第28章 時の神殿
僕はある神殿を見つけた。街の近くにある神殿だ。
町の人はこの神殿に関しては何も知らないらしい
神殿の閉ざされた先には、ある時を超えるといわれるアイテムがあるらしい
時の剣、『フェザー・ソード』
さすがにクレスがこの事を知ると神殿を破壊しちゃうから教えないどこ・・・
とりあえず、僕はそんな剣があることを知りながらのんびり町を歩いている
レン「最近暇だなぁ、僕の腕も鈍っちゃうよ・・・どこかで剣の練習でも・・・」
僕がそんな事考えていると男の大声が聞こえる
てや!とかうわぁ!とか、何かの稽古場なのかな?
僕はその中をのぞいてみる、すると剣、槍、斧のあらゆる分野の稽古をしているのを見た。
僕はちょっと稽古つけてくれるかな?と思った。だけど現実はそう甘くはなかった。
師範「だめだ!子供に教える気はない」
レン「いえ、教えなくては良いんです。ただ、ここの人達と剣で勝負したいといってるんです」
師範「だめだ!だめだ!」
ここまでくると頑固者だな、僕はそう思った。
確かに僕の身なり、姿は子供だった。剣もバックの中に入ってるし
条件をつければ良いのかな・・・?・・・・・・・そうだ!
レン「じゃあ、僕が10回連続戦います。その間で1回でも負ければ、今日雑用としてこき使っても良いです。ただしこちらが勝てば、ちょっと相手してほしいんです」
師範「12だったら良いぞ」
レン「わかりました。12人ですね、、、、あ!いいです。剣は自分で持ってますから」
ある1人の男性が稽古場の剣を差し出してきた。僕はやっぱり断った。
だって自分の剣があるし
どうやら12人の選手が決まったようですね・・・
僕はバックから剣を取り出した。僕の愛剣『サラマンダーの剣』を
師範「では、はじめ!」
僕は少しもかまえなかった。男はこれを挑発として受け取ったようだ。僕はそんな気はないんだけどなぁ・・・
男はいきり立って剣を突きながら走ってくる
遅い・・・はっきり言って遅かった。
僕は軽々かわして剣を相手の男性の首元にやった。
師範「勝負ここまで!まだまだほんのこて調べだ」
レン「ふう、やっぱここら辺レベルが低いのかな?」
その後も僕のストレート勝ちだった。
やはり実践の方が効果的だと思った。
とりあえず、僕は師範に礼を言って稽古は受けなかった。
いや、稽古は受けた。手抜きだったけどね・・・
レン「やっぱ、そとで薬草とりしよ、ついでに時の神殿に行って見よ♪」
僕は街の外へ行って近くに森があるのに気付いたからそこで薬草がりしている
結局僕って神殿の場所わからないんだよね、意味ないなぁ
レン「テクトル草、チルゲル草、ディクリリー草、オンリック草・・・やっぱここは環境が良いのかな?結構良い薬草が取れるし、これだけあれば傷に効くヤツとかいろいろ作れるし」
しばらくそこで取っていると草むらでガサっと音がした。僕はカンで魔物じゃないと判断した。
たぶん、動物か街の人だろう、街の人だったらどうして僕に付いてきたのかわからないけど、
たんに僕の勘違いだったりするけど・・・
一応、誰と聞いた。そこには小さい男の子がいた。その顔には見覚えがあった。
レン「あ、、、君は、、、」
男の子「この前、僕を病気で助けてくれてありがとうございます」
レン「あ、それで君の名前は?」
男の子「テルザ・ガイデルです」
レン「テルザ君、君はどうして僕についてきたの?」
テルザ「あの、、、」
この子の顔だとついてきてはいないようだ。やっぱたまたまここに来たのかな?なんでまた?
僕はとりあえずどこへ行くのか聞いた。その子は綺麗な神殿のところと言った。
ここら辺で神殿と言ったら時の神殿だろうと思って僕はテルザ君についていった。
ついた神殿は本当に綺麗だった。ステンドグラスもまだ綺麗で約500年前の産物とは思えないほどだ。
レン「綺麗だね、何で君はここに?」
テルザ「僕達、ここで遊んでるんです」
僕達?と言う事はまだここにいると言うことか・・・
思った通り物の後ろから3人くらい出てきた。
ふ〜ん、獣人も混ざってるんだぁ、まぁ良い事だけど
テルザ「みんなぁ来たよ〜〜!」
獣の子「テルザ君、その人、、誰?」
女の子「この前、クリスと一緒にいた人でしょう、その中で白犬の人でしょ?」
レン「あ、僕レンと言います。君の言う通り僕は白犬族だよ。君達はいつもここで?」
獣の子「僕はファング、僕は見たとおりだけど狼族〜♪、いつもここでみんなと遊ぶんだぁ」
女の子「私はメルシー、でもここに来ると私達の親がうるさいからこっそり来てるの」
女の子「私は、、、ケルって言うの、、、」
ファング「ケルちゃん、はずかしがらずに言いなよ〜」
メルシー「ケルちゃんは恥ずかしがり屋なの、しょうがないじゃない」
レン「ファング君にメルシーちゃんにケルちゃんだね、よろしく、ところで君達はこの神殿をなんて呼んでいるの?」
テルザ「僕達はこの神殿の名前は知らないよ。なんて名前なの?」
レン「時の神殿・・・たぶん時の神殿って言う名だと思うんだけど・・・」
ファング「そんな名前だったっけ?誰も奥には入れないからなぁ」
僕はそんなことを話ながらその子達に遊ぼうと言ったからしばらくそこで遊んだ。
しばらくそこで遊んでいると後ろから綺麗な声でささやいてくるものがいた。
〜レ、、、ン、、、レン〜
僕は振り向いたけどそこには綺麗な神殿があるだけだ。
それに何か思ったのだろう、ファング君が僕に問いてきた。
なんでもないよと僕はなだめた。
その時、遠くで爆発音が聞こえた。
僕は宿屋に戻った。大量の薬草とクレスとクリスと一緒に
あの爆発音は盗賊を倒すために放った魔法だったようだ。
だからって2人同時に放たなくても良いと僕は思った。
クレス「レン、あの神殿で何してたの?」
レン「あ〜、薬草狩りしてたんだけど町の子とあったから一緒に遊んでたんだ」
クリス「そこで俺等の爆発音を聞いて飛んできたのか、その子達はどうしたの?」
レン「一応別れを言ってきたから良いと思うけど・・・」
なんて事を話ながら宿屋の戸を開けた。
そこには騒がしい食堂の風景があった。クレス達がいないから流れフォークなど飛んでこない
だが、なんか、、、ケンカをしている様だ。その中にグロールがいる
その様子を止めず食事をすすめているルナさん達がいた。
レン「よく、食事がすすみますね、、、」
ルナ「だって、ケンカの理由が食べ物を台無しにしたからあんな大事が起こってるの、それにグロールだったら大丈夫だと思って」
相変わらずそんな理由ですか・・・と苦笑した。
そんなケンカの中でなぜかクレス達の声が聞こえる
2人の方を振り返ってみるとクレスとクリスが消えてた。
ケンカに参加したんですか・・・あの2人・・・
次の日、ある事件が起こった。