわあーっ!」
 雅紗也の口から牙や舌が現われ始め、顔じゅうもうろこだらけになり、また男子生徒を驚かせるのであった。男子生徒のはいていたベルトをはずして下着もぬがせ、ついに男子生徒の勃起していた性器にかみつき始めていた。
「うふふふ。」
「うう…。」
 雅紗也の長い三つ編み髪の香りをかがされたその男子生徒の意識ももうろうとなって、雅紗也の行為に逆らうこともできずにいた。不気味に笑いなgらフェラチオをする雅紗也に対し、男子生徒はただうめいているだけであった。
「おほほほ。きもちいいでしょ。」
「ああ、ああん…。」
 女の子のような泣き声をあげる男子生徒をさらに挑発させ、ついにどくどくっと男子生徒の性器から精液が大量にとびだしてくるのであった。
「おほほほ。」
「ううっ…。」
 その大きく勃起した性器に雅紗也は自分の唾液を垂らして逆流させているのであった。
「おほほほ。おまえもこれでへびになるのよ。」
「ええっ?」
「へびになって、おまえの好きな髪の毛が長い女の子を襲ってまたその子をへびにするのよ。」
「ううっ。」
 気絶して倒れた男子生徒の身体にもまもなくうろこが現われはじめ、目覚めるとまた雅紗也にあやつられて、床をはいながら外に出ていったのであった。
「くくくく、女の子の…、女の子の血が…、血がほしい…。」
「うふふふ。年下の子の血もおいしいわ。」
 手を自分の口にあてながら、三つ編みの髪の毛を揺らせて不気味に笑う雅紗也だった。

 翌日は不順な天気になっていた。夜中にひとりの少年を襲ってへびにした清美とその少年が通っている小学校では竜巻に見舞われ、休み時間で外で遊んでいた時に多くの児童たちが吹き飛ばされていた。
「きゃあーっ!」
 清美とひとつ学年が下の白岩もと子(しらいわ・もとこ)も、古い廃屋の物置小屋に飛ばされていた。扉が風で閉められてしまい、出ようとすることができなくなってしまった。
「いやっ、あけて。」
 耳もとにピンク色のリボンをくくってお尻まで届いている二本の三つ編みの髪を激しく揺らせながら、もと子は叫んでいた。三つ編みに結った毛先には白いヘアゴムがそれぞれゆわえられていた。
 ほかに誰もいないと思っていたところに、べつの少女が現われていた。
「うふふふ、あなたも閉じ込められたの?」
「えっ?ええ。」
 へび少女になっている清美だったが、もと子にはまだ気づかれていなかった。
「おほほほ。もうすぐ助けがくるわよ。」
「えっ?きゃーっ!」
 もと子の正面にあった壁からうろこだらけになっている二本の手がつきやぶって出てきた。その主はもちろん、清美が昨夜襲ってへびにした同級生の少年だった。
「おほほほ、この子を襲ってへびにしておやり。」
「きゃー、いや!」
 もと子はすぐに少年に対して背を向けて逃げようとしたが、へび少年がその背中から垂れていたもと子の三つ編みのおさげ髪をそれぞれわしづかみにしてひっぱりながらつかまえてしまった。
「いひひひ。」
「きゃーっ!」
 少年はあらかじめ脱ぎかけていた下半身から性器を露骨にし、もと子のはいていたスカートに性器をつっこませ、興奮するとどくどくっと精液を流してもと子の下半身を濡らせていたのであった。
「くくくく。」
「ああ…。」
 少年はまたもと子のおさげを分けているヘアラインをへびの舌でなめるなどやりたい放題で、またもと子のおさげ髪をぎゅっとつかみながらうなじに牙を刺してかみつくのであった。
「がぶーっ!」
「ぎゃーっ!」
 かわいらしいもと子の顔にも、へびのうろこが現われはじめていた。その少年をへびにしていた清美も口を片手にあてながらずっと不気味に笑いながらこの場面をずっと見ていたのであった。もういっぽうの手は腰に垂れている長い自分の前髪をつまんでいた。
「うふふふ。」

 もと子のクラスでは、ちりぢりばらばらになっていた児童たちがようやく集まっていたが、もと子ひとりがいないのに気づいたため、手分けして校内を探そうということになった。
 そのなかでも、特にもと子に対して片思いで慕っているある男子は何としてでももと子のことを見つけて助けようとし、あわよくば彼女が自分のことを好きになってくれるかもしれないなどと思いはじめたのである。
 人気のほとんどなさそうな物置小屋をその男子児童は見つけていた。そのなかに、ひとりで後ろ姿を見せて三つ編みの髪の毛を背中におろしていたもと子がいたのをとうとう見つけたのである。
「もしかして、もと子さん?」
 その男子児童は、めったに見たことのなかったおさげのもと子の姿を見て性器が勃起していた。いつもは一束に髪をまとめているか三つ編みではないツインテールにしていることが多く、初めて三つ編みを結った姿を見て興奮していたのである。だが、声をかけても返事をしなかったため、もと子の正面にまわってみたが、もと子はうつろな表情になりっぱなしになっていた。
「どうしたの?みんな心配して待っているから早くいこう。」
 もと子の腕をひっぱろうとした男子児童だったが、その時にもと子の長い三つ編みの髪の毛にもふれてしまい、気づくとその髪の毛を手にすくっていたのであった。
「あっ。」
 あわてて男子児童はその髪の毛を放したが、もと子は依然として表情を変えなかった。
「あの…。」
「わたし、歩けないのよ。」
 初めて、もと子がしゃべりだしたので、男子児童も少し安心したようだった。
「じゃあ、ぼくが肩におぶるから、行こう。」
「いいの?」
「うん。」
「やさしいのね。そうさせていただくわ。」
めったにしゃべったことのないもと子にこうしてふれあうことができたため、よりその男子児童の胸はあつくなるのであった。背中にもと子を背負って物置小屋を出るために歩きはじめようとしたが、思わぬことが起きた。
「あっ。」
「うふふふ。」
 もと子が片手を伸ばしてその男子児童の股をはいていた半ズボンごとまさぐりだしたのである。
「やだ、何するの?」
「さっきもわたしの髪の毛をさわって興奮してたでしょ。」
「あ、あの…、あっ。」
「くくくく。」
 もと子の長い二本の三つ編みに結ったおさげ髪が風もないのに舞い上がりはじめた。そのうちの右側の髪が男子児童の首に巻きついて、男子児童の首をしめつけはじめていた。
「ううっ、く、苦しい…。」
「うふふふ。あの鏡を見るのよ。」
「えっ?あっ。」
 壁のほうに古びた大きな鏡があり、そこに映ったのは不気味な笑いを浮かべながら口から恐ろしい牙とへびの舌があらわれていたもと子の顔だった。
「あなたもわたしみたいに、へびになるのよ。」
「や、やめて。」
「うふふふ、わたしのこといつもじろじろ見ていたくせに。」
 もういっぽうのもと子の三つ編みの髪の毛先がへびの顔にかわっていた。もと子はその場でスカートを脱ぎ、下着にへびの顔になった髪の毛先がつっこまれた。お尻にとどくほど長いもと子の髪の毛だったが、またすぐに下着から出て来ると今度はその毛先が男子児童の口をめがけていた。毛先にはうろこが運ばれていて男子児童の口の中に入れられてしまい、首に巻きついていた右側の髪が男子児童の首をまたぎゅっとしめつけたため、男子児童はそのうろこを飲み込んでしまった。
「うぐっ。」
「うふふふ。これであなたもへびよ。わたしのおまんこにあったうろこを切り取っていま飲ませたのよ。うろこはわたしの精液で覆っていたから、わたしの精液を飲んだあなたはわたしの思い通りに動くのよ。」
「ええっ?」


(つづく)
へび少女の長い髪(第六夜)
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