夜になり、正明は猛獣に襲われる危険性は十二分にわかっていたが、それでも綾子を捜し続けていた。正明は何か身に覚えのある臭いをかぎ当てた。
"この臭いはもしかして・・・?"
正明は臭いのする方向へと走りだした。すると一頭のガゼルが岩の陰に寄りかかって眠っていた。
"おい、起きてくれ。俺の話を聞いてくれないか。"
眠っているガゼルに周りにあまり聞こえないようにそう問いかけた。しかし一向に起きる気配がなかった。
"なぁ、頼むよ。頼むから俺の話を聞いてくれよ。"
正明は自分の前足でガゼルの腹を軽く蹴った。それに驚いたガゼルはバッと飛び起きた。
"だ、誰なの!?"
いきなり目の前に現れたのだから無理もないだろう。
"ままままあ落ち着けよ。あんたを襲ったりはしない。俺も草食動物だ。"
正明はガゼルをなだめた。
"何なのよ、私に何か用?"
ガゼルは素っ気なく質問した。
"その声・・・。あ、あんた、もしかして、綾子なのか・・・?"
シマウマが驚いた顔で聞き返してきた。
"な、なんで私の名前を?あなた一体何者なの!?"
ガゼルも驚いた顔をした。考えてみるとこのシマウマの声もどこかで聞いたことがある声だった。
"俺は元々人間だったんだけど、変なジジイのせいでこういう風になっちまったんだ。まったく困ったもんだよ。"
少し沈んだ声でシマウマは言った。
"も、もしかして正明なの!?"
綾子は確信したようにシマウマに言い放った。
"そうだよ。綾子ももしかして・・・。"
"そうよ、あなた達を捜して彷徨っていたら変な集落に着いたんだけど、長老みたいな人に石を貰ったの。もしかしたらそれのせいかもしれない・・・。"
"そうか、俺はそのジジイに変な呪文を掛けられたんだ。"
二人とも真顔でそういった。
"そうか、ガイドさんはもう・・・。"
綾子は少し悲しい声でそういった。
"その後、体がものすごく熱くなってきて気づいたらこういう風になっていた。"
正明は自分の体が変化した経緯を話した。
"私もそんな感じだったわ。私なんかそのあとライオンに追っかけ回されたのよ。他にもハイエナなんかもいたし。チーターを見つけたときはもう絶望的だったわ。まぁ、たまたま自分は風下にいたから向こうは気づかなかったみたいだけど。"
綾子もこれまでの経緯を淡々と話した。
"私、もう何日も走りどうしに走って疲れたのよ。もう寝ましょう。"
綾子がそう提案した矢先だった。
"いや、待ってくれ。一つだけ言いたいことがある。"
正明の顔は明らかにこわばっていた。
"どうしたのよ、そんな深刻そうな顔しちゃって。"
綾子は少し笑っていた。
"いや、その、あの・・・。こ、こ、今夜さぁ、一緒にどうかなって・・・。"
正明の顔が一気に赤くなった。綾子は何が言いたいのかすぐに察した。
"ははーん、そういうことなのね。わかったわ、そこまでいうのならやってあげても。"
そう言うと、小さな尻尾をあげて、きれいな割れ目を正明に見せた。正明にとってはその姿はこの世に一つしか存在しないと思えるほどかわいく、そして美しかった。正明のペニスはすでに直立不動になっていた。二人はお互いの尻尾の付け根辺りに鼻を近づけその馥郁たる香りを満喫した後、互いに陰部を嘗めあった。
"ああぁぁん、そこ、そこよぉ。"
「キューン、キューン」
まず正明が割れ目の周りからゆっくりと嘗めた。
"ふーっ、うまいもんだな。"
「ブルブルブルン・・・。」
綾子はまず正明の大きくなった睾丸を嘗めあげた。ペニスが堅くなったのがすぐにわかった。
"もお、こんなに大きくしちゃって。先走ってるじゃないの。"
それをみて綾子はクスッとわらった。
"綾子もじゃないか。ほら、こんなに。"
ペチャペチャとわざとらしく音を立てて綾子の割れ目を丁寧に嘗めあげた。そして正明はその割れ目に自分の舌を突き刺した。
"あああぁぁ!!"
ブルブルッと綾子が震えると黄金色の液体が正明の顔に吹きかかった。正明は顔にかかった液体を丁寧になめ回した。
"なんて良い香りなんだ。これはどんな香水にも負けることはないだろう。"
"もう正明ったら。ゾクゾクしちゃうわ。"
"まだまだ夜は長いぞ。"
二人は張り切っていた。
"今度は私の番よ。"
そう言うと、綾子は正明の太い一本のペニスをしゃぶり始めた。
"ああぁぁ、何なんだ、この感覚は・・・。"
正明は意識が朦朧としてきた。それでも綾子は黙ってフェラを続けた。角が邪魔にならないように顔を傾けながら首を前後にゆっくりと、そして段々速く動かしていった。それに伴い正明はその巧みな舌使いにただ快感を感じることしかできなかった。
ズポッ、ヌポッ、ニュポッ・・・
辺りに妖しげな音が響いていた。
"す、すごいな、綾子・・・。"
正明は口をだらしなく開け、舌もダランとのばしていた。
"あなたのってこんなに逞しかったのね・・・。"
綾子はその黒く太い竿をほおばりながらみとれていた。その淫乱な格好をみたら人間はおろか、動物も目をふさぐであろう。
"くっ、もう・・・だめ・・・だ・・・。"
そう言った次の瞬間だった。
ドピュッ!ドバッ、ドブッ、ドブッ・・・
綾子の口の中に今まで味わったことのないくらいの量の精液が注ぎ込まれた。口の中に何ともいえない美しくも甘い香りが充満した。しかしあまりにも多すぎてガゼルの口では到底飲みきれず、残りが地面にボトボトと嫌らしい音をたてて落ちていった。もう飲みきれないとわかった綾子はペニスを口からすぐに外し、自分の顔にかけた。口から離れたペニスは外気に触れ、それに反応してビクン、ビクンと脈打った。
"あなたのってこんなにすごいのね・・・。こんなの入れられたら・・・。"
綾子は均等にそろった角や顔をベトベトにしながらうれしそうな顔で言った。
"入れてあげようか・・・?"
優しい声で正明は言った。
"ええ、この私の獣のオマンコにあなたの、その逞しいイチモツを突き刺して下さい・・・。"
すると綾子は近くにあった大きな平たい岩に前足をかけ、ヒクヒクと愛液が垂れている割れ目を正明に見せた。正明はそれをみて血相を変えて綾子に飛びかかった。獣の本能が目覚めた瞬間だった。
"やっ!いっ、痛い、いたいよぉ!"
いきなりの激しい衝撃を覚え、綾子は気が動転していた。しかしシマウマは何も反応はせずにただひたすら本能のまま突き続けた。シマウマのイチモツはガゼルにとってはあまりにも大きすぎたので、綾子のワギナはギチギチと悲鳴をあげていた。
"うっ、もう・・・いくぞ・・・。"
そう言うとシマウマは勢いよく精液を放った。
"あああああぁぁぁぁぁん!!"
さっき口でほおばったものと同じくらいの量が綾子の中に注がれていった。二匹はしばらく余韻を味わい、シマウマは静かにペニスを抜いた。するとシマウマのイチモツによってかなり拡張された割れ目からピンクがかった液体がトロトロと流れ出した。
"まだ・・・終わりじゃ・・・ないぞ・・・。"
息を切らしながらシマウマはすぐに綾子にある指示を出した。すると綾子はさっきまで自分が前足をかけていた平たい岩に乗り、そこで仰向けになった。
細く綺麗な足が星がきれいな夜空にむかってまっすぐに伸びた。綾子が少し不安そうな顔をして正明の方を見た。シマウマは綾子の脇腹のすぐ横に前足を乗せ綾子の顔をちらっとみると、勢いよく突き上げはじめた。
"あん、あん!いい!いいの!!あああぁぁぁん!"
シマウマは何対かの乳首がついているその真っ白な腹と喘いでいるガゼルを見ながら、ピストン運動を繰り返した。
"もっと、もっとよ、もっと激しく私を突いてーーーー!!!"
ガゼルは激しくシマウマを求めた。シマウマのその勢いは草食動物よりもむしろ肉食動物と言った方がふさわしいだろう。
"おら、いくぞぉ・・・!"
そしてシマウマの莫大な精液がガゼルの子宮の奥深くにまで放たれた。
"あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!"
"うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!"
二匹はそのまま疲れ果てて深い眠りについた。
綾子と正明は少し日が昇ったあたりで目を覚ました。仰向けになっている綾子に正明が覆い被さっている状態だった。正明のペニスがまだささっていた。正明はやさしく、そしてゆっくりと綾子のワギナからイチモツを抜いた。すると割れ目から綾子の愛液と正明の精液が混じったものがトロトロと地面へと垂れていった。正明はやさしくそれをきれいに嘗め取った。少し膨らんでいるように見えた綾子の白い腹がだんだんと綺麗なすっきりしたものへと戻っていった。
"大丈夫だった?あんなにやってごめんね。"
正明は綾子の顔をペロペロと嘗めた。
"う・・・ん?おはよう、正明。昨日はとても激しくてよかったわ。"
満足した顔で綾子が言った。
こうして二人は肉食動物たちから振り切るごとにその夜は激しく交わった。しかし二匹は知らないでいた。二匹を執拗に追う獣たちは二匹の夜のあの甘い香りを辿っていることを・・・。