第27章 Legend of・・・
プロローグ

昔、こんな伝説がありました。
今の魔法がないような時代に風を操り、火を操り、水を操る国がありました。
その国は神を信じ、神の力がある宝玉があるといわれてます。
ある日、国のいましめが何者かに解かれ邪悪な者が神の力を欲して、国を魔物の国と変えました。
さすがに自然を操る民でもその邪悪な者になすすべもなく命運つきたと思われたその時、
異国の服を着た白き犬の獣人と伝説の犬と言われる獣人が光り輝く剣と魔力を用いて邪悪な者を封じこめました。民はその者達を『白き英雄』と『刻の英雄』として崇め、その話しは伝説になりました。
国は平和に保たれたと思われた時、国は新たな邪悪に襲われた様です。
その後、、、国はある海のそこに沈んでしまったと言われます。邪悪な者もある切欠で敗れたと言われます



僕は食堂で紅茶とお菓子を食べていた。
一言で言うと午後の一時・・・かな?
今はこの町で滞在中、町の人からは嫌な目でも見られないし、今がとっても落ちつくかもしれない・・・
そうそうクレス達はと言うとこの町で働いている、クレスとクリスは盗賊を倒しているらしい
まぁコピーとオリジナル、性格も一緒ならやることも一緒だった。
ディコルとグロールとギンは用心棒の仕事をしている、ルナさんはお店で働いている
僕とテイサーもそこで働くとは言ったけどレン君とテイサー君は働かなくていいよと言われ毎日ここで過ごしていたりしている。僕は紅茶がなくなったのに気づいてまた注文する

レン「今日はどこに行こうかな?」

テイサー「学校に行って見ません?僕も少し勉強しとかないといけませんし」

僕の隣に座っているのがテイサー、尻尾が毎回毎回見るたびに振っているからこの町の人達に可愛いと評判だったりするのだ。テイサーにとっては新しい発見がなにより嬉いのだろうと僕は思っている。
ここ最近は毎日が発見ばっかだからなぁ

レン「行ってみようか、そうだ、薬草の資料もこの町で新しい薬草が見つかるかも」

僕は注文した紅茶を飲んでこの町の学校に向かった。
やっぱテイサーを見たら尻尾を振っている



そういえばさっきからこの町って表しているけど町の名前は『アタカルト・タウン』
広く、とても緑豊かな国だった。そこには獣人たちはとっくに帰ってきていた。
最初はこの町に入った時にごたごたになったけど、事情を説明してしばらくしてわかってくれたのだ。
ここの町の名物は町の真中にある大鐘塔、朝、昼、夜に鐘がならされる
音はうるさくなくてとても良かった。
なんだかんだ説明している間に着いた。この町にある学校だ。その近くには図書館もある

レン「じゃあ僕は図書館に行ってるから終わったら来て」

テイサー「はい!」

テイサーは元気良く返事したらすぐさま学校の中へ入っていく、授業を聞くだけだからいいと思うけど・・・
さて、僕は図書館へ♪



レン「デュクラシウ草・・・あ、これ毒草なんだ・・・、ファクライト草?聞いたことないなぁ〜・・・生命力を上げる作用がある!?わ〜これ役に立つかも!取る所もここから近いし・・・って100年前に絶滅って書いてある・・・惜しいなぁ」

図書館で色々な薬草があった。全然聞いたことない薬草と説明がちゃんとしてある薬草など、
僕にとっては宝庫のようだ・・・、おっと、図書館にあるんだから本屋で探して買ってこよう・・・
デュクラシウ草、僕達の世界ではある人の伝染病を一発で治したといわれているんだけど・・・、有毒だったらしい

レン「そうだ!成功したらこの町のお店に売ってもらおう、これで僕も少し役に立つし♪」

?「あの・・・」

唐突に僕に声をかけてきた人がいた。

レン「鳥・・・?」

そこには白い鳥がいた。その鳥はふところから・・・と言ってもどこをどう持っていたのかわからないけど・・・
手紙を取り出した。黄色い手紙だった。

白い鳥「お手紙です。あなた・・・レンさんですよね?」

レン「はい、そうですけど・・・」

白い鳥「では、お手紙を・・・」

レン「どうも・・・ご苦労様です」

そう言ったら白い鳥はばさばさと飛んで行った。
途中、ガラスがある方の窓に気が付かずに突撃して、一回墜落はしたけど立て直して飛んで行った。
僕は早速中を開けた。見なれない字だった。

レン「レンへ、元気ですか?あなたが元気に大きく育っていると願ってます。あなたの記憶が失われた時にこの手紙を受け取ってくれていると思います。なんで僕の記憶がなくなっているってことわかっているんだろう?邪竜に村を滅ぼされ、今は安全に暮らしていると思います。私も手紙を受け取っている頃は生きているかどうかわかりません。でも、これだけは伝えたかったんです」

僕はは次の行を見て驚いた。その行にはこんなことが書かれていた。
『私はあなたの母だと・・・』と・・・
でも、どうして今ごろ・・・!?

レン「私は生きているとは限りません、でも、探さないで、今生きているときを過ごしなさい・・・あなたの母より」

差出人の名前は不明、疑問が1つあった。なんで僕の名前がレンってわかったんだろう?
僕が適当につけた名前なのに・・・じゃあ僕の『レン・フデル』って本当の名前!?
・・・探さないで、、か、、、

レン「生きているかどうかわからないお母さんを探すのは困難だろうな…クレス達と旅している時に探してみよう」

いったんは悲しい顔した僕だけど新しい図鑑を見つけたらあっという間に治った。
『世界の草花』だった・・・



時は夕暮れ、鐘がなる頃、僕とテイサーは宿屋へ帰ってきた。
テイサーは勉強になったぁと喜んでここでも尻尾を振っていた。そのせいでみんなに注目されたけど・・・
僕は図鑑を沢山買ってきた。とりあえずクレスに習った値切り方法を使ってなんとかこんなにあるのに金貨50枚と銀貨5枚で済んだ。つくづく思う、クレスはなんであんな歳で値切り方法なんて知っているんだろう・・・?
そんな考えをしていながら入ってみたら、そこは戦場になっていた。

クレス「俺の飯返せ〜〜!!」

クリス「やっだよ〜〜!」

グロール「それは俺の飯だろ!!」

ルナ「あら、レン君テイサー君どこ行ってたの?」

その戦場の中、3人くらい普通の食事をしていた。
女性の狼の人、ルナさんと男性の竜の人、ディコルと男性の鳥の人、ギンだ。
さすがにその3人は隣と他人のような食事ぶりだった。

テイサー「僕は学校で授業を聞いてたんだ。レンさんは図書館に行って本屋で図鑑を買ってきたんです」

ルナ「ふ〜ん、ずいぶん多く買ってきたね、いくらしたの?」

レン「金貨50枚と銀貨5枚、元の値段だったらこれの10倍くらいだよ」

ルナ「あら、だいぶ値下げしたのね、クレスから習ったの?あの子1人旅している時に覚えたらしいの」

それで値下げ法なんて知ってるんだなっと僕は思った。
とりあえず、僕とテイサーもそれぞれ注文した。
クレス達はというと・・・まだ死闘を繰り広げていた。
その死闘をとめたのが店の主人だったりする



夕ご飯を食べて僕とクレスは部屋に戻った。
そういえば僕の買った本の中にあった伝説にこんな単語があった。
白き英雄、刻の英雄、光り輝く剣、白き犬の獣人と伝説の犬と言われる獣人、白犬族と伝説の犬人はこんなところで伝説になっているとは思わなかった。興味があったから買っちゃった♪
光り輝く剣・・・たぶん光の剣だと思うけど・・・たぶんこれ1000年くらい前の話しだと思う
もし、クレスのこんな話をしたら・・・たぶん僕の村に探しに行くと思う。
それにこの伝説は結構知れ渡っているみたいだし、そのうちわかると思う

レン「白き犬の獣人と伝説の犬と言われる獣人・・・僕とテイサーみたいだな・・・なんてね♪」

クレス「なに読んでんだ?レン」

レン「あ!クレス!そういえば今日薬作って見たから飲んで!」

クレス「ちょっと待て!その色!なんか変だぞ!」

レン「たぶん大丈夫だから、とりゃ!」

クレス「ああああああああああ!!」

とこんな風に僕の1日は終りです。
今日はなんか失敗したみたい、、、あの後クレスは昼まで起きませんでした。
やっぱデュクラシウ草は入れちゃダメだったみたいです。