第33話 光と闇の戦い
朝、僕は銀世界になった白犬の村を後にした。
とりあえず、テットとテイサーと合流しないとと思った。
町の外に行くまでに白犬族の死体がいくつもころがっていた。

--------復習する相手は・・・・邪竜ではなかった--------
--------なら何故・・・僕の記憶に邪竜の記憶が・・・----------
--------魔狼は・・・滅んだ・・・・いや!封印しただけ!?-------
--------もし、、、僕達の時代に戻ったら、、、魔狼は封印を解いているだろうか?------



テイサー「レンさん、お帰り〜、、、あれ?どうしたんですか?元気がないですよ」

宿屋について僕はテイサーを見た。テイサーは心配そうに聞く
僕は大丈夫と言った。そして、光の剣を持ってテイサーと一緒に部屋に行った。
とりあえず、光の剣を手に入れたこと白犬族が滅んだ事・・・

テット「白犬族が、、、滅んだって・・・・レンさんはまだ生きているじゃないですか・・・」

レン「まぁね、お母さんが助けてくれなかったら、、、」

レイン「結構苦戦してますね〜♪あ、このお茶おいしいですね、人の世界にもこんなものがありますか」

ここにあった空気がストップした。そして、聞き覚えがある声がした。
僕はその主の方に振り返った。犬族で法衣の格好したレインがのんびりお茶を飲んでいた。

レイン「いや〜レンさん、そういえば、どうやってナイトメアの城へ行くんですか?ナイトメアが住んでいる城はですね。過去にあるんですよ。しかも、レンさんたちにとってはだいぶ昔の書物にあるはずです。魔法と同等の力を操った王国があると、、、、」

レン「あ〜あれか、でも過去にあるとしてどうやってそこまで行くの?」

レイン「あれ〜?レンさんどうやってこの世界にきたんですか?過去の剣フェザーソードを使ってきたんでしょう?ならその剣をまた発動させればいいじゃないですか。簡単な事です」

テット「?」

テイサー「でも、過去の剣は今もってないですよ、、、」

レイン「大丈夫です。あなたたちの中にいつもフェザーソードはあるのです。まぁ未来からきた人の特権みたいなものですよ。いつでもフェザーソードの力を使える、その代わり、、、現代には戻れませんけどね♪」

その言葉を聞いて驚いた。フェザーソードは過去に行けるだけ?だったらどうやって戻ればいいんだ!!」
そんな疑問だ。だがそんな疑問はすぐに吹きとんだ。

レイン「あ!ご安心してください、もしナイトメアを倒した暁にはちゃんと元の時代にもどしてあげますから♪でないと僕が上に叱られるんで」

レン「じゃあ、あなたの魔族の言う事を信じれると思う?」

テット「!?」

テットはおどろしていた。以上

レン「まぁ、行き先も考えるし、流石に倒さない訳にはいかないから、行くよ、どの年代の何処?」

レイン「話が早いですね〜、わかりました。えっとですね、今から200年前のウィレッツ大陸、まぁこの大陸なんですけど、その大陸の海のそこ、あ!心配無用です。そのときには海はありませんから、ではご武運を祈ってます」

そういうとレインは暗い闇の中に姿を消していったがまた出てきた。

レイン「あ!すいません、お茶を買っていくのを忘れました」

にこやかに部屋を出てお茶を買いに行った。
そして僕たちは旅の準備と言うか時をこえる準備をした。
さすがに1回目は倒れてしまったけど、2度目は倒れないように覚悟を決めておく
そして、あの呪文を唱える

〜時の女神、我ここに汝に誓う
 過去の剣よ、我ここに汝に従う
 汝と剣の力持て、我に再度の夢を見させよ〜

時空の扉が開かれてその中に飲み込まれた。
次に目をあけた瞬間が滅びきった王国の後だった。そこら中に魔物がいる
僕達は城に向かって走った。当たり前の事だが魔物が邪魔していったのは言うまでもない・・・
城の中に入るとダークキャッスルと同じ風景があった。しかし、魔物はいない
コツコツと足をとが響く、やはり壁には髑髏のろうそくの装飾があった。
僕は光の剣を取り出す。テイサーは魔法中心だ。何も持っていない
テットはというとなぜかナックルと言う手につけて相手を殴ると言う品物を持っていた。
さらにコツコツと足音が響いた。遠近術でナイトメアがいる場所を探した。
2階の一番奥の部屋、、、、その風景が見えた。そこにはナイトメアが座っていた。
コウが少し怖がっている、それほど大きな奴を相手するんだ。
そして、2階の一番奥の部屋の扉の前にきた。そこからでも、敵がどれだけ強いのか手にとるように分かる
扉を開けた。ナイトメアが座っていた。まさに魔王が勇者を待っているのと同じ光景だ。

ナイトメア「遅かったな、レインはやっとちゃんと告げたか・・・遅かったぞ」

レン「ちょっとね、、、さてと、、、じゃあ勝負をつけよう」

テイサーとテットが構える、僕は刀身の無い剣をナイトメアに向けた。

レン「光の精霊よ、我が剣の刀身となりて敵を討て!」

そして、光の剣の完成だ。初めて目にした光の剣だった。
光をナイトメアに向かって斬りかかった。
玉座にいたナイトメアはかわした。テットはテイサーの近くにいた。
テイサーは呪文を唱えていた。

〜生命を生み出せし白き竜よ
 死をもたらしめる黒き竜よ
 空を統べる空の騎士竜よ

ナイトメア「くっ!それを使わせるか!!!」
ナイトメアは闇の閃光を放った。
だが命中したのはテットだった。
テットは闇に包まれ気を失った。コウがテットの近くで鳴いている

 全ての竜を命令する金色の竜よ
 今ここに我が力、我が身となり
 我の前に立ちふさがりし者を

僕はナイトメアを斬った。一瞬スキができた分、斬りかかる事ができた。
ナイトメアに光の紐のようなものに絡まれ動けない状態になった。

 滅せよ〜

魔法が完成した。ナイトメアに向かってそれは放たれた。
ナイトメアに直撃した。が、そこにはほとんど火傷程度でしかくらってないナイトメアがいた。

ナイトメア「ははは!その程度か・・・今度はこちらからいかせてもらう!!」

ナイトメアが僕に近づくが、途中でさえぎられる、、、黒い影に
その黒い影には見覚えが合った。レインである、それはだんだん人の形を作る

レイン「はぁ〜、やっぱ人の力ではここまでですか、、、あとはお任せください、、っとレンさんあなたはちょっと手伝ってください」

レン「え?僕?」

レインはええと返事した。レインが言うには光の剣で相手を斬りつけ、レインがとどめを刺すっと言う作戦だ
僕はナイトメアに向かって斬りかかった。だがあっさりかわされた。それを見てかレインは聞きなれない魔法を唱えた。ナイトメアの動きが突然止まる

ナイトメア「なぜ!?なぜお前は邪魔をする!!邪竜王様が倒されたのに何故!!??」

レイン「迷惑なんですよ、、、あなたは、、、」

僕はもう片手にサラマンダーの剣を持った。そして、斬りかかったがサラマンダーの剣だけは折れてしまった。ナイトメアはさっきと同じ白い人に絡まれた。

レン「あ!やっちゃった!」

レイン「レンさんありがとう、それでは、はああぁぁぁ!!」

レインは何の色かもわからない暗闇を放つ
ナイトメアはそれにどうかして消えていった。たぶん倒したのだろう・・・




レイン「それじゃあレンさん、テイサーさん、テットさんまた会う日まで」

そしてレインは消えていった。彼と出会うのはこれっきりにしてもらいたいもんだ。
そう考えながら僕は神殿を出た。
宿まで戻ってみるとクレス達はきっちりいた。

レン「ただいま!」

クレス「おかえりっと!」

僕はクレスに抱きついた。久しぶりの再会だった。
だが、クレスは何だ?って言う顔をして困っていた。
クレスが無事だったからよかった、、、そう心の奥からそう思った。