名古屋市博物館　特別展「ゲーセンミュージアム」(2021)　感想

場内

平日午前中だけどめちゃめちゃ混んでる、席がすべて埋まっているレベル

やはりアナログ動作がウリのマシンは故障率が高い。ピンボール2台はおなくなりだったし、『ライフルマン』(セガ、1967)は目を離した隙に調整中になっていた。

まさに裏開けて中身見てる最中のマシンもあったので、リアルタイムで修理も請け負っているということだろう。本当に頭が下がる思い。

市博特別展「ゲーセンミュージアム」の意義付け

歴史系博物館がアーケードゲームの展示を行うにはそれなりの理由が必要であった。そもそもゲーム展示といえば、科学技術やメディア芸術の観点から科学館や美術館のイメージが強いのではないだろうか。 『日本ゲーム博物館　所蔵品カタログ　Vol.1　～「ゲーセンミュージアム」関連ガイドブック～』P.46

　ガイドブックの学芸員さんのコメントにもありますように、名古屋市博は歴史系なんですね。誘致たいへんだったことが窺えます。ありがとう！　ありがとう！

AC『プロップサイクル』(ナムコ、1996)＠ゲーセンミュージアム

　このレベルでメンテされてるのホント奇跡だということに会場のみなさまは気付いてますでしょうか。傍らで立ち尽くしウルウルしている枕さんです。

　子供たち（と大人たち）が絶え間なく各ゲームを遊ぶ中で、プロップサイクルもその餌食になっているのですが、稼働当時、枕さんの生活圏には、当ゲームを有した遊戯施設が2件ありました。たしか。

　で、いずれもほぼほぼペダルのメンテがしんでいて、漕いでも漕いでも飛ばない進まない仕様だったんですね。俺以外のプレイヤーもつぎつぎ墜落していったので間違いない。

　んで、デモ画面とか、TVP「超次元タイムボンバー」とかでゲームシステムは理解しているので、風船を割ればいいことはわかっているが、どうやっても実現できないゲームとして、幼少期の枕さんの脳裏に深く刻みこまれていったのです。

　でまぁ、あんまり写真撮りまくってても回転悪くなるので、泣く泣く切り上げての再プレイ。たぶん1997年1月にラストフライト（なんか急激に思い出した。正月だったはず）したので、足掛け25年ぶりということになりますね。

飛んだ

おおお滝裏入れるんだ！

植物上下するんだ！（ウインドウッズそこまで抜けたことなかった）

夜面あるんだ！（ウインドウッズそこまでｎ）

送風ファン、プロペラ動いてるようだけど風はとくに感じない

なんかめっちゃ巧いキッズがいるけどもしかして周回してるのかな……

※周回：周回プレイ、の意。

　なお、同館では2019年に常設展の企画として「ゲームセンターの思い出」という展示を行っており、そのときにもプロップサイクルはお目見えしております。あのペダルはメンテしにくい筐体のひとつだと思うけど、日本ゲーム博物館が所有しているエレメカのなかではもしかして壊れにくい／直しやすい部類で重宝しており、貸し出し率は高いのかもしれない。

AC『ロックンロール』(こまや、1982)＠ゲーセンミュージアム

　中ぴっかぴかに磨いてくれており映りこみが激しいため、気軽に写真が撮れない。この写真だと向かいのペプシ自販機が映りこんでいるのだが、正面から撮ると撮影者がくっきり映っちゃうのね。

クルクルコース

上半分

コースのなまえかわいい

3狙いはしんどいので、下半分狙って2か3で、のほうが気が楽。

クジャクコース

下半分

枕さんそこそこクジャク好きなんだけど、たぶんこの筐体のせい

MAXで打つと16回転するので、8だったら半分、12だったら3/4で調整すればよい

AC『pop'n music 18 せんごく列伝』(コナミ、2010)＠ゲーセンミュージアム

　ベース1筐体っぽいですね。

ファンタジーEXやって帰ろうと思ったらNORMALモードがなくて、ENJOYでいいのかなーと思って進んだら版権曲のNしか出なくなり詰んだ

ポップンっていつからNORMALなくなったんだっけ

　かつては、古めのポップン（とキーマニとPPP）を遊びたくなったら秋葉原のエターナルアミューズメントタワー（旧トライアミューズメントタワー）に行けばだいたいよかったんですが、2020年3月に閉店。古筐体は見かけ次第コイン入れてインカムに貢献したいところ。