「コンピュータソフトウェア倫理機構」のウェブページはどこに情報があるのかさっぱりなので、孫引きになってしまいますが「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」のウェブページ内資料を参考にしています。
◆2001(平成13)年、園児服・ランドセルを所持しているキャラクターの性行為表現を規制。
◆2004(平成16)年、「NGワード」として、「小学生」「児童」「初等部」などの「未成年呼称」を規制。
◆2005(平成17)年、パッケージなどでの5頭身以下のキャラクターを規制。
ということで、性癖としての園児服プレイにまで口出されてもなぁ、「えれめんたりーすくーる」ならいいのか? 5頭身っていう基準はなんなんだろ、などなど疑問は尽きません。いずれしっかり調べておきたいですね。
ソフ倫で定められている、っていうのは、パソコンの一般流通作品でなければ何してもいい、という暗黙の容認なのかもしれない。だから同人レベルの話とか、ここみたいな場末のウェブサイトで突っ込もうが咥えさせようが問題ない気がします。それでも「小学生」って書くのになんとなく躊躇するのはボクが臆病だからなのか、それともソフ倫の規制を権威として認めてしまっているのか。
経緯をすっ飛ばして要約すると、お役人様が言いたいのは「18歳未満のコとやらしいことしちゃダメだよ」っていうシンプルな問題なんですよねタブン。ただ、性的同意年齢(刑法)は13歳から、婚姻適齢(民法)は男女差が2歳もあってちょっと納得いかないんですけど。
で、ジブンがケモナーなので、獣モチーフキャラクターを愛する視点で語ることになりますが、これってファンタジー属性持ちとか、フィクションの世界と根は同じところにあって、とりあえず見た目15歳の3頭身な狼人間なんかを持ち出して、
◆人間とは年齢の取り方が違うからもう150年以上生きてるよ(実年齢派)
◆そもそも人間じゃないから人間基準の法規制されても困る(人外主張派)
◆だって15歳の3頭身な狼人間じゃないと×けないのにコレ取り上げるなんてヒドい(マイノリティ主張派)
という感じで主張は分かれるんでしょうかね。
実年齢主義ってのはとても手っ取り早い理論だと思うけど、それを言っちゃうと現状の獣姦モノAVは♂が2歳だ3歳だって規制されかねないのでやめたほうが得策だと思います。そういうのはエルフとか悪魔とか天使とかドラゴンとか、本当に数百年生きている生物だっていう共通認識のある場合に主張すべきであって、人間と人間より短命な生物のハイブリッドに用いるには分が悪い理論だと思うんだよなぁ。人外だって主張されてもそれを人間の法で規制するのが人間の世界であって、獣人のためのメディア規制法作ったって意味ないワケで。マイノリティ主張派がいちばん切実でいちばん惨めなのかもしれないけど、そういう主張を社会的に公言した集団を受け入れられるほど世間は寛容じゃない。というか、そんなこと声高に叫んだら自身の社会的居場所がなくなりかねない。
いまのところ、頭身規制がマスコット体系キャラに適用されないことを祈るばかりです。ちっちゃいけもののちっちゃいのをつまんでふにふにするDS(どりーむすいこむ)ゲーとか出ませんかね。