「あーあ、だから入るなっていったのに・・・」
爆乳というにふさわしい大きな胸をもったユウキがあきらめたようにうなだれた。
「いや、今までに聞いたことない声がしたから心配で入ってきたんだよ・・・」
イオリにも悪気がなかっただけにユウキも返す言葉がない。
「ていうか、なんでユウキも俺もこんな姿になっちまったんだ?」
「おそらく、このお香のせいだと思う」
ユウキは混乱している頭の中でどうにか整理をつけながらイオリに説明をした。
「お香でこんなになれるなら、世の中もっといろんなことがあっても不思議じゃないだろ!?」
イオリがまくしたてるようにユウキにせまった。
「僕だってわからないよ、いつもの店でお香を買ってそれを嗅ごうとしただけなんだから、お香は店長が新しく仕入れたものだから気になって使いたくなったんだよ」
「あの怪しい店長の仕業か、前々から怪しいとは思ってたけどこんなにしてくれるとはね!」
イオリは若干の怒りとあきらめを込めてそう言った。
「それよりなんか変な気持ちじゃないか?なんというか、こう、身体の奥底から力がムラムラ湧き出るというか、なんか・・・抑えられなくなりそうな気持なんだ・・・。はぁ、はぁ・・・」
ユウキは突然艶めかしい声を出したかと思うと、その大きな胸を自分でもみ始めた。
「な、なに馬鹿なことをやってるんだ!?」
自分の胸をもんでいる手を抑えようとイオリが手を伸ばすと、ユウキはその手を掴み自分の方へ引き寄せた。そのままユウキはイオリへ口づけをする。
「んんぅ!?」
突然の口付けに驚きあわてるイオリ、そのまま口の中にざらざらした舌を滑らせるユウキ、その姿はもはや男の面影はなく、まさに牝猫そのものだった。そのざらつきに戸惑っている間に、口の中の動きと部屋にこもっている熱にイオリの思考回路もショート寸前だった。
「やったなぁ、こうなったらユウキ、お前を徹底的に攻めて気持ち良くしてやるぜ・・・」
いつの間にかイオリも艶めかしい顔つきに変わっていた。
2匹がお互いの口を離すと、その間に唾液がつながってできた銀色に光る怪しげな橋をつくり互いは恍惚の表情になる。その橋が切れると、イオリはすぐさまユウキのワギナに舌を這った。
「ひゃん!」
ユウキは今までに出したことのないような声を挙げた。するとユウキのワギナから愛液が染み出してきた。イオリは愛液を自分の舌ですくいつつ腟の上にあるクリトリスを舌先で突く。
するとつついたタイミングに合わせユウキは身体をヒクヒクと震えさせ愛液も量を増してきた。しだいにイオリの舌だけではすくい切れず口の周りが愛液で濡れそぼっていた。一方のユウキはイオリが股間から送る刺激にもだえつつ、自分の豊満な乳房をもみしだき、自分の乳首をこねくり回す。
「んんぅ、ふうぅぅん!」
イオリの舌の動きに合わせて自分の爪で乳首をひっかくと今までに感じたことない刺激が電流のように背筋から全身に走り始めての絶頂を迎える。
「ふにやゃああぁぁぁ・・・!」
愛液の量は今までのより多く、イオリの顔をびしょびしょにするには十分だった。
「おいおい、1人でイっちまったのかよ?もっと楽しませてくれよな?」
イオリは、びしょびしょに濡れた顔をユウキに近づけると再び口づけを交わした。ユウキの口元もイオリと同様に自分の愛液で湿っていく。ユウキはイオリとの間で押し付けられている胸からの快楽を感じながら、うつろな目をしたまま口づけを交わしイオリが送り出す快楽を享受し続けた。
イオリは口づけしながらユウキの豊満な胸をもみしだき、乱暴に弄んだ。
「ほら、起きろよ。こうすると気持ちいいだろ?」
イオリの手により、ユウキの胸は様々な姿へと変わっていく。イオリは自分の爪でユウキの乳首を軽くひっかき、つまんでいじりだした。しばらくすると、ユウキの胸から生温かい白い液体が染み出してきた。イオリは乳首に顔を近づけそこから染み出す液体をやさしく吸い上げた。
「ふにゅううぅぅぅん!?」
ユウキはいままでに出したことのないような声を挙げた。イオリはそのざらついた舌でユウキの乳首へ絶えず刺激を送り続ける。刺激に呼応するかのようにユウキの乳首から生温かい母乳があふれ出す。イオリはユウキのもう一方の乳を搾りあげるように鷲掴みにすると、ユウキの乳首から勢いよく母乳が吹き出した。
「あ、あぁ、もう、やめ、ふううぅぅぅん……」
「ユウキばっかり気持ちよくても面白くないなぁ。こうなったらこうしてみるか」
イオリは朦朧としているユウキから一度離れると、ユウキの左脚の下に自分の右脚を通し、自分の左脚をユウキの右足の上へとまたがせた。イオリはユウキを抱き寄せるとそのままユウキを床へ倒した。イオリは両手を後へつき身体を少し後方へ倒すと、イオリはユウキの股間に自分の股間を近づけ互いの秘部を擦り合わせ始めた。
「ふああぁぁ、なひ、何これええぇぇ、気持ちいいよおぉぉ……」
「はぁ、はぁ、はぁ、こ、これで私も気持ち良くなれるわね…!」
ユウキの十分に湿ったワギナとイオリの鮮やかなピンクをしたワギナが擦れ合い水音が辺りに響いていた。クチュクチュというやさしい音は、やがて激しさを増し濁音が混じるほどの情熱を見せ始めた。イオリが激しく腰を動かすたびに、水音は辺りに大きく響き、ユウキのたわわに実った乳房が激しく揺れ、イオリも自分の乳首に吸いつき、絶頂をこらえていた。
「あん、あぁぁ、ひゅあうぅぅん!」
「んんっ、んんっ、んんんんぅ!」
「や、ああぁぁ、なんか、なんか身体の、奥から、こみ上げて…はぁはぁ、来るよおおぉぉぉ!」
「あはぁ、はぁ、私も、もうイキそうなの……。ユウキ、一緒に、一緒にイこう。一緒にぃ!!」
さらにイオリの腰振りの早さが増し、互いの身体がぶつかり、お香の香りと、互いの汗のにおい、そして2人から発せられる熱気で部屋の淫靡さはいまだかつてないものとなった。
その淫靡さが部屋を十分に満たしたときに、2人はその時を迎えた。
「あぁ、あああぁ、い、いく、イクイクイクイクイクウウゥゥゥゥ!!!」
「あん、はん、はぁあん、あああぁああぁぁああああぁぁん!!!」
2人は未だかつて出したことのない声を挙げながら、互いの秘部から愛液を吹き出し、互いの乳首から母乳を吹き出し頂点へと達した。
その後に部屋に残されていたものは、2匹の荒い吐息を吐きながら横たえている猫人と、2匹の愛し合った結果生まれた愛液のみずたまりと熱気、ユウキが買って開けたままの甘ったるいお香の香りだった。
後日、野良猫の交尾がうるさくてたまらないと、ユウキたちが住むアパートの他の住人から苦情がでたことはまた別の話である。