それは沙織と彩夏がまだ十三歳で中学生初めての夏休みの時だった。積極的な彩夏は当時大学生であった直樹からナンパされ、何となく付き合い初めていた。そして友人の沙織と共にドライブに付き合い、何となくこの村に寄ったのがそもそもの始まりである。
直樹は当時からカメラが趣味であり、被写体として彩夏は魅力的であった……子供でもなく大人でもないその体に彼は欲情していた。彩夏もセックスに興味を持ち始めており、異性として意識していた……二人が男と女のアダルトな関係になったのは初夏のある日だった。彩夏が直樹が借りているアパートの部屋を掃除していた所に隠していたアルバムを見た。
それは何れも外人少女のヌード写真であり修整をされてない……直樹に問いだ出すとバイト先のディスコのオーナーが同好の志であり、カメラ趣味を生かして撮影したものだった。彩夏は罵倒する事も無く、直樹に抱き付く……彼は初めてキスをすると、そのまま押し倒しスカートと下着をはぎとり、彩夏の未成熟の桃色の谷間を舌で愛撫し始めた。
「あっ、イィ!もっと舐めて!」
直樹は更に深く舌を入れ、手はセーラー服の中にある膨らみ始めた胸をもんでいた。彼は体を移動し彼女の顔の上に自分の肉棒が来るよう跨いだ。彩夏はそのままジーパンのジッパーを下げ、硬直した肉棒を出すとかわいい舌で舐め始め、直樹も徐々に腰を下げていく。
「彩夏ちゃん」
「来て、私の処女をもらって!」
直樹は正常位で彼女の秘所に挿入し、一気に子宮を突き上げた。痛みと共に湧き上がる快楽に彩夏は酔い、正樹もロリーターボディに内包された肉壺の味に酔っていた。その瞬間から二人は恋人になった。
沙織は二人の関係に薄々気が付いていたが、自分も直樹には恋心があっただけに二人が肉体関係になっていた事を悩んでいた。彼女も直樹の部屋を訪れる様になり、ある日友人の彩夏と直樹が性行為しているのを見てしまったのだ。友情か恋愛かで悩んでいた時にドライブの話が持ち上がり彼女は誘いに乗った。
三人は鏡神社近くの森を散策し、近くの清流が流れる森は正しく都会育ちである三人にとっては最高の贅沢だ。
「ねぇ、ここで撮影しよ?」
彩夏はそう告げると直樹はニッとしてカメラが入っている鞄を置き、彼女はパンツを膝までおろしてスカートの裾を持ち上げると直樹はそれを撮影していく。沙織は唖然する中、徐々に露出を増やしていく彩夏。終には靴と靴下のみの姿になり、取り終えると直樹は囁く。
「僕と彩夏の関係は知っているのね……君も自分のヌード撮って見ないかい?」
「現像は直ちゃんがするって……ネガもポジも渡すって…」
好奇心と彩夏には負けたくない心が勝り、彼女は服を脱ぎ始めた……直樹はシャッターを切っていく。その時空に暗雲が立ち込めて彩夏と沙織は服を着て近くの鏡神社の宝物庫の軒先で雨宿りした。
「あれ?あいてる?」
彩夏は宝物庫のドアに寄り掛かるとドアが開いた。三人は中に入ると鏡が置かれていた……それが全て魔鏡である事は知る由もなかった。
「お札とか貼っているし、ここって……」
沙織は何となく鏡に張られた札や注連縄に何と無くいや予感はしていた。三人は出ようとした瞬間に注連縄とお札が無い魔鏡を覗き込んでしまい、彩夏と沙織がまるで雷に打たれるように倒れ、直樹は駆け寄る。
「彩夏ちゃん!沙織ちゃん!!」
バックに別の魔鏡を封印していた注連縄とお札がはがれ床に落ち、直樹がそれを見た瞬間に彼もその場でうずくまる。その日はこの村で夏祭りが開始される日であった……準備の為に勢子らが魔鏡を整理していた時に夕立により会場の様子を気になり、倉庫を開けてしまった事が原因であった。
彩夏と沙織の耳が変化し尖り、オオカミのような毛が生えていた、歯も八重歯がとんがりお尻のあたりから犬の尻尾が生えてきた。爪が伸びており、二人が気がついた時にはまるでRPGに出てくる獣人少女となっていた。
「直樹ちゃん!」
彩夏が振り向いた時にはそこには狼男となった直樹が立っており、二人のメス犬少女から発するフェロモンにより欲情していた。
「直樹さん……いや!やめてっぇええええ!」
沙織にとびかかりそのまま強姦しようとした瞬間、宝物庫に飛び込む人影が持っていた木刀が狼人間の頭部に直撃した。
「あたちゃああ〜〜〜もう“憑依”したか」
鏡神社の宮司の息子は頭を抱えた。
彩夏と沙織はとにかく本殿に上がり、説明を宮司や村長の聞いて驚く。直樹は痛恨の一撃により伸びたまんまであった。
「お嬢さん二人が見た魔鏡はある神社で巫女が犬の霊を憑依させて雄犬と交尾する儀式に使用した物で……普段は注連縄やお札で効力を封じていたが、数年に一度は張り替える作業をするんじゃ……」
「だから、こうなっているんですね」
彩夏は比較的慣れるのが早いが沙織はおろおろする。
「それであの柊さんが見たのは?」
「あれは、確か舶来の魔鏡で何でも狼男にしてしまうそうじゃ……」
彩夏はハッとする。
「戻れないんですか!!!」
「いや、霊を性交で満足させればちゃんと戻る……」
彩夏はゴクとつばを飲み込むが沙織は顔を赤らめる。意外と奥手な彼女にとっては酷な事だ。
「僕でよければ………大丈夫…」
先程の青年はそう告げると彼も狼男となった。月明かりにより灰色の体毛が銀色に輝くように見えると沙織はスッと立ち上がると静かに口付けをした。
沙織は用意された布団の上に寝ると股を開き、宮司の息子は舌を這わせる。犬の舌の感触に沙織の体がピクっ、ピクっとし発情したピンクの谷間に愛液がにじみだす。
「いれるよ」
彼女はうなずくと赤子の腕のような肉棒が沙織の体を貫いた。のしかかられる状態だったが沙織は痛みよりも女としての快楽に酔いしれており、早くも腰を振っていた。彼も繋がったまま持ち上げると上下に揺らしていく。爪で尖った乳首を弄られ鵯越え(後背位)にされ、沙織は完全にペニスの虜になっていた。
「出すよ!」
射精に入ろうとした時に避暑が押し広げられる感じになった。それは犬のペニスの亀頭は少し尖った形であり亀頭の根元部分が射精するときは膨れる形になっている。これは確実に受精する為の進化の結果と言えよう。
「犬は二次射精する……それが三十分も」
一次射精は完全に膣を満たしたが硬くなったままだった。そしてつながったまま上下に揺らすと第二次射精される、今度はまるで小水を流し込まれた様な感じで彼女はそのまま絶頂して寝てしまった。
結局一泊旅行になったが二人の親には直樹の車が故障してしまって仕方なく神社で一泊を過ごした事にしてくれた。しかし、別の問題が起きていた。
「ええっ!憑依が解けない!」
「稀に霊との相性が良い体があるとそのままになるんだが……別に悪い影響はない……そいつらは宿主が良い人生になる様に守護霊となる……ただし、毎年夏にはここに里帰りさせないといけないが」
宮司が困った顔で言うと三人はため息をついた。
そして今年で十回目の訪問となる三人……二人は既に成人し、直樹の元でアシスタント兼駆け出しのカメラマンとなり、直樹は今や人物撮影専門のプロのカメラマンとして成功していた。
「はやくいきましょ…」
沙織はウキウキしているのはあれ以来彼女も肉棒の味を覚えた。時には上級生四人がかりで性行為されても喜ぶ少女になっていた。
「もう、この時期になると本当に元気になるんだから」
彩夏も呆れたがこの時期が一番好きになったのは彼女も同じである。
三人は鏡神社を訪ねると本殿に回る。すでに夕焼けが終わり夜の到来を告げる満月が昇ると彩夏と沙織の体が銀色に灯り、十年前と同じ少女になり犬耳と尻尾が生え、灰色の体毛に覆われる。直樹もまた狼男になった。この時期だけ自分の肉体に憑依している霊を表に出す……今思えばこんな好いものはない。彩夏と沙織は巫女装束に着替えるとそれぞれのパートナーに口付けする。
「今年もよろしくお願いしますよ」
村長さんは言うと三人は肯く。