アニメ2010年度下半期総括

「パラッパラッパー」(2001)

 秋期アニメはホントに見るものがなかったので、この1クールは過去作を堪能しようと思いました。んで、オオカミさんの森野君にがっくりした反動なのか、パラッパをチョイス。リアルタイムでは全30話のうち5話くらいしか観てません。

  • ボクシーボーイ、登場BGMはパラッパ2と同じなのに声が違う。ゲーム版では少年なのにアニメ版ではおじさんっぽい。
  • #15と#25はオシッコネタ含む。いいい入野自由ううう。
  • 浦沢義雄が脚本を書くときは、サブタイ左上にでも「浦」ってマークを目立つように入れておいてほしい。そうしないと心の準備が間に合わないよ。
  • ノーナ・リーヴスってグループ名だったんだ。調べて初めて知った。
  • ところでAC『初音ミク Project DIVA Arcade』(2010)の筐体ってそのままパラッパに流用できますよね。

「YAT安心!宇宙旅行」(1996、第1期)

 NHKがYouTubeに開設した「NHK番組コレクション」にて、いまのとこ#31まで公開されています。続きが楽しみ。
 ⇒全50話(第1期)、観終わりました。いやー、1話完結のころに張ってきたキャラごとの伏線を回収してのラスト連続話、巧いこと巧いこと。没入感がはなはだしいというわけではないですが、なんとなく続きが気になって観てみたら満足、という類の作品です。……で、第2期は配信されるの?

「戦勇。」(2010/08-、春原ロビンソン)

 コレ、マンガコンテンツ(ただし、停止状態でコマ送りしない限り、静止画が自動的に切り替わる)なので、ココで取り上げるのは場違いだと思いますが、いちおう言及。
 デザインのかわいらしいキャラたちが繰り広げる冒険モノですが、
・戯画化した凄惨な描写で死(瀕死)に至り、そののち生き返る(回復する)
・古典あり脱力系ありパロディありで方向性がよくわからない、昨今にありがちなギャグ(でもテンポと構成は巧いと思う)
 以上2点が交互に展開するのはとても胃に悪い……。グロナンセンス作品です。

「うるまでるびのGo!Go!選挙」(2010配布?、うるまでるび)、「うるまでるびのGo!Go!明るい社会」(2010配布?、うるまでるび)

 明るい社会のほうを観ていたら、ウサチェンコの中の人(小林和世)の演技と歌が格段にうまくなっていて驚いたので、慌てて選挙のほうも観直した次第です。作画も良くなっていて、キャラをいろんな角度から描くようになり進歩したと思われます。どうでもいいけどオーは大文字なのか小文字なのかはっきりしてほしい。着うたもいいけどCD販売してほしい。

「カッコカワイイ宣言!」(2010)

 いまのとこ全5話。
 矢島晶子が演じる「こうはい」はとてもいいですね。いや別に性格付けが好きとかじゃなくて単に矢島ボイスの♂後輩キャラに萌えるだけなんですけど。

「ウサビッチ」(2006シーズン1、2007シーズン2、2008シーズン3、2011シーズン4予定)

 シーズン3まで観終わりました。22話の車空中分解→修理シーンの映像技術がスゴいなぁと思う反面、キレネンコだけでなくプーチンも超人的能力をもっていたのか、平凡キャラのままでいてほしかったのに、とがっかりしました。傷ついたキレネンコを庇うための愛ゆえに起こせた奇跡だと今では解釈しています。

「レベルE」(2011)

〔#01〕
 CGの使用、OPとEDの選曲。この2点について、コミック(1995-1997)原作のこの作品が2011年にアニメ化されたことはよい巡り合わせだったと思えました。連載当時にアニメ化してたら幽白みたいなギトギト描写のセルアニメで、ヴィジュアル系バンドサウンドの起用はおそらくなかっただろうから、リアルタイムでアニメ化されなかったのは時代の選択だったんでしょうね。つまり、この原作をアニメ化するには2011年の到来を待たねばならなかった、ということでしょうか。
 コアファン向けのオカルト作品という感じは微塵もさせず、淡々と日常描写を交えた中に展開するSF要素……あれ、これまるっきりSF(すこし・ふしぎ)じゃないか。あと演出には日常系アニメの影響も混じってる気がする。総じて評価は高いです。
 とりあえずカラーレンジャー5人のキャストが楽しみで仕方ないぜ。

〔#07〕
 バーチャファイターのパロは使わず、アニメ4話のオチはマンガ原稿からテレビゲーム仕様書持ち込みに変更。ZEGA社。ここはぜひSEGAとタイアップしてほしかった。でも流行の過ぎたバーチャだと、10代の視聴者には元ネタがわからなくなっちゃうか(いちおう最新作は2010年にACで稼働)。
 赤の声質がいいなぁと思っていたらかほるんか……ああもっとこうやんちゃっ子に割り当ててもらえると嬉しかった。
赤:笹島かほる(エバグリのアッシュ、PIPOPAの守)
青:金田アキ(ヘタリアのちびたりあ、メタルベイブレ主人公)
黄:金谷ヒデユキ
白:大原桃子(ととモノ2のクラッズ♂)
黒:高倉有加
 あ、あれ、黒の「オシッコして寝たい…」(2巻P.10)はカットされてたっぽい。「RPGツクール」(同P.74)が「RPGデキール」になってた。ここはぜひアスキーかebとタイア(略)。
 出来は良かったですカラーレンジャー編。挿入歌目当てにサントラ購入予定。最終回のラストシーンではメインキャラ歌唱Ver.が流れる、をやってくれたのがポイント高い。

「MAR-メルヘヴン-」(2005)

 原作コミック「MAR - Marchen Awakens Romance」(安西信行)、連載初期しか読んでいなかったので、ずっと結末が気になっていたんですが、このたびコミックスをイッキ読みしまして、物語の全容を初めて知りました。続編「MARΩ」(星野倖一郎)は未チェック(追記:読みました。あんまり出来はよくないと思います)。
 で。ギロムたんですよギロムたん。弟キャラ。CV:吉野裕行。アニメは放映当時3話で切りましたが、今観直してます。

〔#14〕
 ギロムたん、まだ脇に生えてなかったから下も生えてないよね。生えてたとしたら紫色なのか。どうしようどっちでもおいしくいただけそうだ。
 罵倒のセリフをうまく言えるかどうかは、声優の演技力を計るバロメーターのひとつだと考えていますが、吉野さんあんまりうまくなかった。

〔#31〕
 ギンタにやられてズブ濡れになり、泣きベソをかくギロムたん萌。吉野さん、以前よりダミ声になってる。
 ところでラプンツェル様が29歳(8巻P.39)ということは、2人の年の差が11年以内ならば、ギロムたんは合法ショタってことになりますね!

〔#48〕
 褐色ショタ、チョロの中の人は三瓶由布子。本編ではメインキャラがほとんどギンタ、ジャック、ドロシーしか出ないというショタ率の高さ(アルちゃんは#47で大活躍したので今回は出ない)。
 アイキャッチはギロム。Aパート後がカードAKT.2「アイスドアース」、Bパート前がカードAKT.2「特大アイスドアース」です。髪が黄色なのがアニメとの相違。

 いまさら気が付いたのですが、#53以降のDVDは「メルヘヴンZ」(Zはツヴァイと読む)という名義になっています。ツヴァイ10巻は表紙がギロムたんでありまして、とどのつまり#80「かわいい来客」ってコトですよね。ですよねぃ。