へび少女の長い髪(第四夜)長毛 編髪作
「ここを通してほしいわけね。そのまえにお願いがあるの。」
「なんなの?」
「ほら、このいちばん髪の毛長い由美子っていう子があんたのことひと目で好きになったからキスしたいんだって。」
「そんな、とつぜん…。」
「うふふふ、おちんちんたってんじゃん。」
「ほんと、みごとにふくらんでるわね。」
 その男子高校生も、やはり由美子のような長い髪の女の子が好みなのである。
「さ、ちょうどあそこにだれもいない小屋があるからいこう。」
 ついに、男子高校生は女子生徒たちにつかまって連れていかれてしまった。へび少女になっている女子高校生たちには強い力も備わってしまったのである。
「うふふふ。この子はわたしのものよ。」
 手のひらを口にあてて由美子が不気味に笑うのだった。
「あの、いきなり面識もないのに、ちょっと困ります。」
 男子高校生は、怖くなって断ろうとしたが、女子生徒たちの腕からは逃れることはもうできなかった。そして、道の脇にあった廃屋のなかにとうとう連れていかれてしまったのである。
 由美子にあやつられているほかの女子生徒たちが男子高校生を身動きできないようにして、その男子高校生の前に長いツインテールの髪を前に垂らした由美子が立っていた。そして、男子高校生に正面から迫ったのであった。
「うふふふ。おびえてるわ。そこがかわいいのよ。」
「は、離して。」
「女の子ばかりに囲まれてうれしいくせに。」
「おちんちん、また大きくなってきたわよ。」
 男子高校生をつかまえている少女たちもまたあおるのであった。そして、由美子が自慢の黒髪を自らなではじめる場面を見て、また男子高校生は興奮するようになってくるのであった。
「ふふふふ。」
「あ、ああ…。」
 由美子の髪の香りが男子高校生にかかると、男子高校生はもだえはじめた。そして、だんだんと顔がこけて表情がうつろになっていくのであった。
「さあ、わたしの思い通りにあなたは動くようになるのよ。」
 とうとう、由美子の長い髪が放つ魔力によって男子高校生は意識がもうろうとなってくるのであった。
「やっぱりねー、髪の毛を長くしてると、男の子を思い通りにあやつれるんだわ。」
「そのとおりよ、みんな。うふふふ、彼の身体を離しておあげ。もう、彼は逃げないわ。さ、ズボンと下着をぬいでみて。」
 男子高校生は、言われたようにはいていた制服のズボンなどを脱ぎ始めるのであった。そして、露骨な性器を大きく勃たせながら少女たちの前にさらし出したのである。
「きゃあー、すごいわ。」
「ほんと、由美子ちゃんを見て興奮してる。」
 そして、その性器からは精液も出てきてしまったのである。
「きゃあ、やだわ。」
「女の子の前で、よくやるわね。」
「うふふふ、わたしもお返しにぬいであげるわ。」
 由美子も、はいていたスカートのホックをはずして下着もずりおろしはじめ、露骨な下半身を男子高校生に見せたのであった。
「あ、由美子もぬいだわ。」
「ふふふふ、こんどはわたしのここをなめるのよ。」
 男子高校生は、由美子の股に首をうずめてなめさせられるのであった。
「うふふふ、気持ちいいわ。あっ、わたしもだしそう…。」
 ついに、男子高校生は首を仰向けにさせられ、由美子の股にその首を挟まれて、由美子も興奮して精液を出すとちょうど男子高校生の開いていた口の中に入ってしまい、由美子が首をおさえつけてとうとう男子高校生は由美子の精液を飲まされてしまったのである。
「ふふふふ、飲んだわね。これであなたもへびになるのよ。」
 男子高校生の身体も、あちこちでべりっと皮がはがれてうろこが現われてくるのであった。
「うふふふ、うふふふ。」
 この場面を遠くのほうから見つめて手を口にあてながら不気味に笑っている雅紗也の姿があった。さきほど学校にいた時と同じようにポニーテールのようにひとつに束ねた髪を三つ編みにしてその毛先をもういっぽうの手でつまみながら、手下をふやしていく喜びに浸っているのであった。

 その夜、なにごともなかったように帰宅していた男子高校生だったが、家の者が寝静まった時に由美子に呼び出され、寝間着姿のまま起き出してズズズっと部屋の壁をはって窓から出てまた草むらをはっているのであった。そして、ツインテールの髪を三つ編みにそれぞれ結い直していた由美子の前に現われ、また由美子の三つ編み姿を見ては興奮する男子高校生だった。
「うふふふ、あなたにすてきなプレゼントを用意したわ。さ、このなかにお入り。」
 指差されたのは穴であった。由美子に言われたように、男子高校生は寝間着姿のまままた身体をはって穴の中に入っていった。由美子の下僕としてすっかり行動している男子高校生だった。
 男子高校生の入った穴が通じていた先は、別の家のある少女、それも、永沼清美という小学生の少女の部屋であった。すでに寝間着に着替え、白いヘアバンドを巻いて長い黒髪を背中いっぱいにおろし、寝床に入ろうとしていたが、その床から恐ろしいうろこだらけの手が現われていた。
「はっ、きゃあーっ!」
 薄い暗闇のなかで、へび男になっていた男子高校生が正面から清美に襲いかかった。清美の長い黒髪をわしづかみにしてつかまえ、抱きついて清美の寝間着を脱がせると、性器を清美のお尻に入れこんで精液を勢いよく飛び出させていた。
「くくくく。おまえもへび女になるんだよ。」
 清美の首にかみつき、猛毒が清美の身体にまわりはじめていた。いったん気絶して倒れた清美も、すぐうつろな表情になって起き上がり、ぬがされていた寝間着を着直して男子高校生が出てきた穴の中にまた身体をはいながら入っていた。お尻まである長い黒髪も不気味にへびのようにはうような後ろ姿であった。

「くくくく…。」
 清美の抜け出た別の場所は、同じ小学校のクラスにいる男子の家であった。やはり、清美に対して片思いで清美のような長い髪にあこがれ、また清美を見るたびにハアハアしていた少年だった。この夜も寝床で清美の姿を妄想しては興奮しているのであった。その勃起していた性器を実際の少女が握りに現われたのである。
「うわっ、だれ?あっ。」
 夜中に、突然現われていた清美の姿に驚いているだけであった。
「うふふふ、あんた、いつもわたしのことじろじろ見ているわね、気持ち悪いから復讐に来たのよ。」
「ええっ、復讐って、その…、あっ。」
「くくくく。」
 清美の顔が不気味に変わり始め、目がつりあがって口からも恐ろしい牙が現われていた。日頃から清美のことを慕っていた少年にとっては驚きと恐怖のあまりに何をしていいかわからない状況でもあった。
「うわーっ!」
 清美が自慢の長い黒髪をばさっと少年の肩にかけてとびつき、少年の首にかみつきはじめるのであった。
「くくくく、あなたもへびにしてあげる。」
 寝間着を脱がされ、勃起していた少年の性器に清美は尻をあてがって、精液を逆流させていたのであった。恐ろしいへび少女たちがこうして増殖していくのである。


(つづく)
へび少女の長い髪(第五夜)
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