第32章 凍れる過去・下
翌日の昼間、事件はおきた。魔狼がこの村を襲ったのだ。
僕は小さい僕を連れて走っている、その手には光の剣を持って・・・・
レン「ふぁ〜〜ぁ・・・」
朝だ。窓から日差しがさしてくる
小レン「お兄ちゃんおきてぇ〜」
僕は小さい僕に起こされた。わ〜い♪と言いながら小さい僕は僕の手をつかんで僕を居間まで連れてった。
そこにはすでに食事の準備がしてある
こんなところでお母さんの食事を食べる事になるなんてと僕は嬉しくなった。
しばらく明るい食事が続いた。いやずっと・・・・
僕は色々とまた剣の事を聞いた。だけど答えはいつも同じ・・・知らないだ・・・・
レン「ん〜そっか〜・・・」
フェリス「どうしてその剣が欲しいの?あなたの見た目から見て金儲けなんかじゃないと思うけど」
レン「友達を救いたいんだ。今友達は魔族に捕われています。その友達を救いたいんです・・・」
フェリス「・・・・・・・・」
小レン「レイ兄ちゃんの友達ってやさしい?」
僕は頷いた。小さい僕はそうなんだ〜と音符もつけそうなぐらい楽しい声を出していた。
沈黙が数秒・・・
フェリス「そっか・・・友達をか・・・だったらあなたに託してもいいわね♪」
レン「え?」
フェリスは一旦居間から出てしばらくしたら出てきた。手には鞘に入った剣を持ってきて
そして突然現れた魔狼・・・フェンリル、、、、全てを凍らす氷に悪魔だ。
逃げ惑う人々だが、、、ほとんどの人が凍らされた。
この村の村長たちが魔狼に対抗した。それが今も続いている
僕達は魔狼に見つからない場所にいた。
レン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
フェリス「(レンと一緒に逃げて!あなたでも倒せないわ!・・・・・・・・レンを宜しくね)」
僕はフェリスを見たのはそれっきりだ。何も分からないままここまで来てしまった。
小さい僕もお母さんと言いながらさっきから泣いている
僕でも無理?無理なのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
レイ「(いいかい?例え1人でも泣くな!、、、、、、、、お前1人じゃないんだから・・・・)」
僕の頭によみがえってくる言葉、、、、
レイ「(・・・・・・・じゃあな・・・・・・・・)」
レイは僕の目の前で何か呪文を唱え、そこで記憶はなくなっている・・・・
小レン「・・・・・?お兄ちゃん?」
ぼくは小さい僕の両肩をつかんだ。少しおびえたが言う事を言った
レン「いいかい?例え1人でも泣くな!、、、、、、、お前1人じゃないんだから・・・・)」
小さい僕は涙を拭いてうなずいた。もう大丈夫って言う目だった。
レン「・・・・・・・・じゃあな・・・・・・・天と地を操る精霊よ、古の魔を解き・・・・・・忘却せよ・・・」
小さい僕は目を閉じその場で倒れた。記憶が失った瞬間だった。
どご〜〜〜ん
遠くで魔力がぶつかっている、そこにはフェリスもいる
レン「お母さ〜〜〜ん!!!」
魂が消えた。魔狼とともに封印したようだ・・・・、遠近術で最後が見えた・・・・
振り向くと小さい僕は消えていた。足跡のかけらも残ってなかった・・・・