第18章 名剣士?グロール・メインロード
ヒース「なんだぁクレス、何か用か?」

やはり賢者服のヒースがいた。今礼拝堂から帰って来たようだ。

クレス「え、と〜半年前にくれた『グラン・シアスの魔法書』の中に『聖魔融合』なんて物があったんだけど・・・」

ヒース「でも、使わなかっただろ?邪竜ジャルダに『ギガルディーア』使ったから、あいつもあの魔法の前では形無しってことだな」

クレス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

俺は兄ちゃんの言葉を聞いて言葉を失った。

ヒース「何?」

クレス「なんで知ってるの?」

レン「あれ?クレス教えたんじゃないの?」

グレン「そりゃあ知っていますって、あの場に居たんですからね、ヒースさん☆」

ヒース「ああ、あの場に観客としていたよ、助けに行けたけどね、クレスが倒さなきゃ意味無いし、それであの『聖魔融合』なんて使うのかななんて思っていたら、使わずに『ギガルディーア』使うんですから困ったもんですね本当に」

俺はなんつう兄を持ったんだろう・・・ああ、頭が痛い・・・

レン「で?『聖魔融合』って何?」

グレン「我々が魔法として力を借りている、『精霊』とこの世を闇に満たす力を借りる、『魔物』、またの名を『魔族』の力を借ります。それを融合した形が『聖魔融合』魔法ってワケですよ」

やはり俺が説明するより早くグレンが説明した。『聖魔融合』のほかに『神魔融合』なんかもあるけどこれはもうこの世に存在しない、神聖魔法と黒魔法の合体らしいが黒魔法ができても肝心の神聖魔法ができない、今は精霊魔法になっている

クレス「で、一部始終見ていた感想は?」

ヒース「まぁ結果は良いとして、、、、、60点くらいかな?」

俺は何が?と問い返そうと思ったが面倒なのでやめた。

クレス「そう言えば、父さんと母さんは?」

ヒース「買い物に行ってるよ。そう言えば、レン君、父さんと母さんがいる時に又来てねって言っていたよ。結構気に入られたみたいだな」

レン「わかりました。またお邪魔させてもらいます」

さてと、これで俺が聞きたいことは終り、帰るとするか・・・・その前に

クレス「ちょっと食後の運動に魔物退治しないか?金もはいるし」

レン「そうですね、と言っても僕は目的が違うけど、僕は薬草探ししたいんですけど、ついでにね」

グレン「やれやれ、もう邪気を放っている魔物はあまり居ないのに、どうやって探すんですか?」

クレス「それはまた町を出てからの話だよ」

このあと調味料を家において町を出た。

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クレス「『ファイヤーーーーーーーーボーーーーール』!!!!!!!!!!!!!!」

今は俺一人、魔法の言葉は言い放ち邪気を放っている魔物にその魔法を放った。周りは森、だけど大丈夫、周りだけだから☆
つまり戦っている場所は平原だったりする、それより何より俺の放った魔法は魔物にクリーンヒットした。

レン「お〜〜〜い、ク〜〜〜レ〜〜ス〜〜!」

グレンと薬草取りに行っていたレンが帰ってきた。と言うより戻ってきた。何やらいっぱい取れたらしい、

グレン「いや〜いっぱい取れましたよ。ケレス草、グ・レス・ムリン草、ジャガルダ草なんか取れました」

ジャガルダってなんか邪竜みたいな名前だな・・・(汗)

レン「これとこれあわせて強力な薬が作れます。明日生徒達に薬作りを教えるんですよ、良い材料が取れた☆」

クレス「いつからそんなに薬草の種類を覚えたんだ?」

レン「クレスと出会ってからずっと知ってたよ」

クレス「え?じゃあ初めから教・・・・・・!」

俺は言葉を失った。俺と同じ獣人が目の前に現れたのだ。種族が同じってワケでは無い、間違ってもそれは兄ちゃんでは無い、そう、1度戦ったことがある奴である
名は知らないけど俺はこう呼んでいる、『コピークレス』と・・・

クレス「へぇ、懐かしいじゃん、今までどこに潜んでいたんだか」

コピークレス「へへ、オリジナルのお前が邪竜様を倒したから俺はお前の情報を叩き込まれたんだ。これでお前と同等力を持った」

クレス「なるほどね、それで俺を倒して敵討ちなんて古臭い事やるわけ無いだろうな?」

レン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

グレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

レンとグレンはその場で無言で動かない、だけど俺は話を進める

コピークレス「まぁその前に俺の名前を言ってやろう、コピーだからコピークレスなんて名前はやだからね、だからってオリジナルと同じクレスも何かと変だし、クリスって呼んでくれ、それでお前の問いの返答なんだけど、敵討ちなんてさらさら思って無いけどね」

クレス「ほう、で俺と似たような格好をしてクリスって名乗る訳だ?名前を変えてもらってもこっちが困る」

クリス「だから、、、倒すと?」

クレス「ああ、、」

と同時に俺とクリスが地を蹴る、その中で俺は魔法の詠唱をしていた。

クリス「無駄だと思うんだけどね」

レン+グレン「フレア・アロー!!」

クレス「ファイヤーボール!!」

クリス「相変わらず炎系の魔法ばっかだね、、、、防御結界!」

左右からの『フレア・アロー』、そして中心の『ファイヤーボ―ル』をもろともしないで防御結界を張る、だが俺達の魔法は呆気なく防がれた。

クリス「じゃあ今度はこっちから行くよ、、、、、、、、、、、、『イビル・・・・」

クレス「! グレン!レン!防御結界!」

グレン+レン「はい!」

そして、相手の魔法が完成する。この魔法は!

クリス「・・・ゲート』!!」

闇が生まれた。そして俺達を襲う、闇の魔法の『イビルゲート』、闇を生み相手を襲う魔法、あまりにも強力過ぎて俺はあまり使って無い
この防御結界3重でもキツイとは!

クリス「なんだ、、、こんなものなんだ、俺のほうが力うえじゃん」

闇から開放された防御結界が解除された。まわりの草花が枯れている、これほど生命を奪うのか!!

クレス「まだまだ!」

クリス「無駄だよ!次にお前が出してくるのは・・・・『スピリッツズソング』だろう?」

クレス「・・・・・・・・・」

俺の情報がはいっているからそれくらいは当たり前だろう、打つ手なしか!?
ん?気配が1つこちらに向かってくる。邪気は放っていない、なんか懐かしい感じだ

?「うおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

クリス「なんだぁ!?」

がきん!って

クレス「グロール!あっちだって敵はあっち!」

俺と全くうりふたつだからって俺を狙う事はないだろうが!ぎりぎり剣を抜いて防いだけど・・・ふぅ危ない奴・・・

グロール「あっちか!」

クリス「4人になるとやっぱ相手しきれないや、じゃあね」

クリスが消えた。空間を渡ったのだろう。何はともあれ

クレス「グローーールーー?もうちょっともの考えて攻撃しなよ!危なかったんだからね」

グロール「ごめんごめん!だってわからないんだもん、2人同じ奴が居たらまず近くの奴を攻撃って感じで・・」

クレス「だったら俺はどのくらい命持ってなくちゃいけないんだ!!」

とりあえずグロールを怒ついたあと俺の家に行った