アニメ2009年度総括

【全話閲覧完了アニメ】
◇「ライブオン CARDLIVER 翔」(2008)
◇「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」(2009)
◇「にょろーん☆ちゅるやさん」(2009)
◇「けいおん!」(2009) ※DVD所収「ライブハウス!」含、「うらおん!」除

【全話閲覧途中アニメ】
◇「涼宮ハルヒの憂鬱」(2009、「エンドレスエイト」の#16-18あたりを飛ばした)
◇「Axis powers ヘタリア」(2009、一期のみ)
◇「ギャグマンガ日和+(プラス)」(2010、~#12)
◇アニメ映画「崖の上のポニョ」(2008、金ロ2010/02/05)

【関連作品】
◇日日日『狂乱家族日記 壱さつめ』(2005、ファミ通文庫(エンターブレイン))
◇漫画:あいやーぼーる、原作:吉川兆二『ライブオン CARDLIVER翔』1-6(2008-2009、ポプラ社)

【来年度予定】
◇アニメ「オオカミさんと七人の仲間たち」(2010/07)

【来年度持ち越し】
◇アニメ映画「サマーウォーズ」(2009)
◇アニメ映画「ドラえもん のび太と翼の勇者たち」(2001)
◇「ネットゴーストPIPOPA」(2008)(昨年から継続、#37止まり)

【ライブオン CARDLIVER 翔】

◇本放送が終了してから、#01を観始めました。
◇中の人的にざっくり説明すると、アニメ版サルゲッチュのカケルとデジテイの留姫さんとデジセイのアグモンが、マジカルプリンセス赤ずきんチャチャ率いるモンスターたちとあれこれする話。
◇余談ですが鈴木真仁はアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」(2004)にて丸藤「翔」(読みは「まるふじ・しょう」ですけど)をご担当です。
◇そしてチャチャのライバルというか元同僚にはマリンちゃんを起用。これで赤土眞弓が出てきたら『チャチャにおまかせ』(アニメ「赤ずきんチャチャ」(1994)ED2/3)が歌えるなぁとか考えてた。ちなみに監督は同じく辻初樹。
◇デジテイの啓人が双子キャラ(兼役)で登場。それから「ロックマンエグゼ」シリーズの熱斗くん・ロックマンが共演してますね。ハム太郎のこうしくんが大活躍なのも見どころです。
◇んーと、声の演技としていちばん巧かったのは置鮎龍太郎(とくにセコンダリー)だったと思う。私見が強いですが。
◇ラスボス扱いで九尾の狐っぽいモンスターが登場、留姫さんとのコントラストをついつい意識してしまいますね。#49で直接(?)対決。飯島肇はデジテイに「自衛隊指揮官」で出ていたそうです。

◇インパクトのあったセリフ。
#02:翔「お母さん大好きだよ」
#18:翔「俺もタテガミウルフ着るー」
#03:アイ「バトルでもないのに、街中で勝手にライブチェンジするのはマナー違反よ」
#38:トオル「後ろに泳いで」
#19:山賀裂(高校生)「地中の迷宮駆け回る、オイラのワラビーリンス、ビー」
 ちなみに中の人はひでまるのジョー様ですね。
ED:串田アキラ「気持ち良さそうだね、ライブチェンジ」

◇仮に「好き」という感情がある境界を以てして「萌え」に切り替わるとして、その源泉が主に性的高揚だとすると。翔は「好き」で、#19のアイキャッチでタテガミウルフの着ぐるみを着ている翔は「萌え」になりますね私的に。タテガミウルフはわりと普通。
◇でまぁどちらかというと翔さんに対しては×したいというよりも育てたいという気持ちが強いので、プラグたんと俺が保護者に成り代わって天尾家に介入するといいと思います。プラグたんとのツインルームには自作のアラームを置いておき、毎朝『アシタノキミ』(アニメ「スーパードール★リカちゃん」(1998)OP2/2)で目を覚ます羽目になるといいと思います。歌パートに入る前に慌ててスイッチをオフにしようとする恥ずかしがりなプラグたん萌え。
◇あるいはムシャシャビにライブチェンジして、ヒーターラビットと幸せな家庭を築きたい。あとプラグのプラグをプラグインっていうネタはダメですかね。
◇OPの歌詞「ライブオン!」を「ムシャシャビ!」に替えて歌うと大爆笑してしまうのは私だけでしょうか。ムシャシャビ! ムシャシャビ!

◇正直なところ、ペダルとプラグの関係がどうなってどうなったのかいまひとつ理解できない。
 #26では互いに
ペダル「貴様!」
プラグ「決勝まで来るなんて生意気なんだよ、ダメモンのくせに」
と言い合っているところからして、かつて研究所で仲が良かったとは思えない。おそらくプラグは他のクリエイトモンスターたちといっしょに、ペダルのことを嘲笑していたのだろうという過去が想像できるし、たしかペダルの回想シーンでもそういう描写だった記憶がある。となれば、少なくともペダルはプラグに対して良い感情を抱いていなかっただろうし、プラグはペダルを能力的に見下していたのだろう。
 しかし#44。
プラグ「何度も呼ぶな。ひと山100円で売られてる気分になる」
ペダル「なんでお前がここに?」
ペダルのプラグに対する態度が軟化してるんだよなぁ。口調も柔らかい。「ダメモン」って言われてるのに笑顔で「サンキュー」って返してる。んで、プラグが頬を赤らめて、自分の意思で警告しにきたんじゃなくて「ジョージさん」に言われて仕方なく来たんだ、「それだけだからな」っていう、なんというかいわゆる“ツンデレ”を思わせる反応を返す。
 この間を考えると、ペダルのプラグに対する感情が変化したのは、#27「オレはもうお前をうらやましいなんて思わない」、#29「プラグみたいなエリートにはなれないって思ってたけど、ならなくていい」っていう、羨望に起因する僻みの気持ちがなくなったから、という要素がいちばん強いと思われます。次いで、自ら作ったカードでプラグのカードに打ち勝ったという自信が生まれた、あるいは単純で素直な翔といっしょに暮らす中で、その言動に感化され、プラグに対するトゲトゲしさがなくなった、という見方もできるでしょう。あ、あと、プラグに対する純粋な憧れの気持ちを隠さなくなったことも伺えます。
 いっぽう、この中部大会決勝第3試合でプラグは、ペダルが自分よりも優れたクリエイトモンスターであることを見せつけられた、というよりは、「ダメモン」であるペダルとその仲間たちに敗戦を喫するという苦い経験をしています(一連のシーンのプラグのショック順としては、ジョージに見捨てられなくて歓喜>ジョージに見捨てられるかもという危惧>ペダルに負ける>ブラッシュによりヴォルカニック撃破、といった感じか?)。それによって何らかの心境の変化、具体的には、相手の能力を評価し始めたというような契機があったのかなぁ。あんまりそういうのを画面から感じ取れなかったんだけど。
 プラグがペダルに何か行為を働くときに、ジョージの発言を盾にするシーンは#50にもあって、「だが、僕のロジックとお前の単純さを合わせれば、なんとかなるかもしれない」「って、ジョージが言ってた」だってさ。なんかこう、プラグはペダルのことが好きだけど素直になれなくて、ジョージはそのコトを知っていて、プラグをペダルにけしかけるためにわざといろいろ画策してる、みたいな裏読みをスタッフが視聴者に嗾けてるんじゃないか……という裏読みは読みすぎですね。

◇ペダルの足の爪みたいに見えるものは側面の模様。肉球みたいに見えるものは底面の模様。獣好きとしては萌え要素の記号化の極みだと思った。もし、#50でライブチェンジ強化カードをプラグとクリエイトする際に、それぞれの前肢(プラグのは獣の四肢に近い)をカードに乗せる描写のコントラストを計算に入れてのキャラデザだったとしたら、目論見は大当たりだったんじゃないかと思う。俺に対しての。

◇過去回のシーンを改めて流す、あるいは再編集回が比較的多いと思われます。
◇いまのとこDVD未発売、みたいですね。楽しみにしてるんでよろしくお願いいたします。
◇どうでもいいけど獣アニメで「マウント」っていう言葉を多用するのはマズいと思う。

◇コミック版。「月刊コミックブンブン」休刊合わせで打ち切りか?
◇プラグの一人称は「ボク」でカタカナ表記。5巻と6巻に登場することを確認。
◇どうでもいいけど獣マンガで
「誰がマウントしてもかまわないから…」(6巻P.168)
って発言するのはマズいと思う。

【けいおん!】

◇シリーズ構成と脚本の数話は吉田玲子。安定してますね。

【ドラえもん のび太と翼の勇者たち】

◇グースケ(頓宮恭子、OVA「おざなりダンジョン 風の塔」(1991)ブルマン)が観たいので。