アニマルセラピーkyouske作
 現在社会はストレス社会である……どっかのお偉い先生が言う事は正しく特にその歪を出してしまうのが子供達である。最悪の場合は犯罪を犯すし軽犯罪で補導される子なんて年間三桁以上は当たり前である。これを防ぐには社会レベルでの取り組みが良いのだが……現実はそうはいかない。

 江崎 早百合はウンザリしていた……母親がいい中学に入らせたいのか塾に通う事を強要され今日で二ヶ月目…彼女の学力は確かにそれほど高くは無く遅れをとり始めていた。彼女は十一歳の小学五年生であって出遅れたとも言われた。普通は小四ぐらいから通い始めるのが普通だからだ……学校でも付き合いが悪くなったと入学からの友達が離れて行き彼女は心の空洞を感じていた。
 塾は繁華街を横切る場所にある為に早百合は大人達が見せる醜態を垣間見てふと思った……発散したいと……ある日彼女自身どの道を歩いたかも分らないで気が付くと目の前に紅い首輪をつけ髪の毛の草原から恐らく猫耳であろう物が突き出た少女が立っていて建物も塾があるビルとは違った。
「疲れているからここに来たんでしょう?江崎 早百合ちゃん?」
 早百合は驚くが足はそのまま猫耳少女の後を付いていった。

 まるでホテルのロビーの様な場所に座らされ暫らくすると綺麗な女性が近寄ってきた。その女性はチャイナドレスに白衣と言うミスマッチな服装しそれが引き立つような同性から見ても綺麗な女性だ。
「アタイノ名ハリ・スーフェンデここのセラピストヲシテイルノ」
カタコト日本語だがこの程度なら早百合も聞き取れる程のイントーションだった。
「あの……その…」
「アナタハコノママダトコワレテシマウカラ………勉強モダイジダケド、息抜キシナイト」
 早百合を立たせるスーフェンが指を鳴らすと先ほどの猫耳少女が来た。
「こっちですよ〜〜〜あっ私の事はミルクって呼んでください」
 ナースルックだが恐らくレオタードにミニスカタイプの物を着ているのだろう。廊下を歩き部屋に入ると猫耳の看護士コスプレをした少女でミルクが早百合が持っていた鞄を丁寧に置きそして衣服を脱がせ始めた。
「まずはお風呂に入りましょ」
 あっという間に裸にされお風呂に入る早百合……だが彼女はリラックスし始めていて戸惑った顔から段々と柔和な顔へと変化していた。ミルクはミニスカ部分を取って早百合の体を丁寧に洗っているのだが手に石鹸を塗しまるで愛撫するかのようにし秘所は舌で激しく焦らしオナニー経験がない早百合にとっては戸惑うばっかしだった。
 風呂から上がるとベットにレオタードとカチューシャにストッキングがおいてあって早百合はそれを戸惑う事もなく装着した。
「早百合ちゃんは何になるのかな?」
 早百合は?となったが直ぐにその意味が判った。体が火照りドクドクと言う心拍音が響いていたが不安はなかった。急に頭の辺りがムズムズとすると少々脱色した髪を押しのけて耳が突き出てお尻辺りからも箒の様な尻尾が出てレオタードには白と黒かかった体毛が出現し手までそれが広がり顔が少々尖って髭が生えた。
「これが……私…」
「そうよ………貴方は幼い頃は北海道に住んでいた頃に可愛がっていた犬がいたけここに越してから会ってない寂しかったんでしょ……」
 スーフェンが言うと早百合は頷く。
「みんなに可愛がってもらいなさい………」
 ミルクは半犬少女となった早百合を案内するとそこには同年代の少年と大人が複数いて少年は何れも裸でしかも何らかの動物の外見を持っていた……。
「アニマルセラピーサロン”ロスト・パラダイス”へようこそ」
 早百合はニコッとすると近くにいた青年にキスをしてペ○スを弄り始めた。


 完

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