その先にあるもの。
世界設定。

およそ500年前。
まだそこには人間と呼ばれる存在が世界を牛耳っていた。
その頃は混沌とした無秩序の世界であった…。
ある時、人間は今ある魔導工学を利用し、獣人という新しい生き物を作り上げた。
もちろん兵隊として利用するために。
だが彼らは重要なことに気がついていなかった。
人間を元に動物の特化した力を付与した獣人にも、感情があると言うことを…。
世界に人口を増やしつつあった獣人は、力を合わせて人間に反乱を起こした。
それがきっかけとなり、この世は人間から獣人へと主導権が移っていった。
次第に人間は消え去っていき…獣人だけが残っていった。
それは獣人が人間達を獣人化していったからである。
そうして、今の時代が築かれた。


魔法の存在

人間達は魔粒子というものが世界に存在していることは当時の研究から分かっていた。
しかし、扱うことはできなかったのである。
その一方、獣人はその見知らぬ力を行使することができた。
それは、人間を獣人化する際に何らかの突然変異が起き、体内に眠る魔力ホルモンを放出できるようになったからと推測されている。
魔力ホルモンは何らかの理由で魔粒子に働きかけ、奇跡のような力を発動させることが出来た。
そのおかげで、魔導というものが発展した。
魔導とは、魔法を使うこと全般を表す言葉である。
それと同時に、獣人たちの間で魔法の取り決めが次々と決められた。
犯罪を起こすのを避けるためである。
しかし、人間とは違って純粋な彼らは、そんなことを考えることさえない。
(それは未だに明らかにされていない)
また、魔法は容易に使えるものではなく、それに至るための知識や経験が必要なのである。
その力を養うために、小等学校・中等学校・高等学校と通うようになった。
(ここでは、高等学校は我々の世界で言う大学と同じような意味合いを持つ)
魔法と言うのは、未だにはっきりとは明らかにされていない不可解な力であることは間違いない。


魔法関連の言葉

ここで幾つか説明をしよう。

魔粒子…魔法を魔法として発動するのに必要な因子。魔法においての原子や分子と同じ扱い。

魔力ホルモン…今のところ脳下垂体前葉から分泌されることしか分かっていない。魔粒子に働きかける作用がある。
人間は分泌することができなかった。

魔導工学…魔法を科学に応用した学問のこと。人間が気付いた歴史を元にされているため、
科学の基盤の上に魔法が成り立っているということになる。

魔導と世界の構成の関係…科学で証明されていたことが、実は魔法という点においても証明できるということが分かった。
世界を構成しているのがあらゆる特徴を持った魔粒子から成るということを言ったもの。
これは魔導についてもう少し詳しく説明しなければならないので省略する。

精霊晶(せいれいしょう)…魔粒子でできた結晶。あらゆる魔導実験に使用される、万能の鉱石。
世界のどこを掘り返しても出てくる。

月の雫…かつて月にあったと言われる海の成分と同じ…らしい。月光を浴びると化学変化が起きて青白く発光する。
魔粒子の流れをスムーズにする触媒作用を持っている。

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