第34話 新しい仲間、懐かしい友
「あ〜退屈だ〜!!」
俺は第一声を放った。何の第一声かというと町を出てだ。
俺達といってもほとんど帰っちゃったけどね、レン、テイサー、テット、、、
テットは初め合った時はびっくりした。昔のままで服に見覚えが合った。
しかも、頭の上には白竜を連れているし、、、
そして、後2つびっくりした事がある、レンがもって帰ってきたものは光の剣だった。
あと、テイサーが持っている玉、、、聖魔の玉だ。ほとんどが聖魔の宝玉といわれているが何処がどう変ったか分からないし、俺は簡単な方な呼び方をしている
「退屈ってったってしょうがないじゃん、、、ってクレスの旅って10歳の人が多いね」
「そうだね、、、レンだってまだ10代だし、、、、」
そして俺はふと思った。2人がいない・・・周りを見てみると2人はちょうちょを追っていた。
「お〜い二人とも〜」
俺が呼ぶと二人は気がついて走ってくる
「なんか、、、こう旅していると、、、昔の事を思い出すなぁ・・・そう言えば、、、あいつ元気かなぁ?」
「あ〜あの人ね、、、たぶん元気にしてると思うよ、、、」
「ね〜誰のこと言ってるの?」
テットが思い出話のような話に質問してきた。
「竜人エル・ファンシエル、、、ちょっとしたことでね、、、」
「うん、ちょっとしたことで出逢ったんだよね」
レンの顔が赤くなった。まさかあんな事で出会うなんて誰も思わないだろう
さらに一緒に旅したなんてさらに思わないだろう・・・
「クレスさん、レンさん、顔赤いですよ、どうしたんですか?」
テイサーが言う、こんな事思い出したら普通誰でも赤くなるって
「気にしないで、、さぁいこう」
テイサーとテットは特大の?を出した。
そして、俺たちは街道を歩いた。
「おい!盗んだぶんかえせ!!」
しばらくして盗賊に襲われている10歳ぐらいの少年を見つけた。
「俺たちから逃げようなんてそうはいかねぇんだよ!」
その少年の周りには十数人の盗賊がいる、少年はマントで身を隠し、顔には稲妻のような形の黒い後がある
俺は危機感を感じなかった。相当の実力だと言う事を知っているからだ、いやそう感じた。
「炎の精霊サラマンダーよ、我が術より、我に従い、すべてを炎で飲み込め!!」
そう言い少年は星を切りその星が空中で赤く浮き出てきた。その星の中から出てきたのは
「我が名はリゼル!!」
サラマンダーだった。精霊を召喚する術を持つ者、召喚術士
当然サラマンダーに勝つことができず盗賊たちは飛んでいった
文献では世界の3割は召喚術が使えたと書かれている
だが、あることで突然召喚術が使えなくなってしまった。
そして、召喚術は永遠に封印されたという・・・・
と俺がこんな事を思っているあいだにテイサーとテットがちょこちょことリゼルに向かって走っている
「ん?なんだ?」
「こんにちは、ねえねえさっきの術どうやって使うの!?」
「おいテット、、」
「あれ?あなたは、、、」
リゼルは俺の顔をまじまじと見た
「何?俺の顔に何かついてる?」
「、、やっと巡り合えました!!」
なぬ!といきおいよく俺は大きな声を出した。
「赤い髪、赤い目、そしてなおかつ狼の色をした人!やっと会うことが出来ました!!」
俺のすべての特徴を言った。これでほっとくとずっと話してそうだから俺が割り込む
「あの〜何を言ってるんですか?」
「あ!こっちには青い目、少し青みがかった髪の色、やっと会うことができた」
今度はレンを観て言う、だからそれがなんだって言うんだ!
「お〜い」
「あ!失礼しました。俺の名はリゼルといいます。ちょっと目的があって旅をしてるんです」
「目的?どんな?」
「炎の人、水の人、風の人、土の人、空の人」
「空?」
俺は空を見上げた。別に対して変らない、
「それが?」
「これらの精霊を受け継ぐ人を探してたんです」
「精霊を受け継ぐ人?」
リゼル以外の人全員大きな?がでた。
「精霊を受け継ぐ人、確かに赤い目、赤い髪の人はたくさんいます。だけど、ある人はその髪の一つ一つに精霊力があるんです。その精霊力は俺のこのアクセサリ-でわかります。ほら」
リゼルが持っている宝石の中の1つ、赤い宝石が俺のほうに、青い宝石がレンに引き寄せている
「ほらやっぱり、、、、そうだ!あなた達と旅をして良いですか?」
「え!?いやあの・・・」
「わ〜い、旅の仲間が増えた〜」
テイサーとテットが元気にまわっている、リゼルは俺を真剣な目で見た・・・・息づまった・・・
「いいよ、一緒に行こう、、、」
「よかったぁ、これであとは空の人や土の人ですね、いやぁ本当によかった♪」
「え!?風の人は?」
「あー、もうすぐ来ると思います。あ、来ました」
リゼルが指を刺した。その指を刺した方向に緑色が印象的な人がは知ってくる
その人は俺とレンがよく知っている、、、
「お!よ〜クレス、レン、久しぶりだな」
俺とレンは同時に声をあげた。
「エル!!」



「いや〜本当に久しぶりだよな!」
「お前も、、相変わらず酒飲み過ぎてんだろ、、、それですぐ酔いが覚めるからすごいけどな」
「お酒か、、、僕も久しぶりに飲みたいよ」
俺とエルとレンが仲良く歩きながら話している、テイサーとテットとリゼルは何故か仲良くちょうちょを追っている、、、、
酒の話になって俺とエルは同時に言った。
「お前は駄目だ!」
「なんで〜?」
少しいいずらかった。レンはあの日、俺とエルとであることをしたんだから、、、
しかも、記憶に無いって言うし、普通よりたち悪いから飲ませてないんだけど
「それとリゼルとは何で旅してんの?」
「俺が必要みたいだったからな、だからついて行った」
「、、、、!!まさか、リゼルに!?」
「違うってぜんぜんそんな事はしてないって」
そっかと俺は胸をなだめた。
「そう言えば、、、静かじゃない?」
後ろの仲良し3人組が迷子になったのは言うまでも無い、、、



「お〜い、クレスさ〜ん!」
こちらは仲良し3人組、テイサーがクレスを探している
「何処いったんだろう?迷子になるなんて、、、」
テットが言った。迷子になっているのはこっちなのに、、、、
「たく、地図もコンパスもあっちにあるし、、、、」
リゼルがため息をつきながら言った。だから迷子になっているのはそっちだって!
「あ!そうか!僕達が迷子になってるんだ!」
テイサーが手をぽんと叩いて言った。3人組は更に森の奥へと行った。



「テイサー!テット〜!リゼル〜!!」
俺達は仲良し3人組を呼びながら森の奥へと向かっている
足跡は見つかったがいつまでも続いている
「お〜い、どこ〜!?」
レンが大きな声で呼んだ。そして、俺とレンの耳がぴくっと動いた。
「クレス!今の声!」
「ああ!テイサー達だ!」
「ほ〜、耳い〜なぁ、狼族と犬族はそう言うとこがいいとこだよな」
エルが小さな声で言った。密かに、、、



「いでよ!サラマンダー!!」
リゼルがマンドレイクに向かって炎の呪文を唱える。
テイサーとテットはマンドレイクの悲鳴を聞いて気絶してしまった。
マンドレイクはサラマンダーの炎によって燃え尽きる
「うぎゃ〜〜〜〜!!!」
リゼルはこのときでも耳をふさいでいる、マンドレイクの悲鳴は気絶、精神が弱いものは死に至らしめると言う
「やり!倒せた!、、、テイサー、テット起きろ〜」
リゼルはテイサーとテットをゆさゆさ揺さぶった。



「テイサー!テット!リゼル!」
「あ!クレス!」
俺が到着した時はテイサーとテットが倒れていた。
「リゼル、テイサーはどうなった?」
「マンドレイクの悲鳴を聞いたんだよ。俺法術できないし頼むよ」
俺はテイサーとテットのにそれぞれ手をかざした。
「リカバー!!」
俺の手から青い色した光が放たれテイサーとテットに纏わる
その時、テイサーとテットの意識が戻った。
「あれ?クレスさん?」
「クレス〜、おはよう」
「のんきだなぁお前ら、、、」
その後、テイサーとテットとリゼルはまたちょうちょを追いかけていた。