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PC『Laughter Land』(2006、郎猫儿)感想

 「ちょっとゲームがしたいなぁ」と思ったときに、ジャケットだけで判断するのは危険だということがわかりました。というかランマールさんの世界観を知らずに手を出したのが大失敗でした。深夜ひとりうつ。おとなしく『ぷり・プリ ~PRINCE×PRINCE~』(2005、あまなっとう、2007廉価版)にしとけば良かったんですよ。

プレイ時間:6時間
プレイ進捗:CG・シーン回想コンプリ

 えーと、見どころは3点ありまして、
◆コーネルたんはえてない。イチオシ。「はいてない」の「い」を「え」にすると「はえてない」になりますね。どうでもいい。
攻略対象でもないのに一枚絵の多いアビー(CV:高城元気)のうち、ちょっと出来が微妙で僕の琴線に触れなかったというか、できたら上じゃなくて下の口に器物挿入した絵が欲しかった調教シーン
◆ディックのおばあさんが子供に戻った理由

 というあたりです。ギュレッドの足コキは、私があまりショタゲーに詳しくないため稀有なプレイなのかどうかは判断しかねます。

 痛ゲー、鬱ゲーです。コーネルたん兄弟虐待を見せつけられた午前2時。子供‐大人の領域を赤⇔紫⇔青と行き来し、その変化がストーリーに影響を与えるのはシステムとしてはシンプル、テーマとしては意味深。子供が身の回りの世界をどう認識しているのかを考えさせられます。宗教のせいで一般的な判断基準が持てない、という描写に対して、「狂気」の定義などが頭を掠めました。好みによるのでしょうが、BLゲーで男女間の交わりを出すのは私はニガテ。視点変更により地の文を担当するキャラが切り替わる表現については、あまり意味を見出せませんでした。

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