変身・第2話 二次元世界の調教師作
 引きこもりの俺のことは、たまに頭ごなしに怒鳴りつけるだけで基本的には放っておかれている。実際父さんとはもう1月以上会っていない。俺はだから母さんが浮気したって、いい気味だとくらいに思っているわけだ。今はそれより、想像以上にエロい母さんの体を楽しむだけだ。
――ふうん。じゃあ父さんとは、えっちの方もご無沙汰なんだ
――アンタには関係ありません!
――ホントはえっちしたくてたまらなかったんでしょ、母さん?
――何を言うの!
――でも母さんのおまんこがグイグイ締め付けて来るから、俺ちょっと苦しいん だけど
――ああ……あああ〜……
 母さんはとうとう気持ちよさそうなよがり声をテレパシーで送って来た。口は 触手を詰め込んでいるので使い物にならないのだ。
 ん?そうか、本体を自由に変形させられるのだから、分身である触手も形を変えればいいではないか。それに気付いた俺は、触手達の先端をポコチンの形にしてまるでろくろ首みたいなペニスにしてやった。口に詰め込んでたミミズの群れも1本にして、そのかわり母さんの口一杯を塞いでしまうような巨根にする。
――へえ、母さんってチンポをくわえるとクチュクチュしゃぶっちゃうんだ。下の口はギュウギュウ締めて来るし……
――そんなこと言わないで、シンイチ……
 さすが男に飢えた人妻だね、などと息子、いや触手にあるまじき言葉を噛み殺した俺は、母さんのアソコの中で居るべき場所にピタリと収まったような素晴らしい安堵感を覚えていた。
 極太のイボイボペニスがゆるゆるのおまんこにピッタリと言う意味ではない。考えてみればここで生を受けてこの世にやって来たわけだから、剥き出しの本能の塊である触手の俺にとって居心地が良いのは当然だ。
――母さん、しばらくここに居させてもらうよ
――ダ、ダメよ、シンイチ! そんなこと、ああ……
 へへへ、ダメとと言ったって、俺がちょっと体をくねらせたり、全身を覆うチンポコ触手を蠢かせたりすれば、母さんはもうメロメロじゃないか。母さんはいつの間にか俺のベッドに上がり、仰向けでジーパンの上からアソコを両手で抑えて悶絶してるようだった。
 ばあちゃんがいつ戻って来るかわからないので、服を脱ぐことがためらわれるのだろう。いやあホントに触手は最高だ。こんな風に隠れて女とセックス出来るんだぜ。ん、セックス?これってセックスしてることになるんだろうか?だとすれば、今俺は実の母親を相手に童貞を卒業しようとしているわけだ。
――早く出て行きなさい、シンイチ! こんな所にこもっていても仕方ないじゃない……アン、イヤ、うふうんっ!
 そう言えば引きこもりの俺は、母さんに何度もここを出て行きなさい、と叱られたものだった。
 だが頑固なまでに動こうとしない俺に母さんも困り果て、もう最近では半ばさじを投げ諦めているようだったから、起こしに来たり食事の差し入れをするのは、ばあちゃんや妹のさくらの仕事になっている。そうして本人はのほほんと居座って、ネット中毒のような非生産的生活をしているのだから、とうにさじを投げている父さんでなくても、お前は人間のクズだ、とってと出て行け、でなきゃ死んでしまえ、とののしりたくもなるだろう。
 へん、誰がこんな居心地の良い場所を出て行くもんか。それどころか俺はヒトを卒業して、遂に触手になるという夢を実現したんだぞ、どんなもんだい!
――母さん、これまでずいぶん心配を掛けたね。おわびに俺が死ぬ程いい気持ちにしてやるよ。母さんがえっちにイキまくってくれりゃ、俺もそのエネルギーを食って生きていけるんだ
――何を言ってるの、シンイチ! 私とあなたは親子なのよ、そんなことが許されるとでも……あ、あ、ダメよ、動いちゃイヤあっ!
――えへへ、良くなって来たみたいだね、母さん。そんなにグイグイ締め付けて来ちゃ、俺まで気持ち良くなって来たよ……
 母さんは触手などと言うおぞましい化け物に犯されることより、実の息子に犯されることばかり気にしているのがおかしかった。

 俺はヒトの女の快楽を貪り喰らう触手だぜ。そんな説教なんかしてないで、目一杯楽しもうよ、母さん。俺は母さんのぜい肉でたるんでるけど、イヤらしい成熟度では文句の付けようのない全身に這わせていたチンポ触手をくねらせて本格的な愛撫を開始した。
――母さんって、こんなにおっぱいが大きかったんだ。
――ヒイッ!
 母さんは服を着てるとやせぎすでスタイルの良い美人に見えるのだけど、乳房は重々しく垂れ下がり、先端の乳首がグミのようにプックリと大きく膨らんだ淫らな体だった。モミモミ出来ないのが残念だったが、沢山の小さめな触手で膨らみをギリギリと緊迫し、先端部のえっちな実にキュッと巻き付いて刺激すると、母さんは歓喜の悲鳴を上げた。
――うりうり〜、気持ちいいだろ、母さん……
――し、シンイチ、ダメっ!ダメえっっ!!
 調子に乗った俺が、エロエロの乳頭を包んだ触手をブルブルと慄わせながらさらに別の触手のチンポ型の先端でクリクリと弄ってやると、母さんは全身を激しくおののかせ、俺の本体を包み込むおまんこの締め付けもどんどんきつくなって来た。さらに興奮した母さんは口を占拠した大きな触手チンポをチュパチュパと舐めしゃぶってくれるので、俺のリビドーも頂点に達していく。
――か、母さん、気持ちいいよ!
 ジュバーッ!アソコに入り込んだ俺の本体と、口を塞いだ触手チンポが同時に大量の白濁液を放出したが、これには何と女性をえっちに狂わせる媚薬成分が含まれている。そのためますます母さんはのっぴきならぬ性的興奮から降りることが出来なくなるわけだ。
――えへへ、母さんの一番感じるオマメはど〜こだ
――ソ、ソコは……うひいい〜っっ!!
 さていよいよ本丸の攻略だ。俺はまずこれまで頭の中の知識でしかなかったクリトリスを触手でまさぐり、すぐに探り当てると被さっていた包皮をペロンとめくってムキムキにした。童貞だったのにこんな細かい作業が出来るなんておかしな気がするが、女性の快感を貪り喰らう触手に変身した今、俺はもう本能的に女性の歓ばせ方を会得しているのだ。
 何てご都合主義のオイシイ設定だろう。が、最も感じる女性の急所のしこりを触手に剥き上げられた母さんは、それだけで素晴らしい反応を示してムキムキのエロ豆を見る見る大きく膨らませ、そこを乳首にしてやってるのと同様に触手巻きにしてブルブルと揺さぶりながら露頭をツンツン突いてやると、呆気なく達してしまった。
――ああ〜っ! シンイチ、母さんはイキますうっっ!!
 その瞬間俺の本体は押しつぶされそうな強い圧迫を感じ、母さんはドバッとえっち汁を放出してエロパンツをビショビショに汚す。女性の快楽エネルギーを吸って生きる俺は、母さんの絶頂によって少しだけ空腹が治まっていた。
――母さん、まだまだ食べ足りないな。もっと沢山イッテよ
――ああ……も、もう……
 実の息子が変身したおぞましい触手に責められての絶頂はさすがに強烈だったようで、母さんは弱音を吐いていたが、俺が大切な部分に入り込み全身に触手を張り巡らせている限り、おぞましい快楽から逃れる術はない。と、その時邪魔が入った。

「マチコさんや、シンイチは?」
 やっぱり心配になったばあちゃんが、見に来てくれたのだ。だがイソギンチャクのような触手に変身した俺の姿はベッドの上には見当たらない。
 ばあちゃんにバレないように口を塞いだチンポコ触手をさっと引っ込めた俺は、母さんのアソコの中に潜み体中に触手を張り巡らせているが、着衣の上からはわからないのだ。一体どうやってごまかすだろうかと思っていると、母さんはすっとぼけたことを言う。
「シンイチならさっき、久しぶりに外に出て行きましたよ」
「はて、あんな体でかの?」
「あんな体って?」
 ここで母さんとばあちゃんは言い争いを始めた。俺がイソギンチャクのような化け物に変身したと本当のことを言うばあちゃんに、悪い夢でも見てたんじゃないかと俺の異変を必死で取り繕おうとする母さん。
「わしゃまだ、もうろくしとりゃせん! シンイチは化け物になったんじゃ」
「ですからお母さん、それはきっと何かの間違いですよ。人間がイソギンチャクになったりするわけないじゃありませんか……」
 かわいそうなばあちゃんは、はぶててプイと出て行ってしまったが、俺は新しい楽しみを発見してホクホクしていた。それはまだ慣れてない俺が何もせずじっとしていたにも関わらず、母さんがばあちゃんを気にするあまり物凄く興奮して、あろうことか自ら俺の本体を万力のような強い力でギュウギュウ締め上げると、密かに2度目の絶頂に昇り詰めていたことである。
 母さんが必死で歯を食い縛り気分を出さないように苦悶しながら、どうしようもなく俺に巻き付かれた体がワナワナと慄えおののいて全身にビッシリと生汗をかき、遂には熟れた体が俺を欲しがってしまい自らチンポ触手を喰い締めるオナニー同然の行為に溺れて達してしまう、その一部始終を俺はしっかり体感することが出来たのだ。そして母さんの絶頂エネルギーを吸収した俺はますます邪悪にパワーアップするのだ。
――へへへ、母さん、ばあちゃんの目の前でイッテしまうのは最高だっただろ?
――ああ……もう、知らない、知らない!……
 まるで小娘のように羞じらい、触手にたかられたせいでどんどん淫らな姿を見せてくれる母さんの中に、俺はまだ居座ることを決意した。当然だろう、そのために俺はおぞましい触手に変身したのだから。
――母さん、今日父さんは早く帰って来るの?
――そ、それがどうかしたの……
――決まってるじゃない。父さんの前でえっちするんだよ、俺と母さんが
――シンイチッ! アンタ、何て恐ろしいことを……
――取り繕ったってダメだよ。母さんだって、もっとしほいんだろ、ホレホレ〜
――ああ〜っっっ!!! シ、シンイチ、又いっちゃうううっっっ!!!
 ここで俺がすっかり母さんを歓ばせるコツを会得した触手責めで3度目の天国を味わわせてやると、母さんは面白いことを言った。
――お願い、シンイチ。父さんに、このことは黙っておいて……
 父さんと心を通わせるつもりなど毛頭無い俺は、触手なのにしゃべれるわけないだろ、と思いながら、母さんが完全に俺にメロメロになって触手の軍門に下ったことを確信していた。


 続
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