「・・・よしっ、今日は頑張るぞっ!」

そう言ったのは灰色の狼、名はグラエナ
いや、正確に言えばグラエナは種族の総称だから彼の名ではない

「・・・きょ、今日こそ・・・!」

彼の視線の先に居るのは何か白い生き物
生き物にしてはおかしな感じがする
・・・何故なら白い生き物は頭に鎌が刺さってる
いや、鎌状の角が生えてると言った方が正しいのだろう

「・・・・・・」

そろそろと近づくグラエナ
しかしその前に何か金色が視界に入った
煌くような金陽の色、なびく美しい飾り毛
九つに分かれた尾が何とも言えなかった

「あ・・・」

グラエナはすっと身を引いた
これでは自分が邪魔する事になると思ったからだ

「ア・ブ・ソ・ル〜♪」
「・・・んっ・・・」

アブソル、先程の白い生き物の事だ
ではこの金色の九尾は誰なのだろうか

「・・・またお前か、キュウコン」
「また私よん♪」
「・・・ヘヴィだぜ・・・」

キュウコンが九尾の名・・・いや、総称だ
ヘヴィと感じたアブソルは颯爽とその場を後にした

「・・・ちっ、逃したか」

「・・・・・・」

グラエナはただそれを見てるだけだった
内ではまた話かけれなかったという思いを押し込めて・・・


その場を離れようとふとさっきアブソルがいた場所を見ると
キュウコンの姿が辺りになかった

「・・・帰っちゃったのかな・・・?」

そんな風にのんきに思って振り向くと

「はぁぁい♪」

「わっわわっ!うわぁっ!!」

あまりに突拍子もなかったので後ろに転んでしまった
後ろに転ぶのは容易に出来る事ではない
北国に住んでいる人なら冬によく後ろに転ぶが

「あらら・・・驚かしちゃったかしら?」
「な、ななっ・・・何ですか!?」

つい怒鳴る感じで言ってしまいはっと我に変えるグラエナ
すっと頬が朱に染まり心拍が高鳴る

「ごめんなさいね・・・貴方のアブソルだなんて気が付かなかったから・・・」
「・・・え?」
「あら、だってあのアブソルは私の後ろにいた君を見て行っちゃったんじゃないの?」
「・・・あ、アブソルさんは・・・僕のじゃ・・・」
「・・・そう・・・貴方も好きなのね、彼を」
「好き・・・といった方が正しいのかもしれません、でも・・・」
「でも・・・?」
「・・・アブソルは僕の事をただの幼馴染としか思ってないはずです・・・」
「一方的な好意・・・片思いって訳ね」
「・・・はい」

グラエナはさらっとそんな事を、しかも女性に言ってしまった
自分だけの問題なのに、この人もアブソルを好きなのに

「・・・いいわぁ、そうゆうの・・・♪」
「・・・えっ・・・で、でも・・・♂同士だから・・・」
「それがいいのよ!分かっているけど好きな気持ちは留まらない!
 性別を越えた幼馴染の禁断の恋!!考えただけでぞくぞくするわっ////!!」
「・・・」

グラエナは一瞬言葉を失くした
それはこの九尾がこんな事を口走ったからだ

「・・・それで、経験はどうなの♪?」
「ふぇっ!?・・・そ、その・・・まだ・・・//」

頬を朱く染めるグラエナ
一応本質は理解しているようだ
そんなグラエナを悦視するキュウコン
簡単で身近な表現で例えるなら(´Д`*)←こんな感じ

「なるほどねえ、それじゃあアブソルきゅn・・・君と最後に話をしたのはいつ?」
「えっと・・・今朝です」
「・・・もしかして、一緒に住んでるの?」
「そうですけど・・・」

グラエナは一瞬微笑を隠せなかったキュウコンの顔をしっかりと見ていた
自分の事を笑ったのかそれとも・・・

「一つ屋根の下で一緒に暮らしてるのに好きと言えない・・・かぁ」
「・・・僕っていっつもこうなんです、はっきりと自分の気持ちを他人に言えない・・・」
「大丈夫よ、人は常に変われる者なんだから」
「・・・でも僕じゃ・・・」
「でもじゃなくて、どうしたらって考えてみたらどうかしら?」
「どうしたら・・・?」
「そうよ、でも出来ないじゃなくてどうしたら出来るのか・・・つまるところ発想の逆転ね」
「・・・出来るかな・・・僕にも・・・」

きっかけあればこの子は勇気を持てる
そう思ったキュウコンはグラエナにこう告げた

「勇気の出し方教えてあげよっか♪?」
「えっ・・・そ、そんな方法あるの!?」
「あるわよ♪・・・どう?」
「う、うん!教えて下さい!!」
「じゃあ夜に私の家に来てくれるかな♪」
「夜に・・・?・・・ま、まさか肝試しとかじゃないです・・・よね?」
「うーん・・・まあ似ては無いけど・・・大丈夫よ、怖いどころか超気持ちいいから♪」
「・・・は、はい・・・」

懐かしい流行語を聞いてグラエナはちょっと気が揺らいだ
グラエナは家に帰る時にやけにハイテンションなキュウコンを見た
・・・僕はどうなるのだろうかと不安を抱いてしまった


「じゃあちょっと散歩に出掛けてくるね」
「おう、気を付けろよ」

家に帰ってたアブソルに晩御飯を食べさせてグラエナは散歩に出ると言って家を後にした
行く先はキュウコンの家

「・・・何をするんだろう・・・一体・・・」

考えれば考えるほど不安になる
しかし考えなくても夜は不安になる
地平線の彼方まで暗く自分の場所さえも闇の影
いつ堕ちるか分からない恐怖は誰にでもある

そうこう考えてるとついにキュウコンの家についた

「・・・ここがキュウコンの家・・・」

ドアの前に立つとキュウコンが待ちかねていたのかドアを急に開く

「グラエナ君いらっしゃい♪」
「こ、こんばんは・・・」
「さ、中に入って入って♪」
「お、お邪魔しま〜す・・・」

部屋ははなかなか綺麗だった
やはり女性だからだろうか
花が飾ってあるのもなかなか可愛い

「さて、今日は勇気をつけるために来て貰ったワケだけど・・・♪」
「えっと・・・何をするんですか?」
「簡単だけど難しい事よ♪」

そういうと彼女は彼の手をとって自分の胸に当てた
とても豊満な胸に触れた手はびくっと反応した
彼女のスタイルはなかなかの物だ
豊満な胸、くびれのある腹部、すらっとした脚

「わわっ//!!な、何してっ・・・///!!」
「さっき言ったじゃない//♪」
「で、でも勇気を付けるって・・・わわぁっ///!!」

さらにキュウコンはグラエナの両の手をとり豊かな連山に押し当てた
ぐにぐにと形の変わる連山に戸惑うグラエナ
勇気を付けるどころか呼吸器を付けなくてはいけないくらいの動悸
そして徐々に視雌反応し隆起する霊峰

「あらぁ・・・随分立派なのねぇ・・・///・・・♪」
「や、やぁっ・・・見ないでっ・・・///!!」

恥ずかしさで顔が朱くなるが霊峰に血が通いさらに堅強になる
キュウコンはグラエナの手を離すと霊峰に手を這わす

「うふふ・・・すごぉい・・・///・・・」
「はっ・・・はぁっ・・・だめぇっ・・・///」

彼女は震える霊峰を鎮めようと舌を這わせた
麓から頂まで丁寧に何往復も重ねていった

「んっ・・・れろぉっ・・・///・・・」
「あっ・・・あぅんっ・・・///・・・」
「・・・気持ちいいでしょ・・・///・・・」
「はっっ・・・はぁっ・・・///・・・」

初めての行為に心拍が高鳴るグラエナ
そして彼の霊峰が活火山になろうとしていた
頂から溢れる透き通ったマグマ
噴火の予兆である

「さてと・・・どうして欲しい・・・///♪?」
「えっ・・・そ、そんな事・・・///!!」

経験無しの彼に方法なんて選べない
選べるのはただ一つ
従うだけしか道はない

「・・・キュウコンさんに・・・従います・・・から///」
「あら、私の言うとおりに出来る///♪?」
「・・・はい・・・///・・・」
「じゃあねぇ・・・///・・・」

そう考えるとキュウコンはグラエナの霊峰を自分の連山で挟み込んだ
グラエナは従うしかなかったがこの行動には霊峰がしっかりと反応していた
一気に通う血流、予兆の増進

「さっ、自分で動く?それとも動かして欲しい///♪?」
「えっ・・・そんなっ・・・///・・・」

しかしグラエナは一瞬頭の中でイメージが沸いた
それは自分で動いた場合の結果だった
知らないはずなのにイメージが沸いてくる
そして霊峰もこれを待ち望んでいるような反応を見せる

「・・・動きます・・・///・・・」

そう呟くと刹那自分の雄が目覚めた
キュウコンの手を振り払い連山を自分の手で掴み
その谷間に自分の霊峰を奥深く挿し込む
麓まで挿れると頂が連山から突き出た
徐々に動きが乱暴になってくるにつれて増える血流
麓の内側ではマグマが噴火の量に合わせて増えていく

ずりゅっ!!ずりゅっ!!ずりゅっ!!

擬音を付けるならこうだろう
噴火の予兆でしっとりとした豊かな連山
それを貫くような霊峰が上下に、前後に動いている


そして、霊峰の地盤がぶるっと揺れた


びゅるっ!!びゅるるっ!!どぷっ!!


噴火した霊峰からは白濁としたマグマが噴出した
吹き出たマグマは連山を白銀に染めた

「わぁっ・・・すごいわぁ・・・///・・・」

キュウコンの悦声がさらに噴火を促す
頭に、顔に、胸に、腹に
上から浴びた白濁のマグマは下に流れていった
しばらく噴火が続き連山は雪化粧した

「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・///」
「・・・もう、グラエナきゅん・・・///・・・ハァハァ(´Д`*)」

もうキュウコンは何だ、あれだ、ご愁傷様〜

「・・・さぁて、それじゃあ・・・///・・・」

仁王立ちしていたグラエナをベットに仰向けにさせた
その上に跨るキュウコン
丁度グラエナの霊峰の真上だ

「・・・こっちももちろん・・・汚したいわよね・・・///」

白銀の世界の連山を魅せつけ先程した事を再度確認させる
もちろんグラエナはそれを目的としているのは明白だ
初めて出来た事は何回も繰り返したくなる
霊峰はただそれを待ち望むように雄々しくそびえる

「じゃあ・・・いくわよ・・・///・・・」
「・・・ふぅっ・・・ふぅっ・・・///・・・」


ずぶっ・・・ずぶぶぶっ・・・ずぶっ・・・


キュウコンが霊峰を天間に導き包み込んだ
そびえる霊峰は怯える事無く天間に包まれた
麓まで包み込むと再び頂まで戻る
それの繰り返しが荒れて来るにつれて霊峰は逞しくなっていく

「あっ・・・ぅんっ・・・ハァハァッ・・・///・・・!!」

荒々しく揺れる九尾
雄大な狼の大地を愉しんでいるのだろうか
しかしその狼の目的は汚す事
自分の内なる物を他人に与える事で相手は汚れる


ぱちゅんっ・・・ぱちゅんっ・・・


麓に降りる時の音と連山が揺れ動く音がいやらしく重なり響く
その音でさえ穢れの音
狼が穢した九尾の音
それだけで狼の霊峰は楽しめない
包みこまれるたびに膣内で出て来る予兆の透き色の物
いや、予兆の時点で既に臨海点だ

「はぁはぁっ・・・・あっあぁぁっぁっ////!!!」

キュウコンが悦声を高々と上げると霊峰は圧迫された
生暖かい壁に挟まれた


びゅるっ!!びゅるるっ!!どくどくっ!!!


霊峰は期待に答える様に聖殿の奥を穢し始めた
ふっと倒れこんできたキュウコンを抱きしめるグラエナ
その間もどくどくと聖殿を犯していく罪深い霊峰
犯された聖殿はさらに霊峰に求めるように蠢く

「・・・・・・」

キュウコンは気付いてないのだ
グラエナは自我で動いていない
急に押し寄せた本能を制御出来ずに暴走している
本能で制圧された霊峰のそびえる大地は九尾をベットに寝かした






そして、九尾の聖殿を犯し続けようとした


九尾の脚を開き聖殿の入り口を露にする
そこに罪の霊峰を挿入し始めた


ずぶっ・・・ずぶぶぶっ・・・・・・


穢れの音はもう聞き飽きた
聖殿内での戦音を愉しもうじゃないか
麓まで挿入した霊峰は前後に動き始めた


ずぷっずぷっずぷんっ・・・


戦音がグラエナの耳に入るたびにもっともっとと求めるようになる
最初は連山を犯し次に聖殿を犯した・・・
ならば全てを犯そうじゃないか
それが本能の考え

下半身は聖殿で愉しむ上半身は連山で愉しむ
霊峰は聖殿を突き崩し双腕は連山を弄んだ


「・・・・・・////!!」


びゅくんっ!!どくんっ!!どぴゅっ!!!


犯す度に得る快楽
なんと愉しき事かな・・・







朝まで愉しんだ本能はいつの間にか消えていた
気づけば朝・・・

「・・・ぇな・・ん・・・・ぐら・・く・・・」
「・・・ん・・・誰ぇ・・・?」
「ぐらぇ・・ん・・・・ぐら・・なくん・・・」
「・・・・・・んん・・・?」
「グラエナ君っ・・・・・・グラエナ君!」
「あっ・・・キュウコンおはよう・・・」

グラエナは寝ぼけ眼でキュウコンにあいさつした
しかしキュウコンにしては白いような・・・?
そう思ったグラエナは目をこすってキュウコンを見た

「・・・どうしたの?」
「・・・どうしたんですか?・・・真っ白ですけど・・・」
「あ、ああ・・・これは・・・」

ここで本当の事を言ったらグラエナ君落ち込みそう
とゆうか探さないで下さいという置手紙を残して
それからグラエナの姿を見た者は誰もいなかった――――
・・・なんてなりそうだからやめておこう
そう思ったキュウコンはとっさに嘘を付いた

「こ、これはね・・・ちょっと料理してたらこんなになっちゃって・・・あはは・・・」
「・・・キュウコンってドジだねー」
「うぐっ・・・うん・・・本当だよね」

ちょっぴり傷ついたキュウコン
だって女の子だもん♪

「僕がご飯作ってあげるよ」
「あら、本当?」
「だってキュウコンはまずお風呂に入ってこないと・・・女の子なんだし」
「あっ・・・そうよね・・・気使わせちゃってごめんね」
「いいんですよ、いつも家で・・・家で・・・」

昨日グラエナが言った言葉
ちょっと散歩してくるね

「・・・あぁぁぁーっ!!!」
「ど、どうしたの・・・?」
「・・・アブソルの事・・・忘れてた・・・!!」
「あ、そういえばそうねー・・・」
「ご、ごめんねキュウコン!!今度ご飯作るからまたっ!!」

そう言うと急いで家に帰るグラエナ
家には寂しそうに残ったキュウコン

「・・・昨日の事、本当に覚えてないのねー・・・
 ・・・でもまあ・・・いっか・・・♪
 さてとお風呂に入ってまたグラエナきゅんと遊べるようにしなきゃ♪」





「あ、アブソルぅ・・・ただいまぁ・・・」
「遅かったなこんにゃろぅ・・・」

こっそりと帰ってきたグラエナの後ろから低い声でしかも耳元で囁いた

「ひゃっ!!・・・あ、あはは・・・ただいまぁ・・・」
「おかえり・・・とでも言えばいいか?」
「・・・やっぱり・・・怒ってる・・・?」
「・・・怒ってんじゃねえよ・・・心配したんだからな・・・」
「わっ・・・!!」

ぎゅっとグラエナを抱きしめるアブソル
やっぱり幼馴染が居なくなるのは寂しい

「・・・ごめんね・・・」
「・・・・・・おい、グラエナ」
「な、何・・・?」
「・・・お前、女のとこにいただろ」
「えっ、な、何でわかっ・・・」

言葉で確認したあとアブソルはグラエナを奥の部屋に連れて行った



〜〜〜久し振り書いてみて〜〜〜

無駄な表現が多くなった希ガス
でもこうゆうの嫌いじゃない、むしろ快感だ
ただ他の人にこの表現が分かるのだろうかなってのがミソスープ

ちなみにアブソル♂×グラエナ♂がこの後に続いたりします
そっちはなりきりっぽくw←を使います
今回は一回もw使ってないよ!!♪は使いまくったけどね!!
久し振りに書くとええですな、うん
そんじゃ